元々、ここだけは最低でもツアーに参加してKenai Fjords National Park等じっくり観光したかったのですが、完全に失敗しました。
自分だけなら、それこそ氷河を歩けるようなアクティブなツアーに行きたかったのですが、歩くだけで大変な80代の母(1月のMSC乗船時に転んで背骨を圧迫骨折し安静にしていた影響で、足がかなり弱ってしまったのです)と叔母が参加できそうな中からよりアラスカらしいツアーを探し、小型船で氷...
元々、ここだけは最低でもツアーに参加してKenai Fjords National Park等じっくり観光したかったのですが、完全に失敗しました。
自分だけなら、それこそ氷河を歩けるようなアクティブなツアーに行きたかったのですが、歩くだけで大変な80代の母(1月のMSC乗船時に転んで背骨を圧迫骨折し安静にしていた影響で、足がかなり弱ってしまったのです)と叔母が参加できそうな中からよりアラスカらしいツアーを探し、小型船で氷河に近づくようなKenai Fjords National Park Tourというツアーを見つけ、これがピッタリに思えました。ところが、3月にクルーズを予約した時、キュナードのWebで予約可能な船からの寄港地観光は、上記含め面白そうなものは既に売り切れていたのです。バリアフリーをうたったツアーもいくつかありましたが、少し考えているうちに完売。
そこで、船を通さず、直接現地のツアー会社のツアーに申し込もうと探したところ、船で扱っているツアーの説明と同じ写真で、内容説明も殆ど同じツアーが、agodaで安く売っているのを発見。他のサイトも色々見て、他のツアー会社の類似ツアーもいくつか見つけ、比較しました。
で、agodaで予約し、これで解決かと思いきや、船の到着予定時刻から、ツアーの集合時間に間に合うかどうかという問題が浮上しました。
当初、船のスワード到着は6:00amとされ、ツアー開始は8:00amで、厳しいけどギリギリ可能性ゼロではないかなと思ったら、その集合時間は7:00amだと。現地のツアー会社から、絶対無理とは言わないけれど、間に合う可能性は低いから、キャンセルして他の遅い時間のツアーに変更してはと言われました。
しかし、出港予定時刻は5:00pmで、帰船はもっと早いことを考えると、今度は戻れる類似のツアーが無い。かと言って、短時間のツアーでは、何かしっくりくるものが見つからない。とりあえず、agodaのはかなり直前までキャンセル無料だったので、そのまま残してクルーズ開始後に可能性を探ることにしました。
クルーズ最初の終日航海日、日本語ホスピタリティデスクでユミさんに相談し、売り切れになっているKenai Fjords National Park Tourのウェイティングリストに入れてもらうことになりまそた。そこからずっと、ユミさんが状況をフォローしてくれ、ツアーデスクのスタッフの感じでは直前までキャンセルが出て参加できる可能性はまだあるらしいということと、自分で予約してる現地の7:00am集合のツアーは、やはり間に合わないだろうと教えてもらいました。この時まだ青森の頃で、ネットが繋がったので、そこでagodaの予約はキャンセルしました。(その後、実際のスワード入港は8:00amに変更されたので、このキャンセル自体は正解でした。同時に、他のツアー会社の類似ツアーもこの時間ではアウトでした。)
ウェイティングリストの成否は、前日夜までにチケットが届くかどうかまで分からないのですが、結局ツアーデスクからは何も届かないまま、スワードに到着してしまいました。(ウェイティングリストに賭けてしまったので、まだ売れ残ってる人気の無いツアーを検討すらしなかったのは、少し失敗だったかも。)
ということで、ノープランな当日、どこに行こうかということになり、無料のシャトルバスでAlaska SeaLife Center(水族館)へ行きました。よく知らずに入ったのですが、入場料高いなーと思ってたら、かなり見応えのある施設で、ここはここで楽しめました。行けて良かった。
