ソマリアの海賊を描いた映画「キャプテン・フィリップス」の記事をアップしたところ、さっそくシドニーのジェームスさんが昨年乗船したシーボーン・クルーズの新造船「シーボーン・クエスト」(32346トン、2011年建造)のソマリア沖での海賊対策の様子を撮影した画像を送ってきてくれました。
オマーンの首都マスカットからソマリア沖のアデン湾と紅海を経由してエジプトのサファガまで一番下層デッキを全周にわたってこうして鉄条網を張り巡らせていました。
なるほどね〜
「マースク・アラバマ」のホースによる放水より効果はありそう…かな?
アデン湾を航海中の様子…これでは梯子は掛けにくいでしょう。
さらには後部デッキからの進入を防ぐために夜間は船尾に大きなライトを煌々と点けて目眩ましの役目をしていたそうです。
またマスカットからはイギリスの武装した4名の軍人が乗り込んで船のセキュリティガードとともにデッキで24時間の警備をしていたとのこと…
いや〜ここまで徹底しないと海賊は防げないんですかね〜
随走していたオマーン海軍の軍艦
こちらも同様…このほかにも米軍の護衛艦が後方で支援してくれたそうです。
ジェームスさん、緊迫感あふれる画像をありがとうございました。
PUNIPさま
こんばんわ。
本当に緊迫感あふれる画像ですね。
鉄条網に護衛の兵士、さらに護衛艦の随走。
物々しいですが、身を守るためには最大限の装備をしなければなりませんね。
船尾から大きなサーチライトを点けていたということですが、4月に来航した『セレブリティ・ミレニアム』のテールライトは、もしかしたらこういうときのための装備ではないかと、ちょっと思いました。
映画『キャプテン・フィリップス』を紹介するウェブサイトに、現地の海賊の現状を紹介するドキュメント映像がありましたが、映画の公開を含めて、いろんな角度からこの問題を見つめるいい機会かもしれません。
映画、早く観に行かないといけませんね。
日本の船もこの海域を往来し、自衛隊の護衛艦も任務に就いていることを忘れてはいけませんね。
興味深い記事を見せていただき、ありがとうございました。
では、失礼します。
ものものしい様子ですね(>_<)
クルーズ客船にこのような状態は悲しいですね
ぞくにいう ばら線というやつですかね 子供の頃は立ち入り禁止の高圧鉄塔や屋上出入り口や 線路と道路の境目などによくみましたよね 目的が全然違うのですが^^;
なまなましい画像ですが、
身を守るための策ですねえ☆
鉄軌星斗さん、たしかに「セレブリティ・ミレニアム」のあのライトは気になっていたのですが、海賊対策用かもしれませんね。
でもはやく世界中どこでもこんな装備がいらないような時代になってもらいたいものです。
yuさん、わたしはこうしたコイル状になった鉄条網を見ると戦争映画によく出てくる捕虜収容所を連想して悲しくなります。
華々しいクルーズ客船にはまるで似合わない光景ですね。
Sioncafeさん、襲う海賊側にしても飢えや貧困、内戦といった切羽詰まった事情はあるようですが、ちょっと辛い画像ですよね。
情報ありがとうございます。確かにこれは凄い対策ですね。でも、こんなことまでしてこのあたりをクルーズ?と思うと、日本船とは思想が違い過ぎるような、、、、
エルク・ドメルさん、乗客の方たちもけっこうスリルを味わって楽しんでいるのかも知れませんよ(笑)
PUNIP CRUISES様
こんばんは。凄い御写真ですね。。。シーボーンが海賊にseajackされたと言うのは、乗船したての研修で聞きました。今、こんな風に対策してるのですね。。。
ま、ソマリアの海賊だけでなく、中南米も上陸するとかなり危ないです。某中米の国は、危な過ぎて常に半日しか滞在しなかったり、今回、正に、日本人ご夫婦が襲われた国のその町に寄港した時は、私は幸いにも政府派遣だったため、大統領がご自分の護衛の兵士を私たちの元に派遣して下さり、どこへ行くのにもマシンガンを抱えた兵士が後ろに控えてました。お陰様で無事でした。
多分、ペットボトルを買いに行くのに、兵士付きでスーパーに行くことは、もう私の人生には、要らないわ。。と思います。
日本に生まれ、育ったことを、本当に皆さんに、幸運だと思って欲しいと、感じた旅でした。
mariaさん、そんな事があったのですか…それはある意味で貴重な体験ですね。
何はともあれご無事でよかったです。
本当に日本って平和な国なのだと思います。
もちろんそれに甘んじていてはいけないのですが…
Mariaさん、そうなんです、僕の乗ったQuestでは実際に襲われたSpiritの写真をスクリーンで見せて海賊の話と言うレクチャーもありました。実際に砲弾が船側を突き抜けてレストランに着弾した生々しい写真を見せてくれました。
ただ、運良く信管が不具合を起こし爆発はしなかったということでした。
イギリスからの軍人が客船に軍服で乗船し、小型機銃を腰につるして、24時間誰の目にもはっきり見える形で船上から外を監視しているのは、やはり異様な雰囲気でした。船員も10名位が24時間甲板に立って監視しブリッジでもオフィサーが双眼鏡で一日中見張りをしてました。ジェームス
ジェームスさん、そんなすごい写真を見せられるとクルーズを楽しみに来たのか、恐怖を味わいに来たのかわからなくなってしまいますね(笑)
運航する側もきっと必死で、万一の時に乗客の方たちがパニックにならないようにあらかじめ予備知識を与えているのでしょうね。
ジェームス様
初めまして。Sydneyにお住まいでしょうか?宜しくお願いいたします。
そうですか〜お客様にもご説明したのですね。私の船の場合、乗船直後にSafetyの為の研修に出席する事が義務付けられています。火災、沈没、衝突等々散々見せられます。
しかも、私は、CanadaのHalifaxから乗船したので、とっても微妙な気持ちに成りました(HalifaxはTitanic事故現場から一番近い港でしたから、犠牲者の方々のお墓が有ります)
海賊の対策も有って、客船が大型化してるのかもしれません。
海賊は、実際問題として笑えないので、ワンピースと言う漫画も読む気に成れないマリアでした(笑)お客様が安心して、楽しめる船旅が世界中で出来る様に祈らざるを得ません。
因みに、ウチの船では、避難訓練はお客様と一緒にするものと乗組員だけでするものと少なくとも1クルーズに2回(1週間に2回のペースです)有り、出欠も厳しく、集合してから、質問に答えさせられたりします。Costa Cruiseが沈没した時に、2週間も訓練がなかったと聞いて吃驚しました。
特にSeabournやSilverseaなどの船では沢山のLecturerが乗船していてほぼ毎日いろいろな話が聞けます。
例えばスエズ運河の歴史、僕の乗った際はFalkland島の前総督が乗っていて島の歴史やイギリスとアルゼンチンとの戦争についてなど聞きました。
海賊の件はラウンジでこの海域の安全はどう守っていくか、安全は保障するからという船長からの強い言葉で船客を安心させてくれました。
しかし、現実にも眼を向けて自社の船が実際に襲われた時の話も写真を用意して全部見せてくれました。
船客は恐怖を感じている人は誰もいなかったと思います。しかし、英国軍人の小銃の常時携帯は映画ですね。
彼らはうちらがぐっすり眠っている間に紅海のどこかで英軍艦が横付けされ下船して行ったと後で知らされました。これは次の寄港地がエジプトなので英軍人がエジプトで下船できないからとのことでした。ジェームス
ジェームス様
って言うか、PUNIP CRUISES様、お邪魔してすみません
そうですね〜私も1クルーズに付き、4回講義してましたから懐かしいです。
小銃携帯は生々しいですね〜私なんて、迷彩服着たマッチョな兵士さんが、マシンガンを抱えて、弾薬を襷がけにしてお買い物の御伴ですからそんな事して滞在した街で、一般には200円のTaxi代を2000円とリムジンに言われて断って、流しのTaxiに乗って、新婚旅行で殺害されたなんて、本当にやるせない気持ちに成りました。
日本は平和でイイです。この平和な国を築いてくれた御先祖様たちに感謝です!私は、横浜開港を主張してくれた先祖にも感謝してます
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