富山 富岩運河クルーズからの続きです。
楽しかった運河クルーズの「もみじ」を降りると地元の船好き仲間、まゆきさんと船着き場で合流
ネット上では長いお付き合いなのに実はお会いするのは今回が初めて
大は「ダイヤモンド プリンセス」から小は「浦賀渡船」までどんな船でも乗ってしまうというやはり船と船旅が大好きなすごくアクティブな方です。
そのまゆきさんの運転で隣の市の射水市にある富山新港の海王丸パークに連れて行っていただきました。
おお〜 ここがあの海王丸パークかぁ
広いぞ〜
ここのシンボルの保存帆船、初代「海王丸」(2238トン、1930年建造)
ほとんど同型の姉妹船「日本丸」は横浜でしょっちゅう見ているのですが、背景がビル群なのと大空なのとではまるでイメージが違いますね。
総帆展帆はさぞかしきれいだろうなぁ〜
もう一つのシンボル、新湊大橋
泊まっている小型客船は射水市を流れる日本のベニスと言われる(らしい)内川の橋巡りの観光船「万葉丸」
これにも乗ってみたかったのですが、スケジュールの関係で断念しました。
奥に停泊している海保の巡視船はPL04「やひこ」です。
わたしがこの初代「海王丸」を見るのは1989年に彼女が引退して以来ですから28年ぶりですね。
あの頃と変わらずに美しい姿です。
「海王丸」のすぐわきに帆船模型を集めた小さな博物館のようなのがありました。
船内も見学できるのですが、時間があまりなく、おそらく横浜の「日本丸」と大差ないだろうということでパス
「日本丸」と大きく違うのは、彼女はこのまま海に出ることが可能だということ
実際に数年前に修理でドック入りするためこの地をしばらく離れていたそうです。
ちなみに「日本丸」もその水路を塞いでいる国際橋などの橋をすべて撤去すれば海に乗り出すことは可能ではありますが、そのコストは莫大なため実質的には無理です。
「海王丸」に別れを告げて、ふたたびまゆきさんの運転で海王丸パークのすぐ近くの越ノ潟という万葉線の終着駅にやってきました。
ここから富山新港の反対側にわたる富山県営渡船、通称「越ノ潟フェリー」が発着しているのでそれに乗船する為です。
万葉線の列車がやってきました。
同じようなサイズの東京の世田谷線よりずっとお洒落でかっこいいですね。
船の乗り場の待合室
切符売り場はありません。
なぜならこの航路は一切、無料だからです。
これがその県営渡船「こしのかた」
無料の渡船というといつも大阪に行くと天保山の客船撮影でお世話になっている桜島渡船のような河川を横断する小さな船を想像するのですが、見ての通りの立派なサイズでちゃんとフェリーのかたちをしております。
こ、こんな船で堂々と薩摩の守が出来ちゃうのか〜!!!!
太っ腹すぎるぞ 富山県さん!
ちなみにここにはもう一隻赤い船体の「海竜」という渡船が就航していますがこの日はおりませんでした。
…というわけで遠慮なく無賃乗船させていただきま〜す
普通の小型フェリーと同様に船首のランプウェイから乗船
クルマはこの航路と並行して走っている新湊大橋を通行するため乗船できませんが、ランプの幅は昔の360ccの軽自動車なら楽に通れるぐらいの幅はあります。
上部デッキ
狭いけれどちゃんとした船室
さて出港
乗客は我々だけしかいませんでした。
越ノ潟発着場の全体
新湊大橋
その向こうが日本海
左が海王丸パークで、ほんのすこしだけ海王丸が写っています。
その「海王丸」を拡大
背景にうっすらと見える山並みは能登半島です
乗船時間はたったの5分
あっという間に富山新港の対岸の堀岡発着場に到着しました。
堀岡で下船せずにそのまま越ノ潟に折り返して富山新港の小さな船旅は終了
お世話になったまゆきさんに別れを告げて、この日の宿の氷見温泉に向かいました。
次回、金沢&能登半島の旅と小型クルーズ客船「カレドニアン スカイ」金沢入港見物編に続きます。
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