クルーズ完全ガイド。申し込み方法から準備、乗船まで。
クルーズ旅行に行きたいけれど、予約申し込みから実際にクルーズへ乗船するまでの流れが想像出来ないのでなんとも不安だという方もいらっしゃるのでは?
今回は、ポイントとなる場面を4つに分けて解説いたします。
【クルーズ旅行決定編】どうやって選べばよいか
【クルーズ旅行予約編】予約申し込みの方法
【クルーズ旅行準備編】必要な書類や購入しておくと便利なものをご紹介
【クルーズ乗船編】旅行当日にクルーズ客船に乗船するまで
外国船でのクルーズ旅行を中心にご紹介しますが、日本船でのクルーズ旅行をお考えの場合にも、当てはまる箇所がありますので、参考にしてみてください。
1. 【クルーズ旅行決定編】どうやって選べばよいか
ひとことでクルーズ旅行と言っても、さまざまな種類があります。 自分にぴったりのクルーズ旅行を見つけましょう。
1-1. 日本船にするか?外国船にするか?
日本人のためにこまやかなサービスが提供される日本船で出かけたいのか、客船サイズや船内の雰囲気も様々でバリエーション豊かな外国客船で出かけたいのか。
まずは自分がどんなクルーズ旅行をしたいのか、考えてみましょう。
1-2. クルーズのランクも要チェック
どんなクルーズ旅行をしたいか、イメージが湧いてきたら実際のクルーズ旅行とギャップが出ないようにクルーズを選びましょう。 クルーズ旅行の満足度は、多くがここで決まります。
下記の3つのポイントをしっかり検討して、クルーズ旅行を選びましょう。
(1)クルーズのランク
カジュアルにわいわい楽しみたいのか?それともしっとりと高級感も大切にしたいのか?
(2)季節や行き先
夏に海でゆったり?それとも過ごしやすい気候を選んで寄港地観光もしっかりと楽しみたいのか?
(3)旅行中に何をメインにしたいのか
クルーズ客船内で楽しみたい?それとも各寄港地で出かけるのが目的なのか?
2. 【クルーズ旅行予約編】クルーズ旅行の予約申し込みの方法
行きたいクルーズ旅行が見つかったら次はいよいよ予約に進みます。
パッケージツアーなら、宿泊や送迎なども全てついているのか? クルーズのみの予約なら、飛行機やホテルの予約はどうするか?などに気をつけて予約をしましょう。
2-1. パッケージツアーの場合
日本から出港地空港間の飛行機、出港地空港から港間の送迎、前泊後泊など全て(場合によっては一部)がパッケージに含まれています。
日本から添乗員付きの場合や、添乗員なしで客船内から日本語ガイド付き、送迎部分のみ日本語ガイド付きなど、様々な種類があり、主に日本の旅行会社が企画販売しているものとなります。
パッケージツアーになると代金が少々割高になることも多いですが、 海外旅行に慣れていない、クルーズ、飛行機、宿泊などの各パーツを自分で予約手配が出来ないという方にはパッケージツアーの方が安心です。
2-2. クルーズオンリーの場合
日本の旅行会社や、クルーズライン、クルーズ代理店などからクルーズのみを購入し、それ以外の部分については自分で予約手配をします。
クルーズの出航日時に合わせて飛行機やホテル、送迎や移動を考える必要があるので、飛行機、宿泊、移動などの各パーツをしっかり調べて準備出来る人や海外旅行に慣れている方はクルーズオンリーが向いています。
2-3. Cruisemansで予約すると3%還元でお得!
Cruisemansでクルーズ旅行の予約をおこなうと、旅行代金の3%が還元されます。 お得にクルーズ旅行を予約しましょう! Q&A:Cruisemansでの予約方法と、3%還元の方法を教えてください。
3. 【クルーズ準備編】必要な書類や購入しておくと便利なものをご紹介
3-1. 予約前後に必要となるもの
パスポート
外国客船に乗船する場合に必要となるのがパスポートです。 パスポートがなくとも予約自体は可能ですが、旅行会社によっては予約後何日後までにパスポートコピーを送ってくるようにと指示されることもありますので、予約時にきちんと確認しましょう。
予約時には、パスポートの名前通りに予約を入れる必要があります。もし名前のスペルを誤って予約を入れてしまうと、予約の取り直しとなることもありますので注意しましょう。
もし、予約後にパスポートを取得する場合には、予約時に伝えた名前のスペルでパスポートを取得しなくてはなりません。 パスポート取得のためにかかる期間も考慮して、手配してください。
下船時までに必要な残存期間が、各クルーズラインによって決まっていますので、予約時に必ず確認してください。 飛行機での帰国や、乗り継ぎがある場合には、国毎に残存期間の条件が違いますので、注意してください。
海外旅行保険
いざという時に役立つ、海外旅行保険も必要に応じて手配するようにしましょう。
クルーズ旅行は通常の海外旅行よりも取消料発生日が早いため、クルーズ旅行のキャンセル料を保障する(条件要確認)ことができる、旅行変更保障特約が付帯した「クルーズ保険」も販売されているので、検討してみましょう。
クレジットカード
