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映画、伊豆の踊子の「藤丸」

先日、オーストラリアはシドニー在住のジェームスさんから「You tubeの映画「伊豆の踊子」の映像に東海汽船の古い客船がはっきり写っているよ!」というメールをいただきました。

さっそく見てみると1974年の山口百恵主演の同名映画でラストの学生さんが船に乗って踊子が見送る下田港のシーンに往年の大島航路の客船「藤丸」(1117トン、1948年建造)の美しい姿がかなり長いカットではっきりと映っていました。

いや〜こんな映像、全然知りませんでした。かつての小型客船28隻組の一隻、もと瀬戸内海航路の「淡路丸」です。

やっぱりきれいなスタイルの船ですね〜、あ、もちろん百恵ちゃんもきれいですが・・・(ってついでみたいに言うな〜!)

それにしても赤道隔てて地球の反対側でも日本の昔の名作映画の画像が見られるのですね。当たり前とは言えつくづくネットってすごいなって感心してしまいました。

この原作の時代背景は1920年代なので、もちろんこの船はまだ建造されていなかったのですが、現代から見れば1920年も48年もどちらも遥か昔の話ですからまるで違和感はありません。

さて、この川端康成原作の「伊豆の踊子」は名作と言われるだけあって調べてみるともう6度も映画化され、やはり6回もテレビドラマ化されているようです。

興味を持ってさっそくYou tubeで他の画像を探してみると、ありました、ありました。

1963年の吉永小百合主演の映画にはやはり東海汽船の下田〜大島航路の「すみれ丸」(160トン、1936年建造)が使われています。

そして1992年の小田 茜主演のTVドラマではなんと初代「ははじま丸」(302トン、1979年建造)がほんの少し使われていました。

これはいくらなんでも無理があるだろう・・・って思いそうですが、船型が昔っぽいせいかやはり意外と違和感なく見られました。

この船、名前のとおり小笠原諸島の父島〜母島航路に就航していた船なのでおそらく本土でのドック明けの時に撮影されたのでしょうね。

そうすると撮影は西伊豆の安良里かな?

う〜ん、もし今、「伊豆の踊子」をリメイクするとしたらロケに使う船は何がいいんだろう?

「ロイヤルウイング」?・・・いやいやちょっと大きすぎるのでやっぱり下田〜伊豆諸島航路の「あぜりあ丸」(480トン、1988年建造)あたりかな?

船体と煙突を黒く塗れば十分雰囲気は出るかも・・・

ジェームスさん、ありがとうございました。

yu

映画の中の客船やフェリーなど確かにちらりと映ることがありますよね(^_^) もろそのロケに使われてるチャーターならはっきりエンドロールにも出ますが 景色の中で発見した船は自力で悩んで考えないとならないので 面白いような気もしますね(^_^)私はなかなか航路や地域 時代などから推測する知識が乏しくてわかりませんが^^;

yuさん、たしかに映画やドラマのなかに出てくる船がなにかあてるのはとても面白いです。
わかった瞬間、この時代にこの船は無いよなぁ…とかこの物語設定でこの船は無いよなぁ…とかツッコミを入れたくなることはよくありますが…(笑)

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