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保存帆船「明治丸」とソメイヨシノ

もう、ソメイヨシノも散ってしまってしばらくたった東京ですが、先日深川大横川のお花見和船クルーズに乗船した帰りに立ち寄った東京海洋大学越中島キャンパスの桜がきれいでしたのでアップします。

当然のことながらここの桜も見事でした。

もちろんわたしの目的は保存帆船「明治丸」

ただし、この船の周りはごらんのとおりそんなに桜は多くは植えられてはいません。

タンポポの咲く広い芝生が気持ちいいです。

大さん橋の絵画展に出展したこの船を描いた水彩画と同じような構図

正面から

順光の右舷前方から

MEIJI MARUの船名と…

ベンチレーターやマストの山吹色と桜色のコントラストが美しかったです。

明治丸のシンボルのアカンサスのモチーフの船首飾りとソメイヨシノ

ここからは別の日に撮ったものですが、昨年、大規模修繕工事を終えてリニューアルされたこの「明治丸」の船内の様子もアップします。

チーク材が実に美しいデッキ

色合いや形状が「タイタニック」のホワイトスターラインを連想させる古式ゆかしいファンネル

明治天皇をはじめ、当時のお歴々が集ったサロン

船体中央から船尾を見たところ

ランプも美しく磨かれています。

エッチングガラス

大好きな丸窓の向こうに隅田川にかかる相生橋

船内に飾られていた明治8年の建造当時の「明治丸」

今とは違い、黒い船体に二本マスト

帆船というよりはレシプロ機関のエンジンが主動力で、帆はどちらかというと補助的なものだったようですね。

おまけ画像

この大学の構内の一角にまるでジブリのアニメに出てきそうな、なんとも言えないかたちの乗り物が打ち捨てられるように置かれていました。

説明書きを見てみるとどうやら1966年建造の第一中央汽船の鉱石専用船「おうすとらりあ丸」に搭載されていた試作品の全天候型救命艇だそうです。

今でこそ当たり前で映画「キャプテン・フィリップス」にも出てくる、この形の救命ボート(調べたら「全閉囲型救命艇」というらしい)ですが、50年も昔に開発されていて、しかも基本的なスタイルは今とほとんど変わらないというのには驚きですね。

FRPじゃなくて鉄(?)で出来てるっぽいのがご愛敬

まさかこの当時は船から急角度で落っことして使ってたわけではないですよね(笑)

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