かなり間が開いてしまいまして、いまさらと言う感じですが、伊豆半島〜初島航路 航海記 後編 からの続きです。
伊東港で「イルドバカンス三世号」を下船して、海沿いをトボトボ歩いてこんな海水浴場に到着しました。
下船したさん橋はちょうど画面右手の堤防のさらに向こうです。
ここで台風の影響で遅れに遅れたある巨大物体を待つことにしました。
やがて陽も落ちかけたころ、遥か水平線の向こうにうすぼんやりと見えてきた、待ち焦がれていた巨大物体
っといっても東京湾アクアラインを破壊した巨大生物の第一形態ではありませんよ(笑)
海水浴場の人々の数も陽が落ちるとともにどんどん増えていきます。
もうこの巨大物体が何であるか、このブログの読者ならお分かりですね。
ってか、この記事のタイトルにすでに書いてあるし(~_~;)
彼女はどんどんわたしのいる海水浴場にまっすぐに航行してきます。
このまま行ったらアメリカ映画 スピード2のラストの「シーボーン・レジェンド」みたいになっちゃうんじゃないかとちょっと心配(笑)
ま、それはそれでスクープ映像が撮れて面白いですが…
そんなアホな心配とちょっぴり期待もむなしく、「飛鳥Ⅱ」は沖合約一キロの地点で無事停止
静かな伊豆の漁港に5万トンの客船はさすがに存在感がありますね〜
ちいさな子供もおおきなふねを見て大喜び・・・かな?・・いや、全く船なんか見てない気がする
この入港風景を見ていた海水浴場の海の家のちょっとオネエっぽいお兄ちゃんが、彼女が台風で遅れていたことを知らなかったのか…
「よかった〜、今年も飛鳥Ⅱは来てくれたよ〜♡ 今年は来ないんじゃないかって心配してたんだ〜」
と興奮気味にうれしそうにしゃべっていたのが印象的でした。
断っておきますが、「飛鳥Ⅱ」はバナナボートではありません。
スマホで見た「飛鳥Ⅱ」の位置はこのあたり。
赤い矢印がわたしのいた海水浴場です。
台風さえ来なければわたしを乗せたルパン三世…じゃなかった「イルドバカンス三世号」は彼女の真横を通過して初島から伊東に入港する予定でした。
ま、でも台風で開催そして寄港すら危ぶまれていたのですから、こうして見ることが出来ただけでも良しとしましょう。
黄昏にきれいにライトアップ&イルミネーションされて輝きだしました。
日が暮れると海岸はさらに多くの見物客で埋め尽くされました。
カメラもスタンバイ
あ、わたしは相変わらずのコンデジです。
完全に闇に包まれた午後8時
いよいよ、伊東市の夏の夜を彩る、按針祭花火大会が始まりました。
「飛鳥Ⅱ」はこの花火を見るために横浜からここにやってきたのですね。
ご覧のとおり、実にいい位置に停泊しています。
夏のクルーズはこうした花火大会見物が人気があります。
この伊東は彼女一隻だけでしたが、海域の広い和歌山県の熊野花火大会には毎年、日本のクルーズ客船が集結するのが恒例で、今年はこの「飛鳥Ⅱ」のほかに「ぱしふぃっくびいなす」「にっぽん丸」そして「ダイヤモンド・プリンセス」の4隻がそろってそれは圧巻だったようです。
船が爆発しているようにも見えますね。
アイスクリームみたいな花火
この按針祭花火大会は会場の海域の5か所から打ち上げられるのでどっちを見ていいかキョロキョロしてしまいます。
でもなぜか「飛鳥Ⅱ」をバックにしてなかなか打ちあがらなかったのはちょっと残念残念
まるでライブコンサートみたいな花火
この後のフィナーレは海岸に面した5か所の打ち上げ場所から上空と海面に一斉に数百発の花火が打ちあがり、自分の視界は全てものすごい数の花火で覆いつくされました。
まるで夢を見ているような数分間
これまで見てきたなかで最も素晴らしい、感動的な花火大会でした。
「混雑」「行列」「渋滞」「人混み」と言う言葉が大の苦手なわたし、当初はいつもの通り花火大会のさわりの部分だけ帰るつもり(もともとの目的が花火ではなくて客船なので)だったのですが、最後まで見て本当に良かったです。
また行こうっと(笑)
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