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緊急リポート6:にっぽん丸グアムで難破

シリーズ  にっぽん丸グアムで難破

今日、代理店から送られた、商船三井客船からのお手紙が届きました。内容は以下のとおり。

----ココカラ----

「ニューイヤーグアム・サイパンクルーズ」ご乗船のお客様

拝啓 この度は「にっぽん丸」ご乗船いただきありがとうございました。グアム出港時に桟橋との接触によりクルーズが催行中止となりお客様には本来であれば船上で年末年始をお楽しみいただくところ、急遽空路にてご帰国いただくこととなりましたこと、誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます。また、直前での帰国便の案内や空港における不手際など、多大なるご迷惑と不快な思いをお掛けしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

弊社ではこのようなことを引き起こしたことにつきまして、皆様への補償の気持ちといたしまして「クルーズ代金の全額返金」を決定致しました。

現在グアム港にて米国沿岸警備隊(USCG)による調査が続いており、また今後日本国内でも当局の調査が予定されます。当社も全面的にこれらに協力して参ります。

最終的な原因の特定には当局による調査の終了を待つことになりますが、調査の過程で事故当日乗員による飲酒があったとの情報が伝えられております。
弊社は当直開始4時間前以降の飲酒を禁止しており、これに違反した場合は直ちに当直任務を解くことになっております。
本件の調査が判明するまでの間、指揮を執っていた船長は職務を停止しております。
まずは事実関係の解明に努め、さらに接触事故の全貌を明らかにした上で、再発防止に努めたいと考えます。敬具

----ココマデ----

商船三井客船からのお手紙には、これまでニュースリリースされたり、代理店から連絡があった内容以上のことはありませんでした。
手紙に、「直前での帰国便の案内や空港における不手際など」とありますが、にっぽん丸側で、帰国便予約の確認不足があり、これは、私たちも被害を受けました。

31日の夕方16時ごろだったでしょうか。船室のドアに挟まれた手紙で、クルーズ中止をはじめて知らされました。その後の説明会で、航空機で帰国することは決まったが、いつの便になるかは直前までわからず、ニューイヤークルーズの申し込み日の早い順に、1日の朝7時の便から割り当てられていくことが伝えられました。
私たちは、ディナーのあと、ドアに挟まれた手紙で、1日朝7時の便になったことを知りました。大慌てでパッキング、大みそかのゆく年くる年のイベントに参加、そのまま寝ずに、朝4時に船内ロビーに集合しました。空港までのバスがなかなか来ず、1時間近く、冷房のよく効かない蒸し暑いロビーで待つことになりました。
やっと空港に着くと、付き添いのにっぽん丸職員も混乱していて、チェックインするにもどこに並べばいいのか、指示が二転三転。あげくに、150人ほどいた乗客のうち、私たちを含め80人は、飛行機の予約が入っていなかったことが判明。
その後、にっぽん丸に帰るのにも時間がかかり、やっと船内に戻れたのは9時半すぎごろ。5時間以上を無駄にし、心も体もへとへとになりました。

写真は、1日のディナーに出たおせちです。食べずに帰国するのかと思っていましたが。

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