クルーズ旅行では、クレジットカードがあるととても便利です。 船内レストランやショップなどの支払いは「クルーズカード」というカードでおこないます。客船内で現金を使用しなくてよい、便利なカードなのですが、クルーズカードにクレジットカードを紐づけて登録すれば、船内清算が後日クレジットカード引き落としとなるため、大変便利です。
クレジットカードの不備があったことを考えて、出来れば2枚以上用意するとよいでしょう。
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査証類
クルーズに乗下船する国や、寄港地によっては、査証が必要となる場合があります。
〈日本国籍者が、クルーズ旅行で査証が必要となることが多い国〉
アメリカ
〜アラスカクルーズ、カリブ海クルーズ、パナマ運河クルーズなど〜 アメリカに入国するには、ESTA(電子渡航認証システム)が必要です。 時間的余裕を持って、日本出発までオンライン申請をおこなうようにしましょう。 2011年3月以降にイラン・イラク・スーダン・シリアに入国したことがある場合(例外あり)には、ESTAが利用出来ませんので、注意が必要です。
ロシア
〜バルト海クルーズ〜 ロシアに入国するには査証が必要です。 船会社のエクスカーションに参加する場合には個人での査証取得が不要となる場合が多くあります。 ただし、ロシアの港へ寄港・停泊するクルーズでの査証必要条件が、クルーズライン毎に異なりますので、必ず予約時に確認するようにしましょう。
3-2. クルーズ旅行の持ち物
クルーズ旅行中に必要な持ち物は、各シーン毎に種類を分けて準備してみましょう。
クルーズ旅行の持ち物を用意するときに大事になるポイントは3つ。
ポイント1. チェックインに必要なものはハンドバッグへ
ポイント2. 客室に入ってからで良いものはスーツケースへ
ポイント3. 着替えは利用シーンを想像して用意して
乗船する前に、スーツケースを係の人やポーターに預けることがほとんどです。チェックインに必要なパスポートや貴重品などはハンドバッグに分けて準備しましょう。そのハンドバッグに入れるものは、客室に入るまでに必要なものだけにしておけば、チェックインで混乱しなくて済みますよ。
服装面も想像することが大事に。船内ではどんな服装で1日を過ごすのか?寄港地観光で暑かったら?寒かったら?どんな服が必要となるだろう?
旅行中の服装について、想像をめぐらせてみましょう。
4. 【クルーズ乗船編】実際にクルーズ客船に乗り込むまで
いよいよクルーズ乗船です。
クルーズ旅行では、乗船手続きの前にスーツケースを係の人に預けて、客室に事前に運んでもらうなど、乗船ターミナルに到着後にやらなくてはならないことがいくつか出てきます。
そういった一連の流れを、例として客船コスタ・ネオ・ロマンチカの日本発着クルーズの乗船フローに沿って、ご紹介します。
4-1. 乗船ターミナルについたら
スーツケースを係に預ける
ターミナルについたら、まずは荷物のタグを確認してから係の人にバゲージを預けましょう。
もしタグが見当たらなければ、新しいタグをもらえます。
予約確認書に記載のある、部屋番号をきちんと書き込んでから預けてくださいね。
乗船手続きをする
荷物を預けたら乗船手続きに進みましょう。 部屋によって乗船手続きが出来る時間が決められている場合が多くあります。 事前に手続き開始時間などをきちんと確認しておくことで、無駄な待ち時間がなくなりますよ。
乗船手続きに必要なものはきちんとハンドバッグにまとめてありますか?
- パスポート
- 予約確認書(なくても大丈夫)
- クレジットカード
- 健康アンケート(クルーズラインによる)
などが必要になります。
4-2. 乗船したら
クルーズカードをピックアップ
いよいよ乗船!まずは客室へクルーズカードをピックアップしにいきましょう。 クルーズカードは、クルーズ中にルームキーとなったり、各種支払いに使用できるクレジットカード代わりになったり、乗下船時の身分証明となったり、とても大切なもの。
乗船したら肌身離さず保管しましょう。
クルーズラインによって、客室に置かれている場合と、乗船手続き時に渡される場合とがあります。
救命訓練に参加
乗船したら一安心!と言いたいところですが、乗船時に一番大切だと言って過言ではないもの、それが救命訓練(ドリル)です。 国際海事法で義務付けられている訓練で、我々乗客が緊急の場合に、どんな行動を取らなければならないか?を担当のクルーが、実技を交えて教えてくれます。
クルーズカードに集合場所が指定されていますので、必ずそのエリアでドリルを受けましょう。
5. まとめ
クルーズ旅行の申し込みから、持ち物や書類などの準備、そして乗船したらやるべきことをフローでご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
これからクルーズ旅行に出かけてみたいという方は、ぜひこの記事を参考に、クルーズ旅行の第一歩を踏み出してみてくださいね!
※ 記事内に紹介されているクルーズ船や寄港地の情報については、記事執筆者の経験や情報収集に基づいた参考情報であり、実際の内容と異なる場合や、内容が変更されている場合があります。
※ 最新の情報については船会社や港湾の公式ホームページのご確認や、ご予約に利用される旅行代理店へのご確認をお願いします。