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クルーズ旅行の食事ってどんな感じ? はじめてのクルーズで驚くこと【初心者向け】

クルーズ旅行の食事ってどんな感じ? はじめてのクルーズで驚くこと【初心者向け】

クルーズ船上のお食事はどんなものなのでしょう。

どこでどんなものが食べられるのか?その都度お金を払うのか?食べる時間が決まっているのか?子供も一緒に食事を楽しめるのか?

初めてのクルーズだと分からないことだらけですよね。 今回はそんな、クルーズの食事のことについて、外国客船での食体験を中心にご紹介します。

この記事の目次
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1. クルーズの食事についての基本情報

クルーズでは、美味しいお食事が楽しめるだけでなく、食に関するあらゆるものが揃っている!といっても過言ではないほど、様々な食体験が用意されているのです。

一般的なクルーズ客船では、豪華なレストランでのフルコースディナーはもちろん、お部屋で家族だけでゆっくり映画を見ながら食事を楽しめるルームサービス、好きな時に好きなものを好きなだけ食べられるブッフェ、日中プールサイドで海を見ながら食べるピザやアイスクリームなどといったあらゆるものも基本的にクルーズ代金に含まれているのです。

1-1. 無料で楽しめるもの

クルーズ客船ではメインのお食事以外にも、様々な食事が無料で楽しめます。

一般的なクルーズ客船で、無料で楽しめるお食事は下記の通りです。

【無料で楽しめるもの】

  • (メインダイニング)レストラン(※1)
  • ブッフェ
  • ピザグリル
  • バーガーグリル
  • ソフトクリームバー

(※1)クルーズ代金に含まれるレストランは一般的に「メインダイニング」と呼ばれるレストランです。

1-2. 一部有料で楽しめるもの

クルーズ代金に含まれていない、その都度代金が発生するレストランやカフェ、バーなどもあります。

一般的なクルーズ客船(※2)で、有料で楽しめるお食事は下記の通りです。

(※2)この場合ランクの高い高級船やフリースタイルシップを除く

【一部有料で楽しめるお食事】

  • スペシャリティレストラン
  • カフェ
  • バー
  • アイスパーラー
  • アルコール全般

2. フルコースが無料!メインダイニングでのお食事

クルーズ乗船中の基本のレストランと言えるものが、一般的に「メインダイニング」と呼ばれるレストランです。 基本的に、クルーズを予約した1家族(グループ)ごとに席が固定になり、食事代はクルーズ代金に含まれています。

客船によって異なりますが、多くは2回制で、1回目が17:30頃〜、2回目が20:00頃〜、この時間帯希望はクルーズの予約時にリクエストを出すことが多いです。

コース料理が基本で、メニューは毎日違う内容になっています。客船や海域によって、メニューに地域性や季節性が取り入れられていることもあったり、和食テイストの一皿が用意されていたりするので、毎日の食事を楽しみに利用してみましょう。

また、夜だけでなく、朝昼もメインダイニングでお食事を取ることが出来ますので、色々な時間帯に利用してみましょう。

3階からのダイニング中央の眺め。 シャンデリアがとてもゴージャス。

2-1. 非日常のフルコースを毎晩堪能

前菜、スープ、メイン、デザートの4コースがほとんどで、メニューの中から好きなものをチョイスします。 メインダイニングの利用料はクルーズ代金に含まれていますので、気兼ねなくお食事を楽しみましょう。

シーザーサラダやステーキ、エビを使った料理などといった基本的なお料理の他、客船によっては、アラスカクルーズでサーモンの美味しい季節には、アラスカ近郊で獲れた大ぶりのサーモンを使った一皿を出すなどといったことも。

また、ガラディナーと呼ばれる、ドレスコード(食事の際の服装)の決まった特別な夕食時には、ガラディナーにしか食べることの出来ない特別メニューが設けられるなど、見逃せません。

アルコールやドリンクなどはオールインクルーシブ制のクルーズ客船や、スイート特典などで付帯している場合を除いて、有料となりますので、その都度ウェイターさんにオーダーをしてください。

海外のおしゃれな盛り付けも見てて楽しい

2-2. メニューで気に入ったものは何度でもリピート

みなさんは通常のレストランのコース料理でおかわりを頼んだことはありますか? 恐らく答えはノーでしょう。

そんな、ちょっと躊躇しちゃうようなコース料理のおかわりも、クルーズに乗ったら簡単にできてしまいます!

