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船旅の真実 飛鳥Ⅱ編 14

シリーズ  2019 飛鳥Ⅱ

ここが船の中と一瞬忘れてしまいそうな雰囲気で大浴場から帰って来た家内の第一声は「ものすごく混んでた!」

ソラ見たことかと思いながら僕は1時間ほど後から行く事をあらためて思う。

お風呂の入り口には車椅子やらご年配の方の歩行を助けるための品が行儀良く停めてある。

60程のロッカーはあるが身体を洗う場所は比例していなくその三分の一にも満たないほど。

一人一人を仕切ってある細やかな心遣いもまた日本人好みだろうか。

25㌖ / 毎時13ノット程で航行していると数時間前に船内放送が掛かっていたように思う。

二つのジャグジーを挟んで大きな湯船。

計3つの湯船からなっている。

お風呂に浸かっていても湯船の端が上下10センチ前後の「波」?が起こるように揺れている。

この船に乗船した時から思っていた事だが「 揺れる 」この船は意外と揺れる。

廊下を歩いている時なんかはその揺れのために壁に手をつく時があるほど揺れている。

立っているのが苦痛なほどではないが体調の良くない人や敏感な方は「 船酔い 」をするかもしれない。

天候がそれほど悪いわけではないが揺れを楽しみながらの入浴は僕の思った通り11:30を過ぎた頃には3

〜4人程の人で「 揺れ 」以外のストレスを感じることもなくさっぱりする事はできた。

デッキから見える月は遠くではあるが雲の隙間から力強い灯を放っている。

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