まずは南海フェリーの説明を...
南海フェリー株式会社(Nankai Ferry Co., Ltd.)
紀伊水道に和歌山市と徳島市を結ぶ航路を持つフェリー会社。南海電気鉄道のグループ会社
概要
元は現在の徳島港ではなく小松島港で国鉄小松島線と連絡していて、本州側の南海電鉄と四国側の国鉄線を繋ぐ完全な鉄道連絡船という成り立ちを持つ。 しかし、本州側が私鉄の南海であった事や、航路自体もその南海の運営であった事などから、国からはあまり重要視されず、肝心の四国側の連絡船であった小松島線もあっさりと廃止になってしまった。 だが明石海峡大橋開通まで長年に渡り、この南海フェリーと南海電鉄による徳島〜和歌山〜難波間の連絡は徳島と大阪、さらには本州の各大都市との往来に重要なルートだった。徳島県には電化された鉄道路線がなく大阪との繋がりが極めて強いことから、「生まれてはじめて乗った電車が南海電車だった」という徳島県民も多い。 現在でも和歌山港駅には駅とフェリー乗り場を結ぶ連絡通路が設けられている他、南海電鉄の各駅及び徳島港では相互間を通しで乗れる切符が販売されており、また電車とフェリーの接続が考慮されたダイヤグラムになっているなど相変わらず鉄道との結びつきが強く、鉄道連絡船としての趣が残る。1995年に阪神・淡路大震災で山陽本線・山陽新幹線が長期不通となったときは、JR高徳線の特急「うずしお」と併せ、四国の他地域と関西以東を結ぶ迂回ルートともなった。
現在
明石海峡大橋開通以降、同橋経由の高速バスに利用客がシフトしている為、神戸淡路鳴門自動車道経由では高額な通行料金が必要な大型トラックや自家用車、あるいは関西空港へ向かう利用者に焦点をあてて利用増に努めている。他にもサービック券などの各種割引制度の導入やスピードアップ、南海本線と和歌山港線の直通列車を増発、特に下り最終の特急サザンを和歌山港まで延伸・接続させて利便性を計るなど出来る限りの対策はとっているものの、やはり所要時間2時間30分で徳島〜大阪間を直行する高速バスには対抗しきれていないのが現状である。同じ南海電鉄グループのバス会社(南海バス、徳島バスや四国交通)も徳島と難波や関西空港を結ぶ高速バスを運行させている。 一部利用者の間からはスルッとKANSAIへの加盟を求める声もあるが、フェリーの料金が高額である事、カード導入には多額の費用がかかる事など、さまざまな理由から実現していない。なお、スルッとKANSAI3dayチケット付属の優待券を利用すると、乗船料金が2割引となる。以前は南海、近鉄、名鉄グループの鉄道・バス・船等が乗り放題(一部例外あり)の企画切符ワイド3・3・SUNフリーきっぷを使えば乗船可能で、これを使えば徳島から愛知県豊橋市まで乗り継ぐことが可能であったが、2006年春を最後に廃止された。 なお、徒歩旅客を対象に「フェリーポイントカード」を発行しており、1回乗船毎にスタンプ1個を捺印、1枚の台紙にスタンプ6個で無料乗船券(片道)1枚と交換できる。ただし、各種割引乗船券(往復割引を除く)での乗船、徒歩以外での乗船(自転車や車を一緒に載せる)は対象外となる。自動車での乗船用には割引カード NASL(ナッスル)や回数券を設定している。 南海淡路ライン(泉佐野港〜津名港)の廃止に伴い、南海グループでは唯一の航路である(2007年2月以降)。
以上Wikipediaより。
就航船舶
フェリーかつらぎ
船籍:和歌山 総トン:2571 船長:108.00m 船幅: 17.50m 喫水: 4.40m 速力: 18.70ノット 旅客定員: 450名 機関: 6MG41HXx2 D:10800PS(7941kW) 建造: 臼杵造船所 臼杵 建造年: 1997 (2005年改造)
フェリーつるぎ
船籍:和歌山 総トン:2604 船長:108.00m 船幅: 17.50m 喫水: 4.40m 速力: 18.70ノット 旅客定員: 450名 機関:6MG41HXx2 D:10800PS(7941kW) 建造: 臼杵造船所 臼杵 建造年: 1997 (2005年改造)
フェリーくまの
船籍:和歌山 総トン:2137 船長: 92.95m 船幅: 16.00m 喫水: 4.11m 速力: 18.50ノット 旅客定員: 450名 機関:6DLM-40,6DLM-40(L) D:9000PS(6617kW) 建造: 新浜造船所阿南 建造年: 1989
2007/04/09から実施されるダイヤ改正で減便。これによって"フェリーくまの"が引退となりました。
このスタンプの台紙も変わったんでしょうね。
便ごとの配船が記載されているので、重宝だったんですが...
配船表
つづく...
船が好きな方は多いのですね。私も幼少より神戸商船へ行くのが夢でした。戦争になり、海軍へと思いました。幸い戦争が終わり助かりました。 四国へは、淡輪からの連絡船。大阪からの洲本への女王丸。玉船橋からの、ときわ丸(魚雷で沈みましたが又引き上げて運行)等良く利用しました。一番は友達の家の機帆船(50トン位)で、夏に大阪まで往復したときです、沖へ出ると帆走です、夏の満月の夜の帆走はネプチューンに引きずりこまれそうでした。うんと船の記事を書いてください。有難う。
ご訪問、並びにコメント、ありがとうございます。濃い経験をお持ちなんですね… 船好き、関西位西の方のほうが純粋な方が多い気がします。やはり身近なんでしょうね。羨ましいです。
こんばんは、大阪から徳島に行くには淡路島経由の陸路か和歌山港経由のフェリーが便利ですよね。1回は乗ってみたいものです。
りょうさん、こんばんは。
大阪起点で考えるとバスでしょうねぇ...
フェリーは和歌山まで行かないといけないのがネックです。
南海利用なら連絡も良いですが、18切符ではめんどくさいです...(^^;)
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