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客船が登場する映画 その9 「ポセイドン・アドベンチャー」

シリーズ  書庫:客船の映画

パニック映画の元祖とも呼ばれている映画。

ポセイドン・アドベンチャー(1972)
The Poseidon Adventure

上映時間 117 分
製作国 アメリカ
初公開年月 1973/03

「公開時コピー」
20世紀FOX映画が〈トラ・トラ・トラ!〉に続いて放つ73年最大の感動巨篇!
−−これこそ映画の中の映画…UPI通信−−

「キャスト」
Gene Hackman ジーン・ハックマン(Reverend_Frank_Scott)
Ernest Borgnine アーネスト・ボーグナイン(Mike_Rogo)
Red Buttons レッド・バトンズ(James_Martin)
Carol Lynley キャロル・リンレイ(Nonnie_Parry)
Roddy McDowall ロディ・マクドウォール(Aores)
Stella Stevens ステラ・スティーヴンス(Linda_Rogo)
Shelley Winters シェリー・ウィンタース(Belle_Rosen)
Jack Albertson ジャック・アルバートソン(Manny_Rosen)
Leslie Nielsen レスリー・ニールセン(Ship's Captain)
Arthur O'Connell アーサー・オコンネル(Ship's Captain)
Pamela Sue Martin パメラ・スー・マーティン(Susan_Shelby)
Eric Shea エリック・シーア(Robin_Sheldy)
Fred Sadoff フレッド・サドフ(Mr._Linarcos)

「スタッフ」
監督 : Ronald Neame ロナルド・ニーム
製作 : Irwin Allen アーウィン・アレン
原作 : Paul Gallico ポール・ギャリコ
脚色 : Stirling Silliphant スティーリング・シリファント
撮影 : Harold E. Stine ハロルド・E・スタイン
音楽 : John Williams(2) ジョン・ウィリアムス
美術 : William J. Creber ウィリアム・J・クレバー
編集 : Harold F. Kress ハロルド・F・クレス
スクリプター : L. B. Abbott L・B・アボット
字幕 : 清水俊二 シミズシュンジ

「解説」
1400名の乗客を乗せてニューヨークからギリシャに向かう豪華客船ポセイドン号が
32メートルの大津波に襲われ転覆爆破し、生き残った船客が超人的な勇気で脱出をこ
ころみる姿を描く。製作は「海底探検」のアーウィン・アレン、監督は「クリスマス
・キャロル(1970)」のロナルド・ニーム、ポール・ギャリコのベスト・セラー小説を
「夜の大走査線」のスターリング・シリファントと「脱走特急」のウェンデル・メイ
ズが共同脚色。撮影はハロルド・E・スタイン、特撮は「トラ・トラ・トラ!」でアカ
デミー特撮賞を獲得したL・B・アボット、音楽はジョン・ウィリアムズ、美術はウィ
リアム・クリーバー、、セットデザインはラファエル・ブレットン、編集はハロルド
・F・クレスが各々担当。出演はジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナイン、レ
ッド・バトンズ、キャロル・リンレイ、ロディ・マクドウォール、ステラ・スティー
ヴンス、シェリー・ウィンタース、ジャック・アルバートソン、パメラ・スー・マー
ティン、エリック・シーア、フレッド・サドフ、レスリー・ニールセン、シーラ・マ
シューズ、ジャン・アーバンなど。

