Excursion(エクスカーション)とは、体験型観光、みたいな意味のようで、寄港地での観光のことを、通はこう呼んでいるようです。
わいが乗船したMSCスプレンディダでは、それぞれの寄港地でMSCが主催する寄港地観光に申し込むことができました。
わいも夫のもちぱん氏も初クルーズだったので、怖気づいてしまいこの寄港地観光に申し込みましたが、実際これは必要だったのか、冷静になった今考察してみました。
スプレンディダの寄港地観光の内容・価格帯
それぞれの寄港地で7~10コース程それぞれ日本語と英語のツアーが用意されています。例えば寄港地が酒田の場合、以下のような内容でした。
- 羽黒山
- 最上川下り
- 酒田の名所
- 酒田ハイライト
- 加茂水族館
- 鳥海山観光
- 羽黒山ウォーキング
- 日本の芸能と伝統体験
ツアーによっては、観光の時間が長かったり、夕食・昼食がついていたりしました。
わいともちぱん氏は、初めて訪れる酒田の移動手段が事前調査できなかったため、「酒田ハイライト」に申し込みました。約3時間のツアーで一人69ドル。お昼ごはんは着きません。他のツアーの価格帯は、半日だと約70ドル、昼食や夕食がつくと90ドル以上に設定されていました
スプレンディダの観光に申し込むと、寄港地観光用の待ち合わせ場所がデイリープログラムで周知されるので、時間になったらそこに集合します。そこから同じツアーの人たちとぞろぞろ下船し、バスへ乗車し、観光に出発します。
寄港地観光のメリット
- 観光バスのガイドさんが楽しい。地元の色々な話が聞ける。
- 移動手段を考えなくてよい
- 観光する場所を考えなくてよい
- コースによってはご飯がつく。ご飯はかなり豪勢。海老天ぷらが4本も付いた!
- 船に乗り遅れる心配がない
船の旅で最も気を付けなければいけないのは、下船したら乗船までは時間厳守ということ!船は定刻に出発してしまうからです。
遅刻癖のある人は自力で移動しようとせず、寄港地観光に申し込んで、船に置いて行かれるリスクを回避することをお勧めします。
あと、スマホを持っていない人(というか、自力で移動方法を調べられない人)、極度の方向音痴の人、地元のガイドさんのお話を聞きたい人には、寄港地観光はお勧め。初めて行った土地のことをガイドさんから聞くのは結構楽しいですもんね。
あとは、寄港地から遠方に足を延ばしたい人は、観光に申し込んだほうが良さそう。自力で移動して万一遅刻したとしても船は待ってくれませんが、エクスカーションツアーが遅れてしまった場合、船が待っていてくれると聞きました。
寄港地観光デメリット
- 値段が若干割高
- 自由度が低い
こうした観光ツアーに申し込むと、船からの移動手段を事前に調べる必要がなく楽ではあるのですが、わいともちぱん氏みたいにそこそこ動ける面子なら不要だったかもしれません。
理由は、やっぱり団体行動なので自由度が低いこと、これに申し込まなくても港から街中までのシャトルバスが用意されていたこと、若干値段が高いこと、の3点。
実は、酒田と鹿児島の2か所で寄港地観光に申し込んでしまったのですが、日本国内にいてスマホもある状況で、船からバスで移動できるのであれば、寄港地観光に申し込む必要もあまりないように思います。
ただし、船からは4,000人近い人間が下船し、それぞれバスに乗り込むわけですので、当然待ち行列が発生しており、シャトルバス乗車時は結構並んでいました。地獄の沙汰も金次第ですので、お高い部屋の人専用の下船レーンなどができているので、下々の我々は歯ぎしりしながら待ち行列に並ぶ必要があるわけです。
一方で、寄港地観光に申し込むと、優先的に下船できるので、シャトルバスの列に並ぶよりは少々ですが観光の時間を有効に使えます。一長一短ですね
寄港地観光に申し込んでいるのはほぼシニア層で、中堅どころはわい夫婦くらいでした。
シャトルバスの金額
全ての港で、街中までのシャトルバスが用意されていました。スプレンディダのような大型の船は貨物用の港に着くことが多いので、街中までのアクセスがあまり良くないと聞いていましたが、シャトルバスがあるなら安心。
酒田の場合のシャトルバスは確か往復1,000円くらい。金沢は無料、鹿児島は2,000円くらいでした。
他にも、港にレンタカー会社やタクシーが来ていてたので下船したところから色々な手段で移動することができました。
まとめ
色々考えるのがめんどくさい人と遅刻が心配な人は寄港地観光に申し込もう!しかしちょっと割高でシニア層が多いよ!!
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