リクエストも戴いたので、第二弾はイタリアン・ラインの船で...
PUNIPさんのCGギャラリーにも登場する、独特なファンネルで有名な「MICHELANGELO」です。
※ちなみにPUNIPさんのCGの背景であるカプリ島は私からのリクエストでした...
建造はジェノバにある"ANSALDO SHIPYARDS"。1965年就航です。
姉妹船である「RAFFAELLO」とは一ヶ月違いの就航になります。
※「RAFFAELLO」については別記事でご紹介の予定。
総トン数:45,911 船長:902(feet) 船幅:102(feet) 喫水:34(feet)
蒸気タービン船で、2本のスクリューを持ち、26.5ノットで巡航出来ます。
1775名の乗客定員で、内訳は
FirstClass:535
CabinClass:550
TouristClass:690
となっています。Firstの定員が何故奇数なのかは不明...(^^!
当初からイタリアン・ラインで、ジェノバ〜ニューヨーク間に就航。
当時のFirstClass料金は425ドルから。TouristClassは275ドルだったそうです。
6つのプール、広いパブリックスペース、キャビンにはシャワーとトイレがが完備
されていました。
添付の写真は1966年4月、大西洋での嵐によって船首にダメージを受けた時の絵です。
この時には2名の乗客とクルー1名が命を落としてしまったそうです。
時代はすでに航空機時代を迎えており、この遠洋定期船の営業成績は悲惨な
ものでした。これが1975年まで続きます。ほとんどイタリア政府の面子だけ
で運航していたようなものだったと文献では説明されています。
クルーズ船転用の試みもなされたようですが、空振りに終わったそうです。
1975から1977の2年間、係船され、その後、"Bandar Abbas"で宿泊施設(ホテル
ではありません)として利用されましたが、1992年、パキスタンでスクラップ
となりました。
PUNIPさんのCGはこちら
http://www.overseacruise.com/PUNIP/michelangelo.htm
P.S.
PUNIPさんのBLOGからトラバしようと思ったら、イタリアンラインの記事って
まだ無かったんですね....(^^!
記事とトラバ、よろしくお願いします。
この写真、はじめて見ました。嵐とはいえ波で船首の鉄板がこんなふうになってしまうものなんですねえ。イタリアン・ラインって確かに好きな会社なのに記事にしてませんね。いずれ・・・(ってそんなんばっかしや〜)
画像を拡大しすぎて、あまりにもひどかったので、ちょっとサイズを小さくしました。
懐かしい船ですね、その頃は日本人はあまり乗船できなかったで
しょうね。私の乗船暦は、20年前からです、東南アジアの海は
殆ど、遠いところは、英国のサウザンプトンから、2回乗船しました。大西洋南洋のカナリア諸島も、素敵でしたね。再挑戦します。
貴重な写真有難うございました。
そもそも海外渡航そのものがごく限られた人にしか実現できなかった時代でしょうから。
20年前って凄いですね。まだヨーロッパは北回り・南回りなんて言ってた時代ですよね。アンカレッジのトランジットが懐かしいです。
初めまして私自身、大変興味ある素晴らしい画像に感激しておりますお気に入りにさせて頂きますので宜しくお願いします(^u^)
こんばんは。ご訪問、ならびにコメントありがとうございます。
後ほど伺わせていただきます。
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