あの東日本大震災の日からもう一年が経ってしまいました。
わたし自身は東京港晴海埠頭で船内公開中の「いしかり」のロビーにいたため、さほど大きな揺れは感じませんでしたが、窓から見たごみ焼却施設の煙突がグラグラ揺れているのに驚いたことを昨日のことのように覚えています。
絵はかつて釜石湾の遊覧クルーズで活躍していた「はまゆり」(120トン、1997年建造)・・・ラウンジ風の豪華な内装を持つ、おしゃれな小型客船でした。
一年前のあの時、大槌町の造船所に入渠中に津波に襲われて漂流し、400メートル内陸の民宿の屋根に乗っかったまま止まっていたあの船です。
町では震災を忘れないためのモニュメントとして民宿とともに残しておこうという話もあったようですが、結局屋根から降ろされて残念ながら解体されてしまいました。
被災地である地元の方々の「見るたびにあの時のことを思い出して辛い・・・」という気持ちは十分に理解できます。
わたしとしては画像で見る限り損傷もそれほど大きくなかったようなので、海に戻して修理し、震災復興のシンボルとしてこの絵のように元気に東北の海を走り回ってもらいたかったのですが、財政的にも厳しい被災地ではそんな余裕はなかったようです。
被災地の皆様にはまだまだ大変な道のりが待っていることと思いますが、なんとかそれを乗り越えて行ってもらいたいと心から願っています。
内緒さん、ご質問でしたらゲストブックのほうで受付させていただきます。Yahoo!にログインしていれば書き込めると思いますのでどうぞご利用ください。
コメントを投稿する
コメントを書く