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世界遺産を巡るたび 北京 その16 12/4 その9 京劇その3

シリーズ  2011 世界遺産を巡るたび 北京

12/4の予定

・世界遺産天壇公園(60分) ・ショッピング(40分) ・世界最大の広場天安門広場(30分) ・世界遺産故宮博物院(90分) ・故宮の全容を一望できる景山公園(40分) ・ショッピング(40分) ・胡同散策(30分) ・かわいい雑貨や小物が揃う南鑼鼓巷(なんらここう/下車)散策(40分)


最初の演目です。

覇王別姫

「四面楚歌」の物語。 秦の始皇帝が死んだあと、各地で無数の英雄が挙兵したが、最後に項羽と劉邦の二人が勝ち残った。項羽は、戦場では無敗を誇る勇将だったが、謀略や諜報戦で劉邦側に負け、垓下の地で劉邦軍に包囲された。ある夜、四方の敵陣から故郷の楚の歌が聞こえてきた。故郷はすでに、敵軍に占領されてしまったのか。項羽は、自分の最後が近いことを知り、妃の虞姫(ぐき)と別れの酒宴を開く。虞姫は見事な剣舞いを舞ったあと、項羽の足でまといにならぬようにと、自刎して果てる。 梅蘭芳(メイランファン)の代表作の一つ。また陳凱歌監督の中国映画「覇王別姫−さらばわが愛」のヒットは記憶に新しい。

始まりました。

虞姫です。

楚の項羽の寵姫。日本では虞美人(ぐびじん)とも呼ばれる。戦地にいる彼女の衣装は、魚の鱗のような模様がある「魚鱗甲(ぎょりんこう)」で、鎧を着ていることを表現している。普段軍営にいるときはこの上に「女斗篷(じょとうほう)」という黄色地に鳳凰と牡丹の刺繍が入ったマントを羽織る。なお、黄色は高貴な身分の象徴。

項羽登場

秦(しん)末の武将、字(あざな)は羽。劉邦(りゅうほう)とともに秦を滅ぼし楚(そ)王となるが、垓下(がいか)の戦いで劉邦に敗れ、烏江(うこう)で自刎(じふん)する。頭に元帥級であることを示すかぶりものをしているが、背中に旗をさしていないのは、項羽の力が今まさに尽きようとしていることを意味している。


三岔口

宋代の物語。武将の焦賛は、正義の熱血漢だった。彼は義憤にかられて悪徳政治家を殺し、その罪で流刑になる。だが、悪徳政治家の一派は、流刑の途中で、焦賛を暗殺しようとするだろう。そう心配した将軍の楊延昭は、部下の任堂恵に、ひそかに焦賛の身を守るよう命令した。 任堂恵は命を奉じて旅に出て、流刑地への途中、三岔口にある旅館に投宿する。旅館の主人・劉利華は、実は正義の男で、焦賛をかくまっていた。が、劉は、任堂恵の鋭い眼光と刀を見て、てっきり、彼は焦賛を殺しにきた悪徳政治家の回し者だと誤解した。深夜、劉は任を殺そうと、刀を抜いて任の部屋に忍び込む。二人は闇の中で格闘する。最後に、劉の妻と焦賛が灯火を持ってあらわれ、実は一同みな不正を憎む正義の同志だったことがわかり、誤解がとける。 「武松打店」と同系の、闇の中での立回りが見どころ。

闇の中という設定の冒頭部分

白い衣装が任堂恵、黒い衣装劉利華です。 任堂恵は楊家に仕える武将。戦場では一軍を率いて戦うが、三岔口では楊家の総大将・楊延昭の命で友人でもある焦賛の救出に向かう人物を演じる。三岔口では旅の侠客の姿で登場するが、その歩き方や身のこなしは侠客のものではなく武将の風格を漂わせている。顔の横にぶらさがる玉のようなものは闘魂の象徴とされているもの。 劉利華は三叉路に面した場所で妻と一緒にしがない宿屋を経営して暮らす主人。かねてから焦賛の武勇を慕い、また楊家に恩義があることから、どうにかして焦賛を助たいと思っている。衣装にある蝶の模様は彼が蝶のように軽やかで身軽であることを表している。また、顔の中央だけを白く塗るメイクは「小花臉」といい、「武丑」の役柄の特徴。


坐宮

宋(そう)の時代の物語。楊四郎(ようしろう)すなわち楊延輝(ようえんき)は、宋の武将だったが、武運つたなく敵国の遼(りょう)の捕虜になった。彼は姓名を変えて正体を隠し、遼の国王の娘・鉄鏡公主と結婚した。 楊四郎の母親は、楊家の一族郎党を率いて、遼に戦いを挑んできた。四郎は母親に会いたいと思い、妻の鉄鏡公主に自分の正体を打ち明ける。鉄鏡公主は、夫のために国境の通行許可証を盗んでやった。

楊延輝は楊家の四番目の息子。若く有能な武将だったが、戦で敵国・遼の捕虜となり、本来の姓である楊の字を二つにわけ「木易」と名乗り正体を隠したまま鉄鏡公主と結婚する。冠とセットの赤い飾りと衣装は身分の高い姫君の入り婿であることを意味し、頭につけたキジの羽と後ろに垂らした白い毛皮はその姫君が異民族であることを表している。 鉄鏡公主は遼の簫太后の娘。女性ながら武勇の誉れ高く、戦の際には軍を率いて戦い自らの手で捕虜にした宋の武将・楊延輝と恋に落ち結婚する。楊延輝との間には息子が一人いる。こよなく夫と息子を愛する妻であり、気転が利く賢い女性。衣装と「両把頭」という髪型は満州族のもので、特に坐宮での牡丹の花の髪型は彼女のシンボル。


貴妃酔酒

唐の玄宗皇帝より,百花亭で酒宴を開くことを命ぜられた楊貴妃は,用意万端ととのえて待っていたが,皇帝は急に梅妃のいる西宮に行く先を変えられたと知らせが入る。心の懊悩もだしがたく,側に仕える高力士と裴(はい)力士を相手に酒を飲み,飲むほどに酔うほどに胸の愁いは深まるばかり,覚えず大酔する。盃をふくんで折腰の舞をするのがヤマで,京劇中の代表的な舞踊劇の一つ。

冒頭部分

楊貴妃です。

唐の玄宗皇帝の妃。中国四大美女の一人。楊貴妃の衣装は「女蟒(じょもう)」と「宮装」があり、王妃・貴妃など身分の高い女性が着用する。「宮装」は上下のワンピース型で色は紅を主とし高貴な身分を象徴する鳳凰や牡丹の刺繍を施している。袖は様々な色を何層も重ね、下半身部分は三層に色とりどりの垂れ帯を計六十四本垂らすのが特徴。


フィナーレです。

これで終了。
いやぁ...期待に違わず面白かったです。
歌舞伎が好きな方なら違和感ないでしょう。
北京へ行ったら是非鑑賞して欲しいです。

この後、タクシーでホテルへ戻りました。


次回は12/5 帰国編ですが、これはクルーズから帰ってからのアップになります。
ご容赦...m(_ _)m


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