船旅に慣れている方達だろ。
自分の部屋が一目で分かるようにそれぞれのオリジナルのグッズが掲げられている。
「表札」の様なものだ。
部屋に戻ると「飛鳥デイリー」=「船内新聞」がドアの下の隙間から配達されている。
A4サイズの裏表にタイムスケジュールとその催し物の内容や予約の時間などが書かれている。
船内でアクティブを失った僕達は食事の前に始まる「Show」を観ることにした。
反円形のステージの上部にはいくつもの照明。
両サイドには60インチ程の液晶が英語の歌詞の内容などを訳して出て来る。
ちょうど歌舞伎劇場のその心遣いとその部分だけは似ている。
ソファー席、ボックス席。
人数は300人は入れるだろう広さのホールは船内という事を忘れさせる。
席の前にはドリンクを置ける程度のテーブルが用意されその上には有料である事がわかるMenuがパウチされている。
「Show」の内容を撮影したり録音したりする事はNGとの注意を受け開幕する。
ベルベットのその生地はいかにもそこが劇場である感じを醸し出している。
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