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飛行機と船で19日間世界一周の旅②大西洋横断クルーズ・ロッテルダム号の船内・船外設備編

シリーズ  2017 HALロッテルダム 19日間世界一周の大西洋横断クルーズ

フォートローダーデールから憧れのロッテルダム号に乗船し、いよいよ大西洋横断クルーズの始まりです。
15日間の船旅をいかに過ごそうかと早速船内探検に出掛けましたが、容易には回り切れず、自由な時間はたっぷりあるので、15日間かけてじっくりと探検する事にしました。

<ロッテルダム号で航く大西洋横断クルーズの行程>
3月30日16時:フォートローダーデール出港
3月31日~4月7日終日航海
4月8日8時:ポルトガルのマディラ諸島フンシャル入港
4月8日17時:ポルトガルのマディラ諸島フンシャル出港
4月9日:終日航海
4月10日8時:スペインのカディス入港
4月10日18時:スペインのカディス出港
4月11日7時:スペインのマラガ入港
4月11日17時:スペインのマラガ出港
4月12日7時:スペインのカルタヘナ入港
4月12日13時30分:スペインのカルタヘナ出港
4月13日7時:スペインのバルセロナ入港


4階アトリウムに飾られているオランダのウイレム・アレキサンダー国王とマクシマ王妃の肖像写真。ホーランドアメリカライン(HAL)はオランダ王室とゆかりも深い事が窺われる。ロッテルダム号はまさに女王の名にふさわしいホーランドアメリカライン自慢のフラッグシップ。

3層吹き抜けのアトリウム。世界各国都市の時間が示されているが、残念なことに指針が正確に標示されていない。

右側は24時間対応のフロントオフィス

ロッテルダムが今迄に訪れた港から贈られた記念楯

日本の港では東京、大阪、長崎の記念楯を確認

5代目ロッテルダムのデッキプラン

1898年のHALポスター

140年以上にわたる航海での歴史が感じられる。

船首側の階段踊り場には写真やポスターが掲示されている。初代ロッテルダム1873年~1883年運航、全長81.8m、総トン数1694トン

2代目ロッテルダム1886年~1899年運航、全長122m、総トン数3329トン

3代目ロッテルダム1897年~1906年運航、全長147m、総トン数8187トン

4代目ロッテルダム1908年~1940年運航、全長203m、総トン数24148トン、速力16.5ノット

5代目ロッテルダム1959年~1997年運航、全長228m、総トン数38645トン、速力20.5ノット

現役の6代目ロッテルダム1997年から運行、全長237m、総トン数62000トン、速力22.5ノット乗客定員1,404人、クルー603人歴史と伝統を継承するHALの企業文化を感じる。

ロッテルダム船内で一番のお気に入りの場所はスポーツデッキ9階にあるCROW'S NEST(和訳すると 烏の溜まり場)室内では最高部の船首にあり、風に当たらずにゆったりと前方の景色が満喫できる。ソファに寝転ぶと下方の左右に延びる仕切り板が視界を遮り邪魔なのが不満。

フロントの前にはアメリカ、スペイン、オランダ、カナダ、オーストライア、ドイツの新聞が毎日設置され自由に持ち帰れる。残念ながらというか当然ながら日本の新聞はなく、クルーズ中は日本で今何が起こっているのか全く分かなかった。

長期クルーズが多いHALならではのエレベーター内の曜日を表示するフロアマット。乗船客はこのフロアマットを見て今日の曜日を認識。4月1日のエイプリルフールには でたらめの曜日のフロアマットが敷かれた。

配置転換中のクルーズだけに航海中、階段手摺りのニス塗り作業などの修繕作業が行われていた。1997年建造で就航後20年になるも整備が行き届いており、古さは感じられず重厚感が漂っていた。

当初は一人旅で計画し、料金の安い内側客室で検討したが、電灯を消すと真っ暗な内側客室で15日間過ごすのは辛いと思い、海側客室では料金が安い視界を遮る部屋で申し込む。(シングルユースは通常の200%料金)視界を遮る部屋というのは救命艇が窓の向う側に設置され視界が悪いが、設備的には一般的な海側客室と同じ設備で狙い目。

入室した時にはダブルベッドになっており、セパレートに変更を依頼。部屋の雰囲気がガラリと変わった。これから15日間お世話になるキャビン。

視界を遮る部屋の料金で申し込んだらワンランク上の舷窓の部屋にアップグレードされていた。舷窓は30㎝位の厚みで船体外側の厚みが想像できる。二つの丸い窓から眺める視界は遮る物はなくクラッシックで船らしい雰囲気を醸し出している。

