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船のマメ知識 「港の信号」

シリーズ  書庫:船のマメ知識

晴海や横浜の港へ行かれたときに、晴海の場合はターミナルの突端、横浜の場合
は、大桟橋の根元近くのビルの上で、"F"とか"×"とか"I"とか"O"なんていう
文字が点滅しているのをご覧になった方は多いと思います。
勿論、晴海や横浜に限らず、大抵の港には同じような標識があるのですが、これ
の役割って本当のところは意外と知られていないのではないでしょうか。

まぁ、表示されている文字から言って、信号のようなものだろうなっていう思い
つきをされるのは容易に想像できますけど。
じゃぁ、ホントの所、それぞれの文字の意味は? って聞かれて、ちゃんと答え
られる方の人数は少ないでしょうね。

実は、"似たような"という言葉を使ったのには訳があって、港によってちょっと
意味が違ったりするのです。

今日は、晴海と横浜の本牧の信号の意味を書きたいと思います。
皆さんの地元の信号も調べてみると、船が入ってきたり出て行くときのタイミング
が解るようになりますよ。

東京港出入港信号の主なもの 東京航路交通管制 (文字式(昼夜間) 閃光式(昼夜間)) 入港信号 文字:"I"の点滅 閃光:2秒に1回 入航船は入航可。500G/T以上は出航禁止 出港信号 文字:"O"の点滅 閃光:2秒に1回赤が閃光 出航船は出航可。500G/T以上は入航禁止 自由信号 文字:"F"の点滅 閃光:3秒の間に順次に赤と白の閃光が1回 5,000G/T(油輸送船は1,000)以上入は出航禁止。その他は入出航可 禁止信号 文字:"×"の点滅 閃光:6秒の間に順次に赤と白の閃光が3回ずつ 港長の指示船以外航行禁止。 切替予告信号 文字:"×"と次に切替る信号との交互点滅 航路内航行船は航行可。航路外にある500G/T以上の船舶は航路内航行船の進路を避けて待つ

本牧信号所出入港信号 "I" "I"の点滅 :入航船は入航可。500G/T以上出航禁止 "O" "O"の点滅 :出航船は出航可。500G/T以上入航禁止 "F" "F"の点滅 :15,000G/T未満の船は出入自由 "XI" "×"と"Ⅰ"の交互点滅 注意信号:間もなく"Ⅰ"の点滅に切り替わる "XO" "×"と"O"の交互点滅 注意信号:間もなく"O"の点滅に切り替わる "XF" "×"と"F"の交互点滅 注意信号:間もなく"F"の点滅に切り替わる "X" "×"の点滅 注意信号:間もなく"X"の点燈に切り替わる "X" "×"の点燈 禁止信号:STOP

注意してみていて欲しいのは、"I"と"O"です。
勿論、入港を待っているのなら"I"。
出港を待っているのなら"O"の信号を待っていれば良いわけです。
このあたりは何処の港も同じです。

駒ヶ林

灯台をはじめ海にもいろんな信号があるんですね。これは意味もわからずみてました。^^;

知っていると便利なモノって、意外と多いですね。まぁ、船の写真を撮りに行く時にちょっと便利って言う程度ですけど...(^^;) レインボーブリッジで出港待ちなんかしていると、晴海のターミナルの信号を見て「あぁ〜まだかかりそう....」なんてぼやいている訳です。

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