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コスタ・コンコルディアの座礁 その4

シリーズ  書庫:客船関連その他

私の日本語訳はいまいちだけど、少しでも乗務員のしたことを日本の人にも知ってもらいたいので。

イタリア客船の乗務員 乗客を救う

1月18日(ロイター通信)- コスタコンコルディア号が右舷側に大きく傾いていたとき、Ciro Iosso始め多くの乗務員がパニックに陥った乗客を落ち着かせ、船長が船を見捨てた後も、何百名もの乗客を救命ボートに乗せた。

3等航海士のAndrea Carolloは、 エンジンコントロールルームが水没しかけていて何もできないと見てとると、すぐに座礁した船に取り残された乗客を救いに駆け付けた。

航海士たちは夜の海で行われた救助活動に際して、特に船長に浴びせられたような批判をうけて、少なくとも彼らは業務を全うしたと証明したくている。

「自分の命を守って何もしないこともできました。だけどそうしなかった。船上で助けをまち、同時に少なくとも300人以上の乗客を救命ボートに乗せました」不運な船の電気技師、Iossoはこう語る。

「自分を誇りに思います。加えて、自分の良心に恥じない行為をしたと思っています。」妻と5歳の息子が待つ、ナポリ近くのTorre del Grecoに帰るための電車のチケットを待ちながら彼はつづけた。

乗務員の物語は、避難の際のカオスや誘導の少なさ、加えて事故を起こし、船を見捨てた臆病者の船長Francesco Schettinoへの苦情をいいつのる乗客たちの影に隠れてなかなか表に出てこない。

100名を超える乗務員たちは事故のあったGiglio島の近くにあるGrossetoの町のホテルに閉じ込められている。

イタリアの全国民同様、彼らもまた湾岸警備隊とスケッティーノ船長との会話録音を聴き、多くが船長に対するのと同様の非難を受けることを不公平に感じている。

エンジンルームの3等航海士、26歳のCarolloはこういう。「船長とは違って、私たちは最後まで船に残っていました。混乱を避ける最大限のことをしたのです」

Carolloの話は象徴的だ。12時間の勤務を終えて、彼は船が座礁した9:45 p.mころ、自分の部屋で就寝していた。

その時彼はベッドから飛び出ると、すぐに着替えてキャビンを出た。ドアを開くと廊下にはすでに水が流れ込んでいた。

エンジンルームにすぐさま向かったが入口は閉ざされており、窓から室内に水が入っているのが見えた。わずか10分間で発電機とエンジンが水没するのが見えた。

「事故から15分以内にはエンジンルームのスタッフは操舵室に手の施しようがないと伝えていました。修理なんてとても無理だった」とCarolloは言う。

彼は避難時の集合場所に駆け付けた。それは35人乗りの乗務員用救命いかだで、そこで船外退去の指令を待っていた。しかし一時間近くも待たされた挙句、船員たちは自分たちの手で乗客を避難させようと動き始めた。

「私たちは船長の指示を待とうと思いませんでした。状況がいかに深刻であるかを見て、自分たちでやることを決めたのです。」船の機械工である28歳のAlberto Fioritoは語った。

PLATES OF FOOD

これらの話は乗客たちの不平によって隠されている感がある。乗客は船員の多数を占めるサービススタッフが航海士たちとは違って救助の誘導不備があったり、乗客を避難できるまで一時間近く待たせたと口々に言った。

乗客が口にする、乗務員がイタリア語を話せなかったとか、乗客より先に自分たちの命を守ろうとしていたという不満に、乗務員たちは傷つけられた気持ちになっている。

「乗客の何人かは私たちに手荷物を持って来いと要求しましたし、中には救命ボートの中で食べ物をよこせといった人たちもいるんです」ムンバイ出身の37歳、Karnaatha Rameshanaはこう語る。

彼女は船に11人いたセキュリティスタッフ唯一の女性だった。彼女は個人的に盲目の女性を手助けして救命ボートに乗せ、その時2名の乗務員が車いすの乗客を助けてボートに乗せているのを目撃している。

何人かの乗客はパニック発作を起こしていたし、子供たちは両親と一緒にさせて落ち着かせる必要があった。

「緊急時には心の準備ができていないといけません。私たちは準備ができていました。トレーニングを何度も受け、何をすべきかきちんと把握していました。毎週、さまざまな状況のトレーニングを受けていたんです。」

「船外退避の指示を待つ間、私たちは乗客が非難できるよう準備していました。全員がライフジャケットを身につけ、実際に船から逃げる時には子供たちも含めて全員、逃げる準備は整っていました。」彼女はつづける。

電車や飛行機を待つ間、イタリア、フィリピン、インド、中国から来た乗務員たちは保険の書類を記入し、座礁したコンコルディアの船会社であるコスタクルーズが用意した着替えを身にまとっていた。

「私たちがまるで何もできず、何もしなかったかのように報道するメディアの姿勢には本当にがっかりしています。事実と違うのですから。」Iossoは言う。

「私たちの話が伝わればいい。そうすればその記事を切り取って、いつか自分の息子に自分がどんなに重要なことをしたか伝えて、息子が父親を誇りに思ってくれると思うから。」

転載元: 自分以外の人の言うことなんて聞かないぞ!!

いちろう

トップが不在で,現場が頑張るってどこの世界にもあるんですね。今の時代の象徴のような気がします。
昔は,船はもちろん,一般社会もトップが責任を持っていたなあって感じました。
記事に直接は関係ないですが,,,,,,

未だに横たわっている姿が悲しいです。どうやってサルベージするんでしょうかね。

イチローさん、こんばんは。
トップがアホだと仕事が出来ないですが、口出さない状況なら動けますよね。確かに、最近は上がダメダメなケースが目立つような気がします。

サルベージは基本、浮かせないといけないので...
まずは穴の補修をして、水を抜いて、浮けば何とかなると思います。

らつ子

このような悲劇は日本の船でも
天災、人災に関わらず起こりえると思いますが
日本の船長は?
クルーは?
たまたまあの船長の人間性の資質に欠けていただけ...?
非常に複雑な思いがします。
この悲劇を他山の石せずに、身を引き締めているのでしょうか...

らつ子さん、こんばんは。
思うに…他人事でしょうね…
目立った取材コメントもないですし。

ゼブラ

実際にはそうなんでしょうね。
一部かもしれないけど、乗務員は働いたはず。
スタッフがいなかったら、ひなんゆうどうはできなかったでしょうし、
救命ボートも出なかったでしょうし。
でも、トップがダメだと、すべてがこうなっちゃうという典型を見るような気がします。

ゼブラさん、こんばんは。
この事故はまさに阿呆なトップの招いた事っていうのが救いようがないですね…

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