国外に寄港するクルーズ船に乗船する際は、当然パスポートが必要になります。わいが乗船したMSCスプレンディダの寄港地は以下のとおり。
- 横浜(神奈川・出港)
- 酒田(山形県)
- 金沢(石川県)
- 釜山(韓国)
- 鹿児島
- 横浜(神奈川・帰港)
韓国に入国する前の金沢では、全員日本の出国手続きを受けなくてはいけません。この出国手続きは、釜山で下船しない人も、金沢で下船しない人も、全員行う必要がありました。
乗船中にも船内新聞の「デイリープログラム」でも金沢で必ず出国手続きをしないといけない、全員出国が完了するまで船が出港できないことが繰り返し周知されていました…
が!!!!!
金沢出港の時間になっても、出国手続きが終わっていない人がかなりいたようで、まったく出航できません。金沢ではスプレンディダをお見送りするために、地元のジャズトリオがジャジ~な音楽を奏でてくれていたのですが、何曲やっても出航とならず、船内では英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、日本語のおそらく6か国語以上で同じ「出国手続きをしていない人は今すぐ手続きを行いにラウンジに来てください」というアナウンスが流れ続けました。
出航の様子を部屋のベランダから見物しようとしていたわいともちぱん氏でしたが、予定出港時間の30分を過ぎても、1時間過ぎても、なんと1.5時間を過ぎても、出国手続きを終わらせていない連中がいて出発しません。
とうとうアナウンスをしていた人が、実名公表に乗り出しました。ロシア人、フランス人、日本人、中国人の名前が呼ばれていました。
その後、出港時間の2.5時間を過ぎた頃、「恐れ入りますが」というような丁寧な枕詞を一切排した怒気あふれるフランス語で部屋番号、氏名が呼び出され、そのフランス紳士・淑女の出国手続きが終了していないがために出発できないことが、船内に通知されてしまいました。
下船しなくても、出国手続きをする必要があるケースがあります!皆さんご注意ください。出国手続きを怠ると、結構恥ずかしい思いをします!
この後スプレンディダは約2時間30分程度遅れて金沢港を出発。でも次の日の釜山には定刻どおり到着しました。船が出発しなくても、お部屋でダラダラしていればいいだけなので、船の旅は快適です。
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