バスタブを備えた海側客室通常このクラスの船だと部屋にはシャワーとトイレのみ。HALの船には内側客室にはないバスタブが標準装備されている。

キャビンの洗面所とトイレ

キャビンの入口側長旅でも収納できるスペースも十分で快適に過ごせる

朝夕2回室内清掃とベッドメーキング。夕方には毎日変わる動物のタオルアートが目を楽しませてくれた。

HALご自慢のMariner's Dreamベッド。精巧に織られたコットンリネンとソフトコットンの羽毛布団は寝心地も良くとても快適

4階メインダイニングのFONTAINE DINING ROOM受付前には5代目ロッテルダム模型が展示されており、優雅で格調高さを感じる。

有料のインターネット利用室衛星通信を利用のため利用料金は高め 100分55$、250分100$、500分175$、1000分250$

4階ダイニングへの通路にある17世紀の日本の装束として展示の甲冑、羽織、太刀アンティークな美術品や家具が飾られており美術館みたい。装飾のコンセプトは“東洋と西洋の交易”。装飾品はまるで美術館の中を歩いている気分を感じさせてくれる。

現在位置を示す掲示板。キャビンのテレビでも同様の表示が見られる。

The Art of Flower Arranging船内には豪華な生け花が飾られており、担当者による見学会が催された。

5階レストラン入口の花船内には造花は一切なく全て生花。船上で栽培しているのかと質問したら、全ての花はフォートローダーデールで積み込んだの事。

フロント前の花

ワイン売場のデスクの花

洗濯室 利用料金:洗濯機2$・乾燥機1$ 洗剤は配備

上級客室者用のNEPTUNE LOUNGEを見学

ここにも5代目ロッテルダム模型があり、高級な感じの専用ラウンジにはスイーツ類が用意されていた。

5階中央部にあるカジノルーム

ライブラリーとパソコンが用意されている EXPLORATION'S CAFE

1900年代のアムステルダムの風景絵「洋上の美術館」と称される由縁に頷ける

メインデッキ前方のエレーベーターホールに設置のフィンカンティリ造船所のシップヤードにあるフィギュアヘッドのコピー

2層式の劇場THE SHOWROOM AT SEA詰め込み式ではなくゆったりとした間隔の椅子で鑑賞しやすい

リドデッキ船首部分に配置のフィットネスセンターは大海原を眺めながら運動でき快適

船内の全ての共用トイレにはティッシュ(TRASH)とハンドタオルが常備され、いつも整理整頓され気持ち良い。今迄乗船した他社の船では手拭きティッシュだけでタオルが配置されていないのが殆どでティッシュが散らかっていたり洗面台が濡れていた。

乗船客が上がれる最上階デッキ前方に設置されているレーダー

乗船客が上がれる最上階デッキ前方部分に設置の1$硬貨入り銘板何のために設置されているか気になり、通りかかったアメリカ人に尋ねたら,1ドル硬貨はシルバー・ダラー、ゴールデン・ダラーと呼ばれており、多分「GOOD LUCK」の意味があるのではないかと教えてくれた。帰国してから調べてみたら昔ながらの伝統に則り、稀少なコインを船体に溶接して幸運を祈るものである事がわかり、船上での理解は正しかった。

DO NOT OPEN REPORT TO AUTHORITIESと記載されており航海記録器?

ファンネル近くに設置の衛星通信装置

ロッテルダムのHALならではのファンネル

1997年にイタリアのフィンカンティリ造船所で示す銘板。乗船した外国客船の殆どがフィンカンティリ造船所で造られており実力が計り知れる。

3階プロムナードデッキは1周460m(陸上競技場トラック400mより広い)3.5周で1マイルの表示板

チーク材のデッキにはロッテルダムと彫り込んだ素敵な椅子が各所に配置されていて格調高い。

リドデッキの屋根付きプール

こちらのプールで泳ぎ、ジャグジーで疲れを癒すのも日課

リドデッキ後方に設置されている水深の浅い変形プールデッキチェアに寝転んでいると船の揺れで水面が行き来して、浜辺の波のような音がして心地よい。ゆったりとした優雅な船内。我が家へ戻ったような居心地の良い空間で過ごし、歴史と伝統を継承したHALの洗練された船旅を満喫できました。

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