クルーズ4日目の朝起きると船は関門海峡に向かってゆっくりとした速度で北上していました。11階の展望デッキで関門海峡通過する様子を見守りました。複雑な潮流もありS字のような関門海峡はさぞかし操船は難しに違いない。
やがて北九州のひびきコンテナターミナルに入港。10時に到着して直ぐに下船し、無料のシャトルバスに乗って20km近く離れた小倉駅に向かいました。
乗船客の殆どの人は門司・下関観光や博多方面に観光に行くのに自分だけは日豊本線と平成筑豊鉄道に乗って令和の時代になって初めて出来た令和コスタ行橋駅を訪れる事にしました。
関門海峡入口では潜水艦が浮上して反航していきました。
パイロットボートが接近
関門海峡通過に備えてパイロットが乗り込みます。
関門橋が見えてきました。
関門橋の手前ではたくさんの船と反航
デッキで関門海峡通過の様子を気持ち良よさそうに見物する乗船客
間もなく関門橋(全長1,068m)を通過
下関の町が見えてきました
壇ノ浦の戦いで亡くなった安徳天皇を祀った赤間神宮の前を通過
下関港に接岸する「はまゆう」と海峡ゆめタワー
三菱下関で艤装中の阪九フェリーせっつの姿を目撃
左手に門司、右手に下関の町が見えます。
S 字のようになっている関門海峡を通過し、北九州市のひびきコンテナターミナルに定刻の10時少し前に着岸。
北九州シティバスが運行する無料シャトルバス
フロントガラスにはセレブリティ・ミレニアムのシャトルバスと日本語と英語の2枚で案内表示
ひびきコンテナターミナルは北九州市の市街地からは20km近く離れていて、無料シャトルバスに乗って小倉駅に向かいます。
シャトルバスの中から眺める若戸大橋
30分以上シャトルバスは走り小倉駅に到着。
小倉駅前の祇園太鼓の銅像は歩道橋の通路に移動されていました。
小倉駅から行橋駅まで乗車券460円+特急券300円
普通列車では平成筑豊鉄道の列車に乗り継ぎが上手くいかないので、特急ソニックに乗って行橋駅へ
ソニックの自由席車内
特急券300円でリッチな気分になります。
ソニックの運転席
平成筑豊鉄道の行橋駅ホーム
行橋駅で一旦改札口を出て平成筑豊鉄道の切符売場を探しましたが券売機はなく、JR駅員に尋ねたら車内で運転士から購入するように言われました。
400型ちくまる「なのはな号」
車両の外装は沿線に春を告げる「菜の花」をイメージした黄色をベースに豊かな自然を表す「水・緑・空」の3本ラインをリボンに見立て、車体を包んだシンプルなデザイン。
平成筑豊鉄道1日乗り放題のちくまるキップ(大人1,000円)
日付は運転士が手書きで記入
400型ちくまる「なのはな号」の車内
令和コスタ行橋駅に到着
香港から来たと言う三脚持参の女性鉄道マニアも訪れていてビックリ!
木をふんだんに生かした造りになっている令和コスタ行橋駅と看板
令和コスタ行橋駅の駅名表示
コスタクルーズのファンなら必見!
令和コスタ行橋駅の発車時刻表
令和コスタ行橋駅の駅名にコスタが入っている由来は『コスタ行橋』というショッピングセンターである事が判明
コスタ行橋の全景と駐車場
コスタ行橋の売上に貢献しようと昼食は「博多めんたい高菜弁当」を購入し、
真新しい駅舎のベンチで食べました。
令和コスタ行橋駅に停車中の行橋行きの400型なのはな号
400型なのはな号の車内と のどかな車窓風景
田川科学技術高校前 下伊田という長い駅名
機関区のある金田駅
金田駅で田川後藤寺に行く線と分岐しますが、時間がないので乗車するのは断念。
筑豊本線直方駅に停車中のBEC819系電車のDENCHA(近郊形交流用蓄電池駆動電車)
"D"UAL "EN"ERGY "CHA"RGE TRAINの頭文字をとり「DENCHA」の愛称。
交流電化区間では普通の電車のようにパンタグラフを上げて架線集電により走行し、非電化区間では車載した蓄電池からの電気により共に主電動機を制御・駆動して走行。
車端部の機器室と壁面に設置されている案内表示器(マルチサポートビジョン)
低屋根構造となっているDENCHAの車内
DENCHAの側面
機器室壁面に設置されている案内表示器(マルチサポートビジョン)には架線・蓄電池・主電動機等の間の電気の流れを表示
「架線からのエネルギーで走行中」と表示中
「ブレーキをかけている時はブレーキで発生したエネルギーを架線に返しています。」と表示中
韓国ハングル文字の表記も
「停車中は架線からエネルギーを充電しています」と表示中
JR筑豊本線の折尾-若松間は非電化区間なので蓄電池からの電気により走行。この区間も乗車して体験したかったのですが、時間がなく折尾駅で下車。
折尾駅は工事中のため鹿児島本線に乗り換えするのが分かりにくい構造でした。
折尾駅から鹿児島本線の普通列車(813系)に乗って小倉駅へ
JR九州は奇抜でカラフルな車両を各地で走らせており大好きです。
JR小倉駅に到着
高架は北九州モノレール
帰りもシャトルバスに乗ってひびきコンテナターミナルに戻って来て、北九州での寄港地観光を終えました。
ひびきコンテナターミナルに停泊中のセレブリティ・ミレニアム
次の寄港地が釜山のため出国審査が行われました。出港は午後10時のためか出国審査はパスポートのコピーを提出して、船に預けていたパスポートを船側から受け取るだけで終わり対面審査は行われませんでした。
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