たとえば、頼んだデザートが気に入ったのであれば、値段を気にせずおかわりを頼みつづける!(※3) なんていうことも、クルーズなら当たり前です。

私は、初クルーズでディナーを取った時に、隣の席のアメリカ人が何度も何度もデザートのフォンダンショコラを繰り返しオーダーしているのを見て、「クルーズってなんて自由なんだ!」と感動したことが今でも忘れられません!

(※3)プランによって、メインのオーダーに制限がある客船もあります。

2-3. ウェイターと仲良くなると楽しみ倍増!

メインダイニングは席が固定で、ウェイターさんも担当が決まっています。

メニューがなかなか決められない時には、ウェイターさんがオススメを教えてくれたり、好きな料理を覚えていてくれて「今日は頼まないの?」と聞かれたり。

毎晩顔を合わせるうちに、人懐っこいウェイターさんの笑顔に心を鷲掴みにされることでしょう。

子供連れの方もご安心。ウェイターさんは皆子供たちにもとても親切にしてくれるので、安心してお食事を楽しむ事ができますよ。

2-4. オシャレしてディナーを楽しもう!

レストランの利用の際には、一部フリースタイル客船以外はドレスコードが決まっています。 ドレスコードは客船により異なりますが、はじめのうちは少し戸惑いますよね。 でも、そんなにかしこまって考える必要はありません。 ドレスコードは同じ空間で食事をする人同士が気持ちよく時間を過ごせるようにと設けられているものなので、自分の持っている中で、決められたドレスコードの範疇に合った洋服を自信を持って着こなしましょう。

フォーマルディナーはおもいっきりオシャレを楽しんじゃいましょう!

着物でフォーマルも素敵です!

2日目夜はフォーマルナイトでした。 せっかくなので、ドリームワークスの ペンギンと写真を撮ってもらいました!

2-5. 最終日には涙が、、、感動体験間違いなし!

下船前日、最終日のディナーでは、メインダイニングにシェフやウェイターが大集合! クルーズ中の献身的な働きに、乗客から感謝の拍手が贈られます。 その場の乗客とクルーの一体感たるや、、、感動すること間違いなしです。

3. ルームサービスが無料!

ここまで、メインダイニングでのお食事についてご紹介してきましたが、毎日レストランを利用すると考えると少し疲れてきちゃうというような方もいるのでは?

そんな方もご安心ください。レストランで楽しむだけがクルーズのお食事ではありません。 ここからはルームサービスについてのご紹介です。

3-1. 客室でゆっくり軽食を楽しむのもいい

寄港地観光に出かけて少し疲れてしまった、今日はなんだかパジャマのままお部屋でくつろぎたい、そんな日もあるかと思います。そんな時にはぜひルームサービスを頼んでみましょう。

ルームサービスは客船にもよりますが、多くは朝食や軽食は無料で利用する事が可能です。 朝食だと、たとえばフルーツやジュース、パンやペストリーなどのコンチネンタル・ブレックファスト、軽食だとサンドイッチやチップス、サラダやスープなどがオーダー出来ます。

朝食のオーダーの場合は、前日夜の決められた時間までに、所定のオーダー用紙にリクエストをチェックして部屋のドアノブにかけておく、それ以外は電話でオーダーをするという利用方法になります。 ルームサービス自体にはお金がかからない場合も、利用する際にはチップが必要です。 1人につき1ドル以上を目安に、ルームサービスを運んできてくれるスタッフに支払いましょう。

3-2. 憧れ!バルコニーで朝食を

バルコニー付きの客室を予約したら挑戦していただきたいのが、朝食をバルコニーで取るということです。 終日航海日の朝や、寄港地観光の出発がゆっくりの日にやってみるとよいでしょう。

日々の喧騒を忘れ、バルコニーに出て海を見ながらコーヒーをゆっくり楽しむひとときは、なにものにも変え難い、クルーズ中の素晴らしい思い出となるでしょう。

前日夜までの、朝食オーダーを忘れずに。

朝食のルームサービスが無料だったので、バルコニーで。 朝食のルームサービスのメニュー表は、夜?部屋に届けられるので、欲しいものに、数字を入れて、夜に部屋の廊下側のドアノブに掛けて置く仕組みです。

4. ブッフェももちろん無料!

