汽笛とシャンパン
最近はクルーズ船寄港地として賑わうヴァレッタ。街は船が寄港している時間だけやたらに人であふれている。そんな要塞都市をバックに出航というのもなかなか乙なものであった。今回いつもと違っていたのは、乗船後すぐに部屋に案内されたことだ。ラウンジに通され案内されるまで待たされるというのが常だったので拍子抜けした。
出航カクテルがあったのも今回初めてであった。いつもは停泊中にディナー、のち出航という運びだったので新鮮体験に狂喜乱舞。
乗船後、いきいなりプールで泳ぐのもよし、バーで飲むのもよし、ジムですごしてもよし、船内探検するもよし、ここではヨットオーナー気分で過ごすが勝ち。
前方デッキ一番見晴らしの良い場所にて、用意されたシャンパンを片手に、なぜか頭に浮かんだのは、観光公害についてだった。クルーズの楽しさにはまり、今回で5回目の旅となったがやはりこれだけ報道されていると気になる。これから出航というのに気になる。と、そんなことが頭の中をぐるぐる巡っていたところ、右耳の鼓膜を突き破るごとく汽笛がけたたましく鳴り響いた。
出航の際はくれぐれも立ち位置にご用心!
コメントを投稿する
コメントを書く