こたけさんのコメントからネタをいただきました。
実はこの話、よく言われることなのですが、本当のところは誰も解き明かしていない
っていうのが事実だったりします。
つまり説明的には"慣用"としか言えないんですね...(^^!
その"慣用"すら、昨今の"差別"に敏感な世相のもとでは眉をひそめられることも多くなり
実は現在では、英語でも船を表す時は"It"が用いられることが普通になってきています。
船系の保険では"泣く子も黙る"あのロイズでさえ、現在では"It"を使ってるほどです。
もっともこういう話は一般論なので、船好きやマニアな人々は、親しみを込めて現在でも
"She"を使い続けています。
"慣用"で片付けてしまってはネタとして面白くないので(^^!、いわゆる"風説"をご紹介します。
・元来、船を操っていたのは男性である。そのパートナーとしての船を女性にたとえた... ・周囲には複数の男たちが付きまとい、常時大騒ぎをしているから... ・見栄えをよくするために多量の化粧を必要とし、時には全身をきらびやかな装飾で飾りたてるから... ・その入手費よりも維持費によって人を破局に導くから...
ひぇ〜....でしょ。(^^!
これってもうセクハラ発言そのもの....(^^!
実はもっと過激なのがあるんですが、さすがにご紹介できません。
ご容赦...m(__)m
こういう話はローマ時代にまで遡るようで、当時の詩人の作品中にも
「船は絶えず飾りたてておかねばならず、手間と維持費がかかるものだ」
なんていう記述で女性と同列に語っているモノがあるそうです。
結局のところ、男性の興味の対象物はすべからく女性に例えられてるって言うのが真相なんでしょうね。
※勿論、女性を物扱いしているわけではありませんよ...
男性にとっては"愛すべき対象"っていうことなんでしょう。
こたけさんも書かれていましたが、確かに艦船とかを女性に例えるのはなかなかに困難では
ありますけれど、乗組員の大半を占める男性にとっては等しく愛すべき対象物と捉えれば、
解らない発想でもないのかもしれません。
客船になると、機能美は勿論ですが、工業製品の中ではもともと曲線を多用する製品ゆえに
優美さを感じ取ることが出来るって言うことも大きいのかもしれません。
これは民間の航空機にもあてはまりますね。飛行機を"船"と呼ぶのも解るような気がします。
こういう写真を見ると、「"彼女"でいいじゃん」って単純に思っちゃうんですよね...(^^!
今日、上海は曇りです。蘇州号は出航してしまいました。現在は、「JIARI」号のみが見えます。船の女性はフランス語とは関係ありませんか?私はあるような気がしています。
もともと英語には無機物に対しての明確なgenderの発想は無いんですよね。対して他の欧州言語には明確なgenderがあって、冠詞やらの変化がgenderが解っていないとついていけないケースが多々ありますよね。フランス語だけでなくドイツ語、スペイン語もそう。船に関して言えば、ドイツ語からの波及っていう説は確かにあります。
そうかぁ〜、船ってかなりの維持費がかかるんですね。だから旅費も高いのかなぁ〜。豪華客船乗ってみたいなぁ〜。。
工業製品って何でもそうですけど初期性能を維持する為のメンテナンス費用って言うのは安くは無いですよね。加えて、いろいろと税金はかかるし、車で言うところの駐車料金にあたる港湾使用料とか、高速道路料金にあたる通行料とかパイロットフィーなんていうのもかなりな額になります。だから人をたくさん乗せて、固定費を割る分母を増やすことで単位当たりのコストを安くする方向へ進むんですよね。
クルーズ客船の場合、乗船人員をむやみに増やすとサービスの低下とか乗客一人当たりの占有面積が小さくなってしまうので、そこにジレンマがあったりするのです。
ロイヤルプリンセス、綺麗な船ですよね。飛鳥Ⅱと同時入港なんて光景を見てみたいですね。
ロイヤルプリンセス、すでに今は亡きですから...P&Oに移籍して現在はアルテミスなんていう名前になっちゃってます。ファンネルも黄色一色に。デザイン台無しです。次期ロイヤルプリンセスはもう決まっていて、パシフィックプリンセスの同型船になっちゃいます。もとルネッサンスのR8。その後スワンヘレニックのミネルバ2を経て、ロイヤルプリンセスです。
船のことを"She"とか"彼女"と言うのが普通だと思っていたクチなのですが、最近は"It"が普通でしたか(驚)。実は私が"She"の由来を知ったのも、この"風説"からです。これが"定説"ではないというのも意外ですね(^^)
私見ですけど、これらの"風説"にしてもみな正しいのではないかとは思うのです。諸説が入り乱れてどれが正しいのか判断できないっていうところなんでしょうが、地域性とかもありそうですし。船好き諸氏は"It"は使わないですね。"It"じゃ気分でません…(^_^;)
はじめまして。"三人称の女性形"は、基本的に男性が予測できないものが多いのだそうです(笑)ドイツ語の先生が言ってました。
キナコさんでよろしいのでしょうか? こんばんは。貴重な情報、ありがとうございます。すんごい説得力ですね!! 思わず納得しちゃいました。
”愛すべき対象”まさにそんな感じなのでしょうね。ミリタリーモノの小説では、敵の艦船も敬意をこめて”she”と呼んでいましたし。(”IT”は最大の侮蔑とされていました)が、今はITですか・・・・ まあ、yotajiiさんはじめ、こちらにお邪魔している方のほとんどは、”she”の代名詞で呼ぶ人ばかりなのでしょうけど。説明、ありがとうございました!
船に少なからず関心がある方は"It"は許せないでしょうね...(^^;)面白いネタ提供、ありがとうございました。
TBありがとうございます。
英語にはもともと性がないわけではなく、多分残ってないだけだと思います。ドイツ語で船はSchiff、英語のship と関係しているのは明らか。ドイツ語では中性名詞なので、やはり英語で船の代名詞にsheを使うというのは、与太爺さんのおっしゃる通り慣用なんでしょうね。ちなみに私がコンテナ船の会社に勤めていた時は、もちろんsheを使っていました〜。
xirominさん、おはようございます。
この記事を書く時も結構調べたんですけど、"慣用"っていう結論しか出てきませんでした。こういうのって結構ありますよね。
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