その廊下を船尾の方向に少し歩いた右側に、私達の2096号室は有りました。
扉を開けると正面に直径1m程の大きな窓が有り、海が見えています。 「あっ、やっぱり、ここは船の中なんだ。」と改めて感じる瞬間です。何しろ、停泊中 だからかも知れませんが全ったく揺れません。知らなければ、客船ターミナル内のホテ ルだ、と言われても疑わないでしょう。でも、やっぱり Disney MAGIC の中なんです。
客室のカテゴリーは9で、窓のある部屋で最もお手頃価格です。この部屋は最大4名 までの宿泊が可能で、隣の部屋と繋がるコネクティング・ルームに成っていました。部 屋に入ると右側にクローゼットがあり、救命胴衣が入っていました。 実はこれが後で必要になったんです・・・ その他に、ルームキーで使えるセーフティーボックス、3段の引き出し。クローゼッ トの扉は引き戸になっていますが、船が揺れた時に開かないようにストッパーが付いて いるため、扉が動き出すまでは少し力が要ります。クローゼットの横にはハイチェスト があり、その上には氷の入ったアイスぺールが置いて有りました。この横がコネクティ ングルームの扉でした。
左側は手前からトイレ、バス・ルームで、それぞれに洗面台が付いていて便利です。 金属を使った洗面台は、ちょっとクラシックな感じのデザインです。水を溜める金属製 のボールは結構深く、水を溜めて洗濯をしたり、少々船が揺れても水が外にこぼれない ようになっていました。トイレもシャワールームも扉は内側に開きますが、どんな位置 で手を放しても扉が止まり、船が揺れても扉がバタ付かない構造になっていました。扉 に限らず、引き出しも全て揺れ対策が施して有り、唯一、客室の入り口の扉だけが、手 を放すと自動的に閉まります。
部屋はクイーンサイズの1ベットで、4名泊のときは、窓の脇にあるソファーを引き 出してベットにします。ベットの両脇にあるナイトテーブルに置かれたライトスタンド のランプシェードは地球議の北半球をデザインした形で、縁の金具にはミッキー・フェ イスのシルエットが掘られていました。
ソファーの前にはテーブル。反対側の壁は大きな鏡の付いたライティングデスクで、 左右に各4段の引き出しがありました。ライティングデスク中央の引き出しには、オリ ジナルのレターセットが用意されていました。特に、ポストカードはピーターパンやテ ィンカーベルと Disney MAGIC が描かれた可愛いデザインになっていました。 また、鏡は、姿見にもなるため、ドレスアップをして出かける際のチェックができま す。現在は長くて4泊のクルーズですが、将来もしワールドクルーズに出てドレスコー ドがフォーマルになった日も、ドレスのチェックには不自由しないでしょう。
このデスクとコネクティングルームの扉の間には、クラシックな旅行カバンをデザイ ンした、高さ1m程の収納庫が置いて有りました。ソファーのある窓際のスペースとベ ットの間は、カーテンで仕切れるようになっていて、仕切るとリビングとベットルーム に早変りです。 全体の印象として、見た目よりも収納スペースが多く、長期のクルーズというものに 対しても配慮されているように感じました。
アメニティーは、ミッキーのバス・ソープにグーフィーのフェイシャル・ソープ、デ イジーのシャンプー・コンディショナー、ミニーのモイスチャライジング・ローション で、その全てがDCLオリジナルでした(^^)。
私達は出発前に、乗船後にしたいことを書き出していました。そしてクルーズ中の我が 家となる2096号室を見つけた瞬間に、その項目が1つ減りました。それは、ランドリーを 探すことです。
荷物が多くなる船旅対策として、船内での洗濯を計画していたのですが、船内に3ヶ所 しかないランドリーの1つが、幸か不幸か私達の部屋の正面にありました(^^;)。 そして、乗船開始からまだ数時間と言うのに、既に全自動洗濯機と乾燥機が2台づつ動い ているではありませんか(^^;)。しかし、洗濯機も乾燥機も音は静かで、騒音は客室内に 全ったく聞こえませんでした。
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