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流氷砕氷船 ガリンコ2...海のジェットモグラ?!

シリーズ  書庫:客船関連その他

地図屋さんの記事に触発されて...
以前、ガリンコ2が、横浜、東京に来たことがありました。
その時の写真をご紹介します。
※おとみさん向きかも...(^^!

タイトルの"ジェットモグラ"について 私と同年代の方には説明の必要は無いのですが、サンダーバードをご存知でない世代の方には???なタイトルだと思います。頭にドリルの付いた、地底探検車のようなメカがあったとご理解ください。そのメカの名称が"ジェットモグラ"なんです。頭のドリルと、ガリンコのアルキメディアンスクリューをダブらせています。


流氷砕氷船ガリンコ号 初代は船首に特殊なドリルを装備した実験砕氷船として建造され、その後1987年から1997年まで観光船として運航された。2代目である「ガリンコ2」は、その初代に代わって当初から本格的な観光船として建造され、1997年2月から運航を開始している。 基本的な構造は初代同様で、船首に特殊なドリルを装備しているが、個別にはより大型化されて本数は減らされている。 船首のドリルは、正式には「アルキメディアンスクリューロータ」と呼ばれている、三井造船の開発品。 また、このドリルは、航行中は推進抵抗を減らす為、氷海以外でも回転する。 流氷の航海は冬場(1-3月)だが、ガリンコ号Ⅱの運航は夏期(5-10月)も行なわれており、釣りクルーズ、ホタテ業ウォッチング、カニ食べ放題など、季節毎の企画も行なわれている。 尚、初代ガリンコ号は陸上に保存されているので、現地に行けばご対面可能。


ガリンコ号2プロフィール 船体寸法 全長35メートル 垂線間長 28メートル 幅・(深さ) 7メートル(2.7メートル) 喫水 1.9メートル 総トン数 約150トン 乗客数 195名 乗員 5名 砕氷能力 連続約40センチメートル×2ノット・最大約6センチメートル 最高速度 9.5ノット


この船の特徴は、なんと言っても船首のアルキメディアンスクリューですが、運行にもそれなりのノウハウがあるようです。以下、船長さんの談話から。

北海道にやって来る流氷は、オホーツク海沿岸の海水が凍ったものです。港の中で張った氷の厚さは一定ですが、沖から押し寄せてくる氷は重なり合ったり、ぶつかり合ったりしてデコボコしており、厚さも硬度もまちまちです。ですから、その氷が北海道沿岸で生まれた氷か、ロシア領の沿岸から流れ着いた氷かは、見た感じでわかります。お客様には、ロマンチックな思いをもってもらうために「流氷はアムール川で生まれて、ここまで流れ着いたのだ」とご案内はしますが、沖の流氷がすべてアムール川生まれかどうかはわかりません。しかし、淡水が凍ったのと海水が凍ったのでは、氷の色がまったく違います。淡水の氷は透明で、とてもきれいです。それに、淡水の氷は硬くて割れにくいです。一方、海水が凍った氷は透明度がなく、表面がボサボサしています。だから柔らかく、割れやすいのです。ガリンコ号IIの砕氷能力は厚さ60cmとされています。しかし、厚くても柔らかくて割れやすい氷もあれば、薄くても透明で硬い氷もあります。また、海明け近い春先の氷は硬い部分だけが解けずに残っているため、30cmくらいの厚さでも割れにくいことがあります。 船長としては、氷の状態をよく確かめながら、割れやすそうな氷の中をぬって進むのです。


2003年ガリンコ号東京来航

DOいなか博では、道外PR の一環として、7月19日〜21日に東京・お台場で行われる「2003地球元気村inお台場〜夏休み元気大博覧会」に参加し、この一環として紋別のガリンコ号Ⅱもはるばる東京へ来航した。元来、流氷海域での観光船であり、東京までの航海はなかなか厳しいものではあったが、7/15、無事横浜、ぷかり桟橋に入港した。16日には大桟橋埠頭の「はまどり」用桟橋へ移動し17日に一般公開。
写真はこの時のものです。


ブリッジです。

このモニタにアルキメディアンスクリューが写ります。


船内です。

この船とオーロラ号をはしごして乗りたいですね...(^^;) 今日はオーロラ、明日はガリンコって...そういうツアー、ありましたよね確か...

音実

いいですねえ〜(^^)・・ヘタなツアーに行くより、そんなのに参加したいなあ〜☆★

今年は地図屋さんの教え子さんが船長見習いで乗船しているそうですから。そういう楽しみもありますね。

地図屋

crukitiさん、ありがとうございます。船内を初めて拝見しました。こんな船の船長になれるなんて名前と通り幸せものですね。

こういう形で話題になっているなんて、ご当人はご存知では無いのでしょうね…(^^;)

tom*k*to*oko72

「ガリンコ号」と言う名前が可愛いですね。最初冗談かと思いましたよ。船内も綺麗だし、乗ってみたいものです。

そのまんまなんです。「氷をガリガリ」っていうところからのネーミングなんだそうな。

-

ふふふ・・「海のジェットモグラ」!!なるほど言いえて妙ですね! 懐かしくもあり、SFが現実になっている事に驚きもあり、なんとも不思議な感覚です。

ジェットモグラ、解っていただけるのは、まず間違いなく近い年代の方でしょうね…(^^;)

xyz_takamitu

今度はガリンコ号ですかw以外と北海道民より本州の方のほうが乗って楽しまれているようですね。 私もその例に漏れず乗ったことがありませんので(外からは見てるんですが^^;)船内を見ることができたのはとても新鮮でした。 しかし・・・・本当に色々なところに行かれてるのですねw

いえいえ...紋別で撮った訳じゃないです。記事中にもあるように、ガリンコの方が首都圏にお出ましになったというわけで。

tomopapa

訪問ありがとうございます。ガリンコ号もジェットモグラも知ってます。冬の船の旅はちょっと寒いかも?

地図屋

紋別ではスターのようですから、ここで話題になっても良いのではないですかね。誰かが知らせてくれるかも知れないですね。

こたけ

サンダーバードは良く知らないのですが、”アルキメディアン〜”やドリルの形がなんとなくヒーロー物の特殊兵器のようです。従来の砕氷船って、乗り上げて自重で粉砕しつつ進むんですよね。ドリルでっ、というところがかっこいいです。

流氷を見るのが目的ですから、ある程度は寒さに対しての覚悟はあると思うのですが…きっと想像より寒いのでしょうね…

ガリンコ号のホームページでも、トップに写真入りで紹介されていますね。

如何にもメカッ!ですよね…(^^;)

maro

ガリンコ号って ネーミングがいいですね☆ 船長室というか操縦席が一つしかない事に びっくり・・・ 楽しかった〜♪(^0^v

メカが先か、名前が先かってなもんですが、初代ガリンコの名前は当初は"おほーつく"だった事を考えると"最初にメカありき"のネーミングであるとわかります。

地図屋

HPの笑顔、学生時代と変わりません。皆さん、可愛がってやってください。でも、安全航行に邪魔にならないようにお願いします。

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