富山 富岩運河クルーズ その1の続きです。
富岩運河環水公園の船着き場からアメリカ製のお洒落な電気推進船「もみじ」に乗船しました。
なんとなく某ネズミ−ランドのジャン〇ルクルーズを連想させますね〜
ここから出る遊覧クルーズは3種類ありますが、わたしが乗ったのはパナマ運河体験をできる中島閘門を往復するCコースでした。
このコースは一番距離は短いものの、閘門の水位の上下を実際に操作室の中に入って見学できるという船好きにとってもっとも興味ぶかいルートです。
いよいよ出発
前に見える緑色の船はソーラー船のsoraです。
船内では地元ボランティアのガイドさんが丁寧に解説してくれます。
定員13人乗りで船長さんとガイドさんが乗るので実際の乗客はたった11名
こういった小型観光船にしてはクルー/乗客比率の高い結構贅沢な船旅です。
環水公園を出るとすぐにfuganと反航しました。
今度来たときは絶対あの船に乗るぞ〜
「もみじ」はどんどん富山の市街地から運河を下って海に向かって進んでいきます。
護岸の両側はメタセコイアの並木
エンジン音のしない電動ボートならではの静かで快適なクルージングが楽しめます。
いよいよ水位差のある環水公園側の運河と海側の運河を隔てる中島閘門に入りました。
水位が下がって海に面した側のゲートが開いたところ
上の写真と全く同じ場所を写しているのですが、全然違う場所に見えますね。
わたしは以前にも東京にある扇橋閘門でパナマ運河体験をしたことがありますが、あちらはギロチン台方式(喩えが悪すぎ!)なのに対してこちらは本家(?)パナマ運河のガトゥン閘門と同じ、観音開き方式です。
一旦、運河の海側に出ます。
他のコースはこのまま運河を下って富山港まで行ってしまうのですが、このCコースは元の閘門に逆戻りです。
というわけで閘門内に入りました。
今度は海側から富山市内側のゲートを眺めます。
水位が上がって水がどんどんあふれてきました。
ゲートオープン
これでわたしの乗った船による水のエレベーター体験は終了
でもこれで終わりではありませんよ〜
閘門を出てすぐの船着き場に接岸して乗客は全員いったん下船
続いて富山市内方面からやってくるsoraを待ちます。
soraが閘門に入っていきました。
閘門の全体が判ると思います。
閘門の全長は86m、内部の長さ60m 幅は9m
パナマックスならぬナカジマックスサイズは最大8mと言ったところでしょうか?
もっとも現在はかつてのような商業船の通行は全くなく、こうした運河クルーズ船の通過のみになっています。
ここの景色はヨーロッパの片田舎のようでとっても素敵です。
ってヨーロッパ行ったことないけどね(-_-;)
左の建物が昭和初期に建てられた閘門のゲートの操作室ですね。
操作室の内部の見学
中央にドーンと置いてある黒光りする操作台は、かつてこの運河で水運栄し頃に使用していた年代物
なんと大理石で出来ているそうです。
もちろん今では役目を終えて、閘門の操作はその奥の灰色のコントロール盤で行っています。
環水公園からやってきたfugan(画面中央奥)と接岸している「もみじ」、そして閘門に入っているsoraのスリーショット
だいぶ閘室内の水位が下がっているのが判ると思います。
海側のゲートが開いてsoraが出ていきました。
自分たちの船でエレベーター体験をした後にこうして他の船が通過する様子を見られるというのは実に面白かったです。
遥か中米のパナマ運河まで行かなくてもこの北陸の地で十分に楽しめるんですね。
というわけで富山で一番楽しみにしていた富岩運河のパナマ運河体験クルーズは終了
このあとは環水公園に戻り、そこで合流した地元の船好き仲間のまゆきさんのクルマに乗せていただき、富山の隣の港湾都市、射水市にある保存帆船「海王丸」を見に行きました。
次回記事は伏木富山港の海王丸パークと越ノ潟フェリー乗船編です。
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