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客船が登場する映画 その10 「名探偵コナン 水平船上の陰謀(ストラテジー)」

シリーズ  書庫:客船の映画

昨日(2006/04/03)テレビで放映されてましたね。
というわけで、アニメだし、登場するのは架空の船なのですがご紹介します。
敢えてご紹介する理由は、解説の項で....

あらすじ
コナン、蘭、小五郎たち一行は、蘭の親友・園子に誘われ、豪華客船アフロディーテ号
の処女航海に参加していた。優雅な船旅を満喫する面々だったが、そんな華々しい航海
も一転、暗い影を落とすことに。アフロディーテ号を持つ八代客船の女社長・八代貴江
が刺殺され、彼女の父親で同グループの会長・八代延太郎も船中から姿を消してしまっ
たのだ。目暮警部率いる捜査陣がヘリで船に到着し、さっそく海上保安庁との合同捜査
を開始するのだが・・・。

解説
連載12年・48巻で累計1億冊を突破したコミック、96年にスタートしたTVアニメとも
に快進撃を続け、今や国民的人気シリーズとなった「名探偵コナン」。97年から毎年
GWに公開され、累計動員1700万人を突破している劇場版シリーズも、本作で第9弾。
今回は太平洋上に浮かぶ豪華客船が舞台。架空の船ではあるが、一見で郵船系の船が
モデルと解るシーンが外見の描写も含めて度々登場する。
とくにビスタラウンジの描写は飛鳥やクリスタルハーモニーそのもの。
設定されている船のサイズからいって、クリスタルハーモニーの方が近いかも。
(いっそ、ピアノを白くすればもっと良かったのに....(^^;)
エンディングでは、MOPASにっぽん丸でのロケによる映像が流れる。
協力のテロップでは、郵船クルーズも勿論含まれている。

船内の描写など非常に良く出来ているが、それには資料提供をしているキーマンの存在
を忘れてはいけない。海人社の「世界の艦船」の客船を担当している小池氏がその資料
提供者。良い仕事してます。

2005/04 東宝系にて公開

監督 : 山本泰一郎
原作 : 青山剛昌
脚本 : 古内一成

声の出演
高山みなみ
山崎和佳奈
神谷明

駒ヶ林

この映画みました。といってもストーリしか見てないので船がどんなだったか良く覚えていませんが、エンディングでにっぽん丸が出てきたところ、日本郵船の名前が出てきたところなど同じく気になりました。それにしても船の出てくる映画というのは、必ず沈めないと気がすまないようですね。貝が海に沈んでいくシーンはタイタニックを連想させます。

本(この場合は漫画ですが)を書いている作者にはとりたてて船に愛情があるわけではないっていうことでしょう。むしろ皮肉を込めた象徴としていわゆる"豪華客船"を登場させているっていうことなんでしょう。そういう"偏見"をなくしたいものです。

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