レストラン、ルームサービスはもちろん、クルーズ中の食事の楽しみのひとつ、ブッフェも忘れてはいけません。ブッフェは朝、昼、夜、それぞれの時間帯にぴったりな食事が並びます。

客船によっては20時間近くオープンしていたり、おやつの時間帯にはデザートがずらっと並んでいたりととても魅力的なので、お腹が空いていなくてもふらっと寄ってしまいます。

4-1. 多国籍ディッシュ体験

クルーズ客船の乗客は多国籍なので、ブッフェも世界中の料理が用意されています。 客船によっても違いますが、そのブッフェの規模は日本でも人気のホテルブッフェ、またはそれよりも大きく、1度の利用では並んでいる料理を把握できないほどの品揃えです。

客船によっては、日本人が乗船していればお寿司、インド人が多ければカレーなど、臨機応変に用意してくれる場合もあるようです。

4-2. レストランからのはしごもできちゃう

レストランで食事を済ませたら、もうその日はブッフェを利用できないということはありません。 ブッフェがオープンしていれば、いつでもちょこっと寄ってみても構わないのです。

ブッフェは席は自由で、レストラン同様アルコールやドリンク類は別途注文する形式です。 一般的に、コーヒーや紅茶は無料となっています。

客船によっては終日ジュースサーバーがオープンしていたり、午前中だけオレンジジュースやレモネードが無料で提供されることもあります。

レストランではお腹がいっぱいでデザートをパスしたけど、やっぱりデザートが欲しくなる事もありますよね?

そんな時には迷わずブッフェへ寄って、はしごしちゃいましょう。

日に何度もメニューを代えながら、船によっては20時間近く営業していることもあるブッフェは、夜寝る直前にも寄りたくなってしまうのも当然。

寝る前のミルクやクッキー、サンドイッチやサラダなどが用意されていることもあるので、気になったらチェックしてみてください。

5. 世界の名店も!スペシャリティ・レストラン

ここまで、無料で利用できるレストランやブッフェなどをご紹介してきましたが、ここからはスペシャリティ・レストランと呼ばれる、メインダイニング以外の、例えば和食やメキシコ料理、ステーキハウスなどといった様々なコンセプトごとに設けられた有料レストランをご紹介いたします。

食品の素材や調理法などのクオリティが高いものが多く、特別な食体験が出来るのでオススメです。

スペシャリティ・レストランは通常予約制となっており、乗船前からの予約や、乗船後に電話やデスク、レストランに直接などの方法で予約を入れる必要があります。

クルーズ中の終日航海日や、ガラディナーの日など、人気の日があるので、スペシャリティ・レストランを利用したい場合はいつにするか計画を立てておくと良いでしょう。

5-1. アラカルトかテーブルチャージ制

ランクの高い高級クルーズ客船などを除いて、通常スペシャリティ・レストランの代金はクルーズ代金に含まれてはおらず、その都度代金が発生します。 スイート特典やリピーター特典などでクルーズ中に利用が無料になるような場合があるので、そういった特典を持っている場合は忘れずに利用しましょう。 それ以外の通常利用の場合、レストランによって、「アラカルト」といわれる1品ごとに代金が決まっているものと、「テーブルチャージ」といわれる席代の2種類の料金形態があります。

「テーブルチャージ」で利用出来るレストランが多く、その場合は決まった代金でコースメニューの中から好きなものを選んでオーダーすることとなります。テーブルチャージ制の場合は街のレストランなどで食事をするときよりもかなりお得な料金で食事が出来るので必見です。

5-2. 有名店の味を楽しむチャンス!2店をご紹介

ミシュラン三つ星イタリアン

日本発着クルーズをおこなう客船コスタ・ネオ・ロマンチカから「リストランテ・カサノバ」のご紹介です。リストランテ・カサノバは、日本を除くアジアで初めてミシュラン三つ星を獲得した「8½ Otto e Mezzo BOMBANA(オット・エ・メッツォ・ボンバーナ)」のオーナーシェフである、ウンベルト・ボンバーナ氏 が監修 したイタリアンレストラン。 ボンバーナ氏は日本には出店していないので、日本から乗船してカサノバを利用出来るのは貴重です! 〈テーブルチャージ制:お一人様59ドル〉

ラルフローレン監修のステーキハウス

オーシャニア・クルーズから「ポログリル」(Polo Grill)のご紹介です。 ポログリルはアメリカのファッションブランドでおなじみのポロ・ラルフローレンが監修しているステーキハウス。〈無料〉

「ポログリル」のメイン産ロブスターグリル

6. クルーズに乗ったら必ず食べたい軽食3連発!

プールサイドで日光浴をしながらゆっくりとした時間を過ごす。そんな至高のひとときには、ビール片手に軽食を楽しめたらさらに極楽!

クルーズに乗ったら必ず食べたい軽食を3つ、画像とともにご紹介いたします。

6-1. 必ず食べたい【その1】ハンバーガー

プールサイドに位置することが多いハンバーガーグリル。客船により異なりますが、注文したその場で鉄板で温めて提供されます。ハンバーガーの味や、付け合わせを選ぶことが出来ます。

MSアムステルダムのクオリティの高いハンバーガーは必見

6-2. 必ず食べたい【その2】ピザ

客船によって特徴が表れるのが意外にピザなのです。イタリアの船だとピッツェリアがあり、こだわりの石窯で焼きたてのピザが楽しめることも。

日本発着をおこなうダイヤモンド・プリンセスのピザは、プールサイドに位置するピザグリルで焼きたてを無料で楽しめます。

同じく日本発着をおこなうコスタ・ネオ・ロマンチカは、イタリア船らしくピザにこだわりを持っています。1枚8.5ドルですが、むしろそれが安い!と感じるほどに本格的な石窯ピザをピッツェリアでいただく事が出来ます。

好きな具材を選んでオリジナルピザを焼いてもらいます

6-3. 必ず食べたい【その3】ソフトクリーム

夏でも冬でも旅先で食べたくなるのがソフトクリーム。 クルーズ船上でも、もちろん魅力的なソフトクリームに出会えます。

6-4. 必ず食べたい【番外編】アフタヌーンティー

レストランやカフェ、ブッフェがクルーズ中に楽しめるということで満足していてはいけません。 もうひとつ、ぜひ体験してみたいもの、それは「アフタヌーンティー」です。

客船によってはアフタヌーンティー自体がないことや、毎日ではなく、開催する日が決まっていることなどがあります。

アフタヌーンティーが用意されている客船ですと、クルーズ代金に含まれていることが多いので、忘れずに楽しんでいただきたいですね。

7. お酒好き必見!さまざまなスタイルで飲む!

船内にはアルコールを提供するスポットが多くあり、それはレストランだけとは限りません。 船内のアルコールの金額は案外良心的で、ついつい飲みすぎてしまうかも。 お酒が大好きな方は、アルコールパッケージなどをうまく使ってお得に飲むのもオススメです。

バーでは毎日ハッピーアワーが開催されるので、船内新聞をよーくチェックして、逃さないようにしてください。

7-1. プールサイドでリゾート気分で飲む!

プールサイドには必ずバーがあるので、そちらでオーダーしてお酒を楽しめます。 バーテンダーと仲良くなると、あなたのスペシャルドリンクを作ってくれるかも。 プールサイドではリゾートチックなかわいいカクテルが飲みたくなりますね。

7-2. お得に!ハッピーアワーは逃さない

船内のバーでは毎日ハッピーアワーが開催されます。たとえば同じカクテル2杯を1杯分の値段で提供など。時間が決められているので、船内新聞をよーく確認してみてください。

7-3. たくさんのバーを制覇する

船内にはたくさんのバーがあり、それぞれにコンセプトが設けられています。夜はバーでイベントが開催されていることも多いので、イベントを見ながら一杯飲んだり、葉巻を吸えるシガレット・バーで時間を過ごしたり。あなたのお気に入りの場所を見つけてくださいね。

ビルボードライブではハッピーアワーになると同じカクテルなら1杯サービスに

8. 有名ショップも出店していて驚き!

世界に展開している人気ショップの味がクルーズ船上でも楽しめます。

8-1. スターバックス(Starbucks Coffee)

このロゴを見かけるとついつい入ってしまうという方もいらっしゃるのでは?

8-2. ゴディバ(GODIVA)

ゴディバ(GODIVA)のチョコのファンの方は必見ですね!

8-3. ヴェンキ(Venchi)

最近日本にも路面店がオープンしたヴェンキ(Venchi)。ジェラードがなんともオシャレです。

9. まとめ

以上、クルーズのお食事についてご紹介してまいりましたがいかがでしたでしょうか。 クルーズ中に楽しめる食に関するあらゆることがお分かりいただけたでしょうか。

是非ともこちらを参考に、クルーズに出かけて食事を楽しんでみてくださいね!

※ 記事内に紹介されているクルーズ船や寄港地の情報については、記事執筆者の経験や情報収集に基づいた参考情報であり、実際の内容と異なる場合や、内容が変更されている場合があります。
※ 最新の情報については船会社や港湾の公式ホームページのご確認や、ご予約に利用される旅行代理店へのご確認をお願いします。

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