異空間と化す観光聖地
ミコノスも目玉寄港地であったが、当初の予定とはだいぶ変更になり滞在時間が短くなってしまった。挙句、テンダーボートも波が荒く定時に出発することができず、やきもきする乗客でプールサイドは溢れた。
よってセレブが競うようにインスタに掲載しているような夕日を見ながらのエレガントディナーを堪能する時間はなくなり、島内の観光が主となった。観光スポットはどこも賑わい、行ったことはないが、40年前の新島のようなイメージはきっとこんななのかな?かつて訪れてがっかりしたイモ洗いサントロペを彷彿させるごった煮感だ。なにかの記事でもガッカリ観光地ベスト10に入ってたな。沢山の土産物屋やブティックが軒を連ねるものの、先に訪れたパトモス島の小さなブティックで見つけたような、オリジナル感溢れる品は見つからなかった。この島は繁華街から離れた所が魅力なのだと、バージニアからきたファミリーに教えてもらった。
一息つこうと、高級ブティックが所せましと並ぶ通りの怪しげなクラブ風バーのテラスに腰を下ろし、島に溶け込む小じゃれたルイヴィトン ミコノス店を眺めに、軽食&カクテルを楽しむ。この島では、なぜか日本人には一組しか遭遇しなかったが、ルイヴィトンの前は中国系の観光客が沢山の戦利品を携えて絶え間なく行き来する姿が見られた。かつてのバブル期のパリ シャンゼリゼ界隈の日本人を思い出しながら、感慨にふける。
ルイヴィトン 昭和は遠くなりにけり
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