いよいよ最終寄港地の青森です。
津軽海峡フェリーなら函館~青森は3時間40分で着くのにノルウエイジャンジュエルは何と14時間かけて青森に着きました。
青森市内や奥入瀬、十和田湖方面には訪れた事があるので、弘前に足を伸ばして弘前観光をする事にしました。
青森を出港してから翌日は終日航海で三陸海岸や茨城県沖を南下。バンクーバーを出港してから20日目を迎え、横浜の大桟橋で無事に下船しました。
20日間にわたるクルーズは自然の美に触れ、美しい景色に感動した素晴らしい太平洋横断クルーズでした。
函館を出港してから青森に入港する迄の奇怪な航路函館港を出港してから東にゆっくりと進み、登別の南辺りで反転し、時間を潰しながら大間崎沖より南下し青森に着いたようです。
津軽海峡を行き交う津軽海峡フェリー
ブリッジで指揮をとる青森港のパイロット狭い港内で360度旋回しているので緊張感が漂っています。
青森港内に入ってから何と360度旋回。
青森港でも女子高校生が歓迎してくれました。
入港を歓迎するねぶた
青森駅で発車を待つリゾートしらかみ2号8時から下船開始でしたが、顔見知りになったクルーに頼み込み7時50分に降ろしてもらい青森駅へ突っ走りました。青森港新中央埠頭から青森駅までは1.5キロ位ありますが、日頃のジョギングの成果で8時10分発のリゾートしらかみに乗車できました。
リゾートしらかみ「くまげら」の4号車
リゾートしらかみは全車指定席普通車指定席とボックス席の指定席料金は同額(520円)
リゾートしらかみ「くまげら」の運転席
4号車普通車指定席の座席
私の指定席はこの個室になっていましたが、ここには座らずに先頭車両の展望席にずっと座っていました。
2号車ボックス席の通路
先頭車両の展望席から眺める前方風景真っ直ぐの線路と田園風景が美しい
弘前に近づき車窓から岩木山が見えてきました。
JR奥羽本線弘前駅
弘前駅前の観光案内所でレンタサイクル(500円)を借りて早速、弘前観光に出掛けました。
東内門
石垣の修復工事をしていました
赤い春陽橋と桜のトンネル弘前城公園の敷地は東京ドーム15個分の広さがあるとの事で自転車を借りて大正解でした。
盆栽の根上がり仕立てのように根がむき出しになったイチョウ推定樹齢300年以上
石垣修理のため本丸の内側に約70m移動した弘前城天守
弘前城から眺める岩木山。雲隠れで全形が見えず残念。
本丸にいたらノルウエイジャンジュエルのオプショナルツアーのご一行が見学にやって来ました。
入場無料でも館内説明も充実している弘前城情報館
桜が咲いている時は弘前城と岩木山と桜のコラボでこんなに素晴らしい景色
寺が集結している禅林街2代藩主が弘前城の南西(風水でいう裏鬼門の方角)の砦として1610年に津軽一円の主要寺院をこの地に集めた。曹洞宗三十三ヵ寺が連なりスギ林も見事。
禅林街の一番奥に建つ長勝寺
次は弘前駅から5km位離れた弘前市りんご公園へ自転車に乗って訪れました。岩木山の山頂部分は相変わらず雲隠れ。
りんご生産量日本一を誇る弘前。りんごが赤く生っており、売店でりんごを試食。
続いて藤田記念庭園を訪れました。藤田記念庭園は大正時代の弘前市出身・実業家藤田謙一氏の別邸洋館
高台部に建つ和館と洋館
水と緑あふれ見事な庭園
弘前では4時間程観光し帰路に。奥羽本線鶴ケ崎駅で停車中のクモハ701-9
青森駅に戻ってきました。
青森駅から青い海公園へ。青森港新中央埠頭で憩うノルウエイジャンジュエル
青函連絡船として活躍した八甲田丸現在はメモリアルシップとして青森の観光スポットに。
青い海公園から見るノルウエイジャンジュエル
俯瞰的にノルウエイジャンジュエルを見るために青森観光物産館アスパムの展望台(13階)に昇りました。13階くらいでは俯瞰的な写真は撮れません。
青森観光物産館アスパム13階展望台から眺める岩木山と八甲田丸
アスパム13階展望台から眺める八甲田山と青森市街
左は津軽半島、右は下北半島寄港地での天気は全て秋晴れの快晴。クルーズ中は天気にも恵まれて素晴らしい観光ができました。
青森観光物産館アスパムに展示の水滸伝行者武松このねぶたは今まさに襲いかかろうとする猛虎とこれと対峙し身構える行者武松の雄姿を再現したもの
青森観光物産館アスパムでは乗船客のもてなしとして津軽三味線の演奏をしていました。
2018年に青森港入港予定の客船ポスター
ノルウエイジャンジュエルの船尾
青森港新中央埠頭の公園から見るノルウエイジャンジュエル
青森ベイブリッジと岩木山
デッキから眺める八甲田山
夕焼けに染まる岩木山と青森の町を眺めながら出港
バンクーバーを出港してから20日目。ついに今日は下船しなくてはいけません。横浜ベイブリッジを間もなく潜り抜け。
横浜大桟橋に定刻の6時30分に着岸。20日間にわたる太平洋横断クルーズを無事に終える事ができました。早朝なので見物や出迎えの人はまばら。
あいにくの霧で みなとみらいは視界不良です
ノルウエイジャンジュエルと別れを惜しみながら象の鼻まで写真を撮りに行き、その後帰路に着きました。⑩編にわたる太平洋横断の旅行記をご覧いただきありがとうございました。⑪編では船内や船上生活について記述したいと思います。
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