次は、徒歩でResurrection Bay Historical Societyへ。入場料$5.00を払って入ったら、いきなりトラブル。後から入ってきた男性客が、突然倒れてしまったのです。直ぐに救急車を呼ぶような状況で、展示施設は閉鎖するから出ろと、返金されずに追い出されてしまいました。しばし呆然。スタッフが救命に慌ただしく動いているのに、$5.00返してとも言い辛い雰囲気。仕方なく2階の図書館を見に行って、少し時間を潰しました。30分程で戻ると、医療機材を持った人々が救急車へニコニコ帰るところで、先程倒れた男性は展示施設のスタッフとにこやかに会話してました。で、もう入って良いかと確認すると、スタッフもこちらを覚えていて、どうぞどうぞ、ご協力感謝しますと。やっと展示を見ることが出来ました。
その後、海沿いの遊歩道を歩くと、天気が良く大自然の景色が素晴らかった。ところが、もう疲れてる母と叔母は、船に帰ることで頭がいっぱい。帰船時間までまだまだ何時間も余裕があるのに、大自然に興味を示さず、立ち止まって写真を撮っている私を置いてどんどん先へ。一度追いかけ、写真を撮らないのかと聞くと、やっと景色に気づいて数枚写真を撮っていましたが、そこでまた私が撮影している最中に、また二人は先へ歩いて行ってしまいました。
ここで、もう追いかけるのをやめました。海沿いの遊歩道からの素晴らしい湾の景色の向こうに、停泊しているQEが小さく見えており、いくら何でも二人が迷う要素が無い。私に対して、早く船に連れて帰れと言うけれど、勝手に先に歩いて行ってしまったのはあちら。ここから船に帰る道すがら、Kenai Fjords National Park Visitor Centerもあるし、多くの土産物屋もあり、レストランやカフェも寄れ、それらを楽しんだ後、その近くから船に戻る無料のシャトルバスに乗ればベストだったのですが、言っても無駄と悟りました。どうせ説明しても「もう歩けない」とか、「早く帰らないと間に合わず船に迷惑をかける」と、事実に関係なく苦言を呈され、二人だけでは帰れないから早く船に連れて行けと言われるのが目に見えました。しばらく一本道で、私が必要なら、待っているか戻って来るだろうと思いましたが、私がまだ写真等撮っている間に、見えないくらい遠くまで行ってしまいました。
(後で船に戻ると、私が二人をおいて勝手に消えたという話にされており、流石にイラッと。二人で迷いながら徒歩で戻るのが大変だったとか不満をぶつけられましたが、それでも戻れたところまでが私の想定内であり、私を置いて行かなければ無料のシャトルバスも乗れたのであり、文句を言われる筋合いはありません。しかしこれが、この高齢者姉妹を旅に連れて行くということなんだと、これまでの経験から想定できていたことでもありました。できる限り旅を充実させようとすると、2対1で私が悪者にされる。だからこそ、ツアーに参加させられなかったことが悔やまれました(シクシク)
なお、私が反対を押し切って、散々文句を言われながら連れ回す程、帰国後は感謝されるというのも毎度のことです。無理に連れて行ってくれたお陰で良い経験が出来たと、必ず感謝される。最後に感謝される経験をさせるために、現地でどこまで自分が悪者になるか、苦労するしか無いのです。)
さて、一人になって、ゆっくり景色を堪能しながら歩いていると、向こうから自転車で近づいてきた外国人に「ヒロシ〜」と声をかけられビックリ。なんと、カジノで顔なじみになっているディーラーとスーパーバイザーでした。私服で全然気付きませんでしたが、二人はクルー用の自転車で、寄港地の自然を満喫しているところでした。「一人なの?」「母たちはもう先に帰った(それ以上ややこしい説明はせず)」「楽しんでる?」「今日は天気に恵まれて素晴らしいよ」とか話し、またカジノでとSee you laterと別れました。
その後、Kenai Fjords National Park Visitor Centerへ立ち寄り、シアタールームでアラスカの大自然のムービーを見て、こんなのもっと近くで生で見たかったなぁ、そのためには次は一人で来るしかないなぁ...と、また来たいという思いを強められました。キャンプ場マップとかもあり、テント持参も良いな...とか。それから色々寄り道しながらアラスカ鉄道スワード駅へ。アラスカへの片道クルーズと、鉄道組み合わせるのも良いなとか、色々想像しながら船に戻りました。
なお、何カ月前にクルーズの予約をしていたら、希望の寄港地観光が出来たのかは、全く分かりません。 続きを読む»