今回の北海道旅行でわたしが一番楽しみにしていたのは、新日本海フェリー乗船でも、「ダイヤモンド・プリンセス」の追っかけでも、積丹のウニ丼でもなく、実は函館港の保存青函連絡船「摩周丸」をこの目で見ることでした。
最後の国鉄の青函連絡船である「津軽丸」クラスはわたしの好きな客船&フェリーの中でも最も好きな船の一つ…
東京港の「羊蹄丸」が解体されてしまって、ぽっかりと開いてしまったわたしの心の穴を埋めたくて、この港にやってきました。
今回の記事は、四日目の船内見学の時の画像を中心に、函館滞在中に撮りまくった彼女の様々な姿をお届けしします。
まだまだ撮り足りなかったですけどね(笑)
まずは「摩周丸」北側の埠頭から
朝もやの中に彼女は凛として佇んでいました。
函館港クルーズ「ブルームーン」のデッキから
同じく右舷側
ブリッジ真下のデッキは就航当時は乗組員区画で、船首に向かって開けられた窓はもっとずっと小さなものでした。
現在は喫茶室のようになっていますからおそらく保存展示する際に眺望をよくするために改造したものなのでしょう
出来るだけオリジナルを保っていてもらいたかっただけに本当に残念です。
船内も公開しているので乗船してみました。
かつて貨車を引き入れていた架道橋は残っているものの、そこに至るレールが全くないのが残念
その点、青森港の「八甲田丸」はきちんと残されたレールが船内まで続き、実際に国鉄時代の車両の入った車両甲板まで見学できるようです。
入船料は大人500円
イルカのシンボルマーク
東京港で「羊蹄丸」のそれを最後に見てから2年ちょっとしか経っていないのになんだかすごく懐かしく感じられました。
デッキから見る函館の街は、かつてこの青函連絡船で北の大地に夢を見てやってきた人たちが見た風景とどのくらい変わってしまったのでしょうか?
客室はある程度、保存され公開されていました。
かつて、この青函連絡船でも行われていた毛布を使った芸術作品「飾り毛布」
「花毛布」とも呼ばれ、現在でもクルーズ客船の「にっぽん丸」や伊豆諸島航路の「フェリーあぜりあ」などで見ることが出来ます(ただし上級船室のみ)
後部甲板の乗用車用スペースはそのまま、残っていました。
出来れば駐車スペースに就航当時の乗用車をさりげなく駐めておいてもらえる良かったのですが、潮風の吹きっさらしのこの場所では錆びだらけになってしまって数年と持たないのでしょうね。
あ、フェンダーミラーの黒いクラウンなんか置いたらいいかもwwww
現役当時は出入りできなかった上甲板
船尾から、ブリッジ方向をみたところ
逆にブリッジから船尾、函館駅方向をみたところ
ブリッジの様子は「羊蹄丸」とほとんど変わりがありませんが、保存状態は心なしかいいような気がしました。
斜め前方に見えるのは函館どつく
一方、さりげなく右舷灯が飾ってあるブリッジ左舷のはるか向こうに港町ふ頭に停泊する「ダイヤモンド・プリンセス」の姿が見えます。
場所を変えて、函館山の頂の風致地区の観光スポット、聖ハリストス正教会あたりから見た「摩周丸」
こちらもやはり観光スポット、旧函館区公会堂の玄関からみたところ
画面左の白い塔は今回、行くのを断念した五稜郭タワー
このあたりは先日ご紹介した有名な八幡坂を含めて、坂の途中の様々な場所から彼女を眺めることが出来ます。
函館の港にはガス灯風の街灯がよく似合いますね。
函館港の一番奥まったあたりから
折からの西陽が当たって輝いていました。
それにしても彼女は本当にフォトジェニックな船ですね♪
函館山をバックにしたいかにも函館らしい風景
やがて夕暮れ
ホテルの窓から見た夜の「摩周丸」
函館市街の裏夜景を見に行く前にどうしても夜景を撮りたくて出かけました。
横着してクルマの窓を閉めたままで撮ったので後部煙突のうえあたりにスマホが映り込んでしまいました(;゚Д゚)
またいつか…もう一度、この素晴らしい景色を見たいものです。
北海道 船三昧?ツアーはまだまだ四日目、次回は大沼公園から苫小牧東港フェリーターミナルへと続きます。
コメントを投稿する
コメントを書く