デッキ5はレセプションの有るフロアになる。
ここはピアノバーと呼ばれるお酒を嗜む場となっている。
ピアノの心地いい奏でが吹き抜けのデッキ6まで好奇心を誘わせる。
ビッシリとまでは言わないが幾人かの方々がゆっくりとした時間を味わっている。
船旅の良さはこの時間にあると行っても過言では無いだろう。
普段ならば費やすことのない時間。
奥さんだろう方と話すこともなく過ぎる時間。
友人同士なのだろ女性だけのテーブルもある。
居酒屋のような騒ぎ方はわきまえたドレスアップも見掛ける。
国籍は全て日本人だろう。
社交ダンスを模した金色のモニュメントの周りにもする事を失った人達が幾人か。
僕もそのうちの一人だ。
緩やかな螺旋状とまでは言わない大きな弧を途中で切ったようなになった階段を上がりデッキ6へ。
ここにはショップやらカジノ、シアター、数時間前に見たショー劇場がある。
当てを無くした僕は短い散策を終え部屋へ。
世界に誇る日本のブランドの針は未だこの時間を指している。
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