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伊豆半島〜初島航路 航海記 前編

伊豆半島〜初島航路 航海記 前編

2016年8月27日 23:36
punipcruises

mr. punipcruises

船舶専門の画家、イラストレーター。本格海洋画風作品から水彩画、コミカルなイラストまで画風にこだわりを持たない。船旅専門誌のイラスト記事、横浜港の広報誌の表紙、レストランクルーズ船のパンフレット、クルーズ客船のギフト商品パッケージイラスト等を制作。クルーズ客船のキャラクター「クルボン」の原作者 東京海洋大学やクルーズ客船船内で水彩画教室を開催、年に1回、横浜で個展を開催、2019年秋には神戸でも個展を開催した。 少年時代に伊豆大島に行って以来、船と船旅の虜となり、故柳原良平氏の著書を読み船の絵を描き始める。 初代さんふらわあや初代にっぽん丸にも乗船したが、その後二十数年のブランクを経て船旅と船の絵を再開した。 水に浮かぶ乗り物なら渡し船からカーフェリー、離島航路等なんでも乗るが、家庭の事情から長期の外航クルーズ客船にはなかなか乗れていない。 公式サイトはこちらからどうぞ www.punipcruises.com

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ある暑い夏休みの一日、伊豆半島の東の玄関口の熱海にやってきました。

この熱海は温泉地の港町として有名ですが、レース好きのわたしとしては、やはりモナコのモンテカルロに似た街並みが気になります。

ヨットハーバーの奥はまるでヌーベル・シケインからタバコ・コーナー(笑)

この港町から画像の「イルドバカンス プレミア」(271トン)に乗船して沖合に浮かぶ小さな離島の初島に向かいました。

この船は一昨年にこの初島航路を運航している富士急マリンリゾートが20年ぶりに新造した客船

もちろん、わたしは初乗船…っていうか初島自体が大学生のころに行って以来なので数十年ぶり

当時乗ったのが初代「イルドバカンス号」だったのか、「パイオニア号」だったのか、記憶が定かではありません。

船内は家族連れや若い方のグループでいっぱいでした。

高そうなモータークルーザーやヨットがならぶハーバーに水中観察遊覧船「サンレモ」が入港してきました。

この船は以前茨城の大洗港で「ダイビング パイレーツ」と言う船名で運航していたころに乗船したことがあります。

ちなみに現在の大洗港の遊覧船「パイレーツ」はかつての商船三井客船「にっぽん丸」のテンダーボートの「あさなぎ」です。

いよいよ出港、画面の右手上には謎のお城「熱海城」が見えます。

もちろん、この地に本物の城が築かれたことは歴史上全くありません。

出航してすぐ、大島から「セブンアイランド虹」がやってきました。

やっぱりジェット船は翼走しているがかっこいいですね〜

乗ると…まぁなんと言いますか…単なる幅広のローカル旅客機ですが(笑)

あっという間に入港していきました。

こちらは一路、初島に向かいます。

客室から操舵室が眺められるのも楽しいです。

そういえば昔、東海汽船も「かとれあ丸」とかはブリッジ裏の展望室から昼間はこうして操舵室が覗けたような記憶があります。

どんどん進みます。

船内の客室はこんな感じ(撮影は初島到着後のもの)

ごく一般的な遊覧船の客室と言った感じですが…

最下層のデッキに降りるとこんな絨毯敷きのお部屋

この船は遊覧船ではなくてれっきとした離島航路の客船なんですね〜

でもブルーを基調にして海底生物のレリーフが飾られた室内はなんとなくお洒落です(^O^)

熱海出航後、ほんの30分で初島に到着

この島は熱海の沖合10キロに浮かぶ周囲4キロの小さな島

湘南の観光地である江ノ島とほぼ同じぐらいの広さです。

ただし伊豆の島と言っても東京から東海汽船で行く伊豆諸島には全く属していません。

島の北側にある小さな漁港に到着

こんな島の生活物資を降ろす風景からも見た目とは裏腹にこの船が離島航路の貨客船であることがよくわかります。

船内側から撮るのを忘れましたが、画面右手にバリアフリーのエレベーターが見えます。

こんな300トン足らずの船にもエレベーターが設けられる時代になったのですね。

この港は岩場だらけのこの島で唯一の海水浴場を担っているようです。

いかにも日本の島の夏風景

近くで泳いでいる人がいるのにどんどん出港

なかなかかっこいいデザイン

でもこれまでのこの会社の船のトロピカルな花柄ペイントに較べるとはるかに地味なのは否めません。

どうせなら船名の似ている戦前のフランス客船「イル・ド・フランス」にあやかって白黒ツートーンの船体に赤い煙突にすればよかったのに(笑)

こうして「イルドバカンス プレミア」は熱海港に戻っていきました。

この初島で数時間プチリゾート気分を味わった後、もと来た熱海ではなく今度はちょっと古い僚船の「イルドバカンス3世号」に乗って熱海より少し南の温泉都市の伊東に向かうことにしました。

次回、初島航路航海記 後編に続きます。

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