富山近郊を巡った北陸旅行の続きです。
その日は能登半島の富山側の入り口にある氷見温泉に宿泊しました。
翌朝、宿泊した宿から見た富山湾に昇る朝日
富山湾の絶景の地、雨晴海岸
そしていよいよ金沢にやってきました
金沢と言えばここ、兼六園
そして隣接する金沢城 白壁が実に美しいです。
天守閣がないのが却っていいのかもしれません。
桜の開花には一足早くまだ蕾の状態。
これで満開だったらどれだけよかったことでしょうか?
金沢21世紀美術館の有名な、服を着たまま濡れずに入れるプール
深さは3mぐらいありますが、面積は思ったより小さく、小型クルーズ客船のサブプールぐらいのサイズしかありません。
しかもこの日は美術館の展示物の入れ替え作業の関係でプールの中に入ることが出来ませんでした。
楽しみにしてたのに〜
なぜ着衣のままこんな深いプールに入れるのか?知りたい方は「金沢 美術館 プール」で検索してみてください。
格子造りのお茶屋さんが立ち並ぶひがし茶屋街
ここは昼間も訪れたのですが、観光客があまりに多すぎてまるで情緒がありません。
こうして夕暮れ時か早朝に行くのが正解のようです。
浅野川に架かる橋から見た主計町(かずえまち)の夕景
灯りが川面に写って本当にきれいでした。
翌朝はレンタカーを借りて、まず金沢港に入港する英国(船籍はバハマ)の小型クルーズ客船「カレドニアン スカイ」CALEDONIAN SKY(4290トン 1991年建造)を見に行きました。
かつてのノルウェーのルネッサンスクルーズの「ルネッサンスⅥ」という船で、同社の倒産後、十数隻の僚船とともに売りに出され、数々の船会社を転々として現在に至っています。
同型姉妹船は4隻あり、かつて「スピリット オブ オセアノス」という船がよく日本各地を訪れていましたが、このサイズのせいか波の荒い太平洋を走るのは嫌みたいで関東地方には全くやってきませんでした。
この船も同様で、今回の北陸旅行の目的のひとつは関東では見られないこの船を見ることでもありました。
日本に来る前にインドネシアのサンゴ礁で座礁しかけて、一時はどうなることかと思ったのですが、無事見ることが出来てよかったです。
全長91m 全幅15m かつての東海汽船の「かめりあ丸」より少し小さく、建造中の瀬戸内海クルーズ客船「ガンツウ」より少し大きいぐらい
ここのところ、横浜港や東京港で数万トンの客船ばかり見ていると本当に小さくて可愛らしいです。
このサイズなら日本中のいろいろな港に入港できますね。
通常クルーズ船が着岸する無量寺ふ頭は工事中のため、その隣の戸水ふ頭に着岸しました。
こうした外航クルーズ客船は小さいほうが高級という定石通り、シドニーのジェームスさんによると最低カテゴリーの丸窓のキャビンでも一日$1300もするとか…
そんな船で何週間も旅をするってどんだけお金持ちの乗客なんでしょうね〜
対岸から土手越しに一枚
金沢の街並みはあんなに素敵なのに、こと港に関しては美しさとは程遠い何の変哲もない港
古い港町というわけではないので仕方ないのでしょうが、ゆくゆくは金沢駅のようなお洒落なクルーズターミナルを建設してほしいですね。
さてそんな金沢港をあとにして、日本で唯一の普通のクルマで海岸を走れる なぎさドライブウエイを通って能登に向かいました。
気持ちい〜い
昔のパリダカールラリーのゴールの海岸みたい
もちろん行ったことはありませんが…
能登の風景と言えばやはりこの「軍艦島」と異名を持つ見附島
全長150m 確かに衝角を持った明治時代の軍艦に見えなくもないですね。
もっとも最近の船首のデザインは「おがさわら丸」や「らべんだあ」のような直角を通り越して、X-バウと呼ばれる喫水線に向かって逆に傾斜を持つこんな形になりつつあるようです。
遠望すると、う〜ん たしかにピースボートの新造船に似てなくもないかも(笑)
こちらも有名な白米千枚田
わたしが「日本で」こうした棚田を見るのは今回が初めて
「日本で」と言うのは若いころハマっていたインドネシアのバリ島でライステラス、つまり棚田を何度か見ているからです。
でもヤシの木の生い茂る南の島の水田とはかなりイメージは違いますね
ここもやっぱり時期が早すぎて、田んぼに水を張っていなかったのが残念
そんなこんなで二泊三日のとても充実した富山〜金沢〜能登の旅は終了しました。
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