晴海ふ頭に停泊中のプリンセスクルーズの「シー・プリンセス」を海上から見た後、来日中のシドニーのジェームスさんと合流して、船仲間二人が徳島に向かうために乗船するオーシャン東九フェリーの「フェリーびざん」の出港を見送るために有明の東京港フェリーターミナルに向かいました。
十数年前の開業当時は近海郵船フェリーの「サブリナ」「ブルーゼファー」による釧路航路、ブルーハイウェイライン(今の商船三井フェリー)のさんふらわあシリーズによる苫小牧航路と那智勝浦〜高知航路と4つの航路で7~8隻のフェリーが就航していたのですが、いまはオーシャン東九フェリーの東京〜徳島〜新門司航路4隻だけの利用となってしまいました。
閉め切って看板も外されたチケットカウンターが哀愁を誘います。
柱には徳島、北九州と並んで、もはや就航していない苫小牧の文字が…
震災直後の一時期、商船三井フェリーがこのバースを使っていたからなのかな?
でもたしかあの時は旅客扱いはしていなかったはず…謎の文字であります。
3階の待合ロビーの奥にはかつて存在していたらしいカフェレストランのような廃墟(?)がありました。
そのロビーから眺めた1月にデビューしたばかりの新造フェリー「フェリーびざん」
4隻走っていたフリートの中で一番古株の「おーしゃんいーすと」をリプレイスした船で、今後秋までにすべてが新造船に生まれ変わります。
ちなみに第二船「フェリーしまんと」は五月、第三船「フェリーどうご」は六月、第四船(船名不明)は九月の就航予定のようです。
お見送りをするべくボーディングブリッジの真下にやってきました。
それにしても夜のフェリーターミナルの眺めってどこもほとんど一緒ですねw
ご覧のとおり、このフェリー会社はどうやら乗客の転落事故に関しては非常にナーバスなようで、今までの船では夜間デッキ立ち入り禁止。
この新造船ではなんとデッキがこんな檻のようなフェンスで囲われてしまいました。
乗船した船仲間が写っていますが、彼らはほとんど動物扱い
これではデッキで風にあたって景色を眺める船旅の楽しさは半減ですね。
いよいよ19:30の出港の時刻が近づきました。
デッキのフェンスには文句を言いましたが、わたしはこの船の船首のアンカーの形が大好き
最近はアンカーむき出しは当たり前、デメキンのように船体からアンカーが出っ張っている船も多い中では珍しい外国のクルーズ客船のようなお洒落な完全格納式
かっこいいですね〜
びざん りがん
向きを変えて
東京ゲートブリッジに向かって出港していきました。
いってらっしゃ〜い
この出港を一緒に見送っていたジェームスさんはこの二日後に「おがさわら丸」で父島に旅立っていきました。
みんないいなぁ〜
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