【日本発着クルーズ】日本人へのおもてなしこそがダイヤモンド・プリンセスの売り(クルーズシンポジウム in 福井[第2部])
2019年3月17日に福井商工会議所 国際ホールで、福井県庁企業誘致課による「クルーズ・シンポジウム in 福井」が開催された。 当日は3部構成で、1部を漫画家のくぼ こまき 氏が、2部をコスタ ネオロマンチカ、ダイヤモンド・プリンセスから担当者が、3部を(株)オーシャンドリームより堅田 寛 氏、(株)ツアー・ステーションより加藤 広明 氏がそれぞれスピーカーとして登壇し、クラス別のクルーズの魅力や選び方などを紹介した。
★第2部 【日本発着クルーズの紹介】から、ダイヤモンド・プリンセス担当者からのプレゼンテーションをご紹介します。
3月17日@福井商工会議所 国際ホール
(談:司会)第二部を始めます。 それではまずはじめに、カーニバルジャパン松下様お願いいたします。
(会場拍手)
(談: カーニバルジャパン松下氏)
皆様こんにちは。 ただ今ご紹介にあずかりました、プリンセス・クルーズ日本オフィスの松下と申します。
本日は10分のお時間しかありませんので、皆様にはダイヤモンド・プリンセスのご説明をさせていただきますので、レジャーの説明会になりますので気軽に聞いていただければと思っております。
本来ならここでクルーズとはなんぞや?というお話をさせていただこうかなと思ったのですが、先ほどくぼこまき様の方から色々なお話がありましたので(第一部はイラストレーターのくