名古屋港には当分は外国客船が入港しないので、鳥羽へダイヤモンドプリンセスに会いに行って来ました。
名古屋港以外の東海地方では外国客船撮影で四日市と蒲郡に訪れていますが、鳥羽にはまだ撮りに行ったことがなく今回が初めてです。
週間天気予報では1週間前の8月24日は曇りのち雨でしたが、当日は曇りのち晴れとなりラッキーでした。
午前6時過ぎに自宅を出発し、名古屋からは近鉄特急で鳥羽へ。鳥羽に着いた時には早くも外国人乗船客が鳥羽の町を颯爽と歩いていました。
ダイヤモンドプリンセスは鳥羽に午前7時入港なので、入港シーンはあきらめて鳥羽港沖で投錨している様子を撮ることにしましたが、撮り船と撮り鉄ができて一粒で二度おいしい日帰り旅でした。
近鉄の伊勢志摩PRの観光ポスター
このポスターに誘惑されて近鉄特急に乗って鳥羽へ!
入線して来た賢島行きの特急。旧塗装のままの近鉄特急は貴重!
インターネット予約でチケットレスの特急券
車掌さんが検札に来た時はこの画面を提示
名阪特急のように割引特典はなく、将来特急券を購入する時に使用できるポイントが10%還元されます。
今回は近鉄株主優待で送られてきた近鉄全線が乗車できる近鉄沿線招待乗車券を使用。
電鉄系の株は円高や米中貿易摩擦などの外部環境の影響が少なく、株主優待の全線乗車券などの楽しみもあり、自分的には優良銘柄です。
途中下車しなければ近鉄全線に乗車できるので、鳥羽駅では降りずに中之郷駅まで一駅乗車。
鳥羽駅から伊勢湾フェリー乗り場までは徒歩15分かかるのでたった1分で伊勢湾フェリー乗り場の最寄り駅・中之郷駅に着いて楽々。
伊勢湾フェリーの鳥羽⇔伊良湖の往復乗船券
通常は2,790円のところ伊良湖で降りずにそのまま乗り継ぐ条件で1,860円で往復できます。(この券を提示すると往路のみ特別室が無料で利用可能)
これから乗船する伊勢丸
<シップデータ>
・総トン数:2,333トン
・旅客定員:500人(特別室70人・普通客室370人・甲板60人)
・搭載台数:バスのみ 11台・乗用車のみ 43台・バイク 10台
・主機:1,499KW×2基(2,998KW)
3階Bデッキにある特別室
冷房の良く効いた特別室の一番前の席で答志島を背景にしたダイヤモンド・プリンセスを眺めます
伊勢丸は鳥羽港を出港
3階のデッキに出てダイヤモンド・プリンセスを眺めます。
鳥羽マリンターミナル⇒イルカ島⇒真珠島・水族館前を運航の遊覧船・龍宮城(旅客定員360人)
龍宮城の乗船客は目の前でこんなに大きなダイヤモンド・プリンセスを見て、きっとビックリ!
伊勢丸からダイヤモンド・プリンセス左舷後部より望む
続いてダイヤモンド・プリンセス右舷後部より望む
神島と伊良湖岬が見えてきました。
ダイヤモンドプリンセスは今朝、伊良湖岬と神島の間を抜けてからV字形に鋭角で曲がって鳥羽に入港してきたことが分かり、さぞかし操船は難しいに違いない。
潮風に吹かれて暫しのクルージングを満喫する乗船客
伊良湖岬と灯台
定刻通り10時25分、伊良湖港に到着
往復割引乗船券のため伊良湖港に着いても上陸できません。
伊良湖に上陸出来たら名物の大アサリを賞味するのだが残念。
伊良湖港に着いてから15分で鳥羽に向けて折り返し出港。
定期船だけに離岸作業も素早くて鮮やかです。
船内の売店では夏季限定のかき氷や赤福やエビ煎餅を売っていました。
2階Cデッキ・雑魚寝スタイルの一般席で暫く休憩
伊良湖⇒鳥羽の復路で再びダイヤモンド・プリンセスにご対面
船尾の母港名がHAMILTONからLONDONに上書きされていました。
知多丸とミキモト真珠島
定刻通り鳥羽に11時35分到着。伊勢湾フェリー乗り場で真っ先に降りてダイヤモンド・プリンセスを俯瞰的に撮ろうと鳥羽城跡に向かいました。
鳥羽城は九鬼嘉隆が文禄3年(1569)に築城した水軍の城で九鬼水軍の本拠地となっており、大手門が海側に突出して作られ全国でも珍しい形。
階段を上り、城山公園に着くと素晴らしい眺め!
ハートマークの中にダイヤモンド・プリンセス
船が大き過ぎてハートの中に入りきりません。
城山公園は標高40mの高台で鳥羽湾が一望でき、ダイヤモンド・プリンセスと近鉄特急・伊勢志摩ライナーが調和し素晴らしい景観です。
狙っていた近鉄特急とのツーショットが撮れ、伊勢湾フェリーを降りてから駆け足で登って来た甲斐がありました。
続いて 近鉄特急しまかぜ とダイヤモンド・プリンセスのランデブー
鳥羽1番街入口では乗船客へのおもてなしで何と 真宗高田派本山専修寺の和尚さんが抹茶の接待をしていました。(無料)
和尚さんがクルーズ乗船客におもてなしをしてくれるのは世界中でここだけ?
Japanese monks is coming to Toba 1banngai.と書かれていたのが印象的
和尚さんが写経や拓本の実演も
誰でも無料体験でき、外国人乗船客も興味津々で試していました。
お昼を過ぎたので鳥羽1番街で海鮮丼を食べました。
食べ終わってから写真を撮り忘れたことに気付き、店舗の写真をパチリ
ダイヤモンド・プリンセスは鳥羽沖に投錨し、乗船客はテンダーボートに乗って鳥羽に上陸します。
波止場には近鉄観光船と鳥羽市営定期船の乗り場があり、テンダーボート接岸もスムーズです。
テンダーボートが接岸した所にはマリンターミナルがあり、広々とした近代的な休憩スペースもあり好立地
マリンターミナル前でボランティアの学生さんがスマホのQRコードを読み取り、アンケートをとっていました。
QRコード活用のアンケート回答方式はスマホを持っている外国人乗船客なら回答しやすく斬新です。
アンケートに答えると伊勢志摩観光の絵葉書がもらえます。
鳥羽での寄港地観光の定番は伊勢神宮でしたが、最近の外国人乗船客は観光バスに乗って伊勢神宮に行かずに、気軽に鳥羽港界隈を散策する人が増えて来たようです。
マリンターミナル2階の休憩スペースで寛ぐ乗船客
帰りのテンダーボートに乗る乗船客は長蛇の列。待ち時間も少なく極めてスムーズに乗船。
4隻のテンダーボートがフル稼働で行き来して、2,300名の乗船客を無事運び終えてダイヤモンド・プリンセスに戻って行きました。
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