「あらすじ」
81000トンの豪華客船ポセイドン号が、ギリシャに向かうためにニューヨーク港をで
たのは12月末だった。船長は最初から船の重心が高いことに気づいていた。バラスト
(底荷)をしていないので、船体の上部が重く、大波を喰うと転覆する恐れもあり、ス
ピードを出すことも危険だったが、船主の代表はそれを認めなかった。ポセイドン号
が地中海に入ったとき、地震観測所から、クレタ島南西130マイル沖合いで海底地震が
あったという電報が入った。それから間もなく大津波がおしよせポセイドン号は一瞬
にして転覆した。船体の上部が海底に没し、船底が海面に現われたのである。折から
新年を祝うパーティが大食堂で催されており、集まった船客たちのほとんどが生命を
失うという大惨事だった。乗客の1人であるフランク・スコット牧師は、大混乱が鎮ま
ると奇跡的に助かった人々と共に脱出を試みた。ニューヨークの刑事であるマイク・
ロゴその妻でもと売春婦だったリンダ、雑貨商のジェームズ・マーティン、中年夫婦
マニー・ローゼンとベル、歌手のノニー・バリー、17歳のスーザン・シェルビーと10
歳になるその弟のロビン、そして船のボーイ、エーカーズの9人がスコットに従うこと
になり、あとの生存者は、救急隊がくるまでじっとしていた方がいいという事務長の
意見をとった。スコット牧師は、かすかながら船内にともる電気があるうちに、船の
竜骨、つまり海面に1番近い所にたどりつき、そこで待機していれば助かるかもしれな
いと判断したのだ。上部に進むためには大クリスマス・ツリーを逆によじ登っていか
なければならない。10人が登り終わったとき、スコット牧師の意見が正しかったこと
が証明された。キッチンボイラーが爆発して、残った人々を流してしまったのだ。一
行はスコット牧師の指示に従い、ブロードウェイと呼ばれる通路を通り、エンジンル
ームにたどりついた。その間、船内の爆発はたびたび起こり、船体は往々に沈下して、
海水が下から次第にせり上がり、皆をあせらせた。最初の不幸は、ギャレーから次の
エンジンルームに向かうときに興った。35フィート先にあるエンジンルームに着くた
めには水中を通らなければならない。ロープをはるために、スコット牧師が飛び込ん
だ。だが途中、倒れてきた鉄板の下敷きになって身動きができなくなってしまった。
娘の頃、水泳選手であったベルは、異変を感じ水中に飛び込んだ。無事彼を救ったベ
ルは、目的地に泳ぎついたものの、心臓発作に襲われ、息を引き取った。やがて他の
生存者たちもベルを見習い、水を潜ってエンジンルームにたどりついたが、彼女の死
は一同を悲しみに包んだ。やがて一行は最後の困難にさしかかった。いよいよプロペ
ラ・シャフトにアタックする段階に入ったのである。この時、船体が再び傾いたと思
う間もなく遠くに爆発音が起こり、更に船体は船尾に傾いた。このため、ロゴ刑事の
妻リンダが振り落とされ、水中に沈んだ。参事は更に続いた。出口のそばにあるスチ
ーム・パイプが破れ、噴き出し始めたのだ。このままでは進路がはばまれれば、今ま
での苦労は水の泡になってしまう。スコットは決意したようにパイプに飛びつきハッ
チをしめた。だがさすがの彼も熱いスチームには耐えきれず水中に落下した。スコッ
ト牧師に変わってロゴが指導する一行はやっとの思い出船底にたどりついた。皆は鉄
棒を振って船底を無我夢中で叩きだした。すると、遠くからかすかに反応が聞こえて
くる。外には救助隊が救助にきていたのだ。船底の扉が焼ききられ、太陽がさし込ん
だ。助かった6人を乗せたヘリコプターが大空へと舞い上がっていった。

「映画で使用された客船」

このブログでも何度か登場しているLAの保存船QMこと「クィーンメリー」が舞台です。
この映画に登場する「ポセイドン号」という船は存在しません。架空の船です。

「クィーンメリー」は、いまさら語るまでもない船ですね。
1936年就航、80,774トン、全長310.5m、全幅36m。
LAでのホテルとしてのQMについては、メインサイトの

http://www.overseacruise.com/mnots20030630/QM/QM200306.htm

または、ひさぴ〜さんのレポート

http://www.overseacruise.com/QM200305/QM200305.htm

をご覧ください。

skyblue0910

リメイク版が待ち遠しいです。 http://www2.warnerbros.com/poseidon/

リメイク版に登場する客船は、いかにも映画チックなデザインの船ですね。 こじつければ、ビスタクラスの発展系でしょうか...(^^;) ダイニングやホールの感じは現実のクルーズ船の様子がよく出てますね。横波食らって転覆っていう状況設定は、先ごろのエキスプローラやNCLドーンの事故があったばかりで生々しいです。

ziro

船長役はレスリー・ニールセンそうこのころまでは二枚目の線で演じてました。裸の銃シリーズの前でしたからね
でもジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナインなんて私の好きな役者一杯出ている映画です。

映画の善き時代のお金がかかった大作映画ですよね。
いつも勘違いするんですが、どうもチャールトン・ヘストンが出ていたような錯覚をしてしまうんです。何と勘違いしてるんだか...(^^;)
大地震、タワーリングインフェルノ...etc...この手のパニック大作映画にはよく出てましたからね。

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