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クルーズ船のマーケティング

シリーズ  All About Cruises

リピーターを増やせ!

乗船した翌日のドレスコードはフォーマルとあり、7泊8日のクルーズでの唯一のフォーマルデイであった。初めてSEABOURNを利用した人は5F のThe Clubに招待され、カクテルとカナッペが供されウェルカムイベントが開催された。

SEABOURNのファミリー感を演出するところが非常にアメリカ的で、キャプテンを筆頭に次なるクルーズへの誘いがあちこちに込められていた。ポナンではその辺りは温度差ありで、あからさまにはやらない。次に予約を入れるとこういう特典がある程度のインフォがペーパーであるくらいだったと思う。ましてやキャプテン自らがこうした営業活動を担うこととはしない。その辺りはカルチャーの違いからくるのだろう。

そういえばプリンセスクルーズでもしきりに次のクルーズへと宣伝をしていたことを思い出した。確かクルーズカードを見ればどのくらい利用しているのかが見える化していたと記憶している。

現状維持では維持できない

ポナンの受付は当初、フランスでし行われておらず、英語対応には大変時間がかかっていた。フランス語でメールすると即答対応なのに、英語は放置されることもあったくらいだが、オーストラリアにマーケティング拠点を置いてから対応が目を見張るほど早くなり、オーストラリアはもちろん、北米、南米の乗客を呼び込むのに成功している。

元々、フランス人のためのバカンス船というスタンスだったのだが、グローバルに展開しないと生き延びられない時代に突入したのは間違いなし。日本の飛鳥クルーズも、若い世代や外国人への誘致にもっと力を入れないとこの先、難しいのではないかと心配になる。

フランス同様、日本もマーケティングは得意とはいえない。そもそも、日本はDiversity & Inclusionが非常に進みにくい土壌にあり、クルーズ業界が少ないパイの奪い合いに突入しているというのに、受け身のままでいるように思えてならない。

FacebookのSEABOURNのコミュニティーグループやら、PonantのEnglish Speaking Groupにも所属している。自身の楽しい体験だけでなく、乗船前にポートやPCR等についての情報交換に至るまで様々な会話が交わされている。不特定多数が参加するSNSのネガティブ面についてはうまくコントロールがなされている。SNSの活用に関しても、日本と海外クルーズラインとの間には大きな格差がすでにできてしまっている。

環境保護、テクノロジー、疫病対策と課題が尽きないところであるが、多角的な視野なしに戦略は成り立たない。燃料の高騰やコロナによる収益ダウンと、今後の展開から目が離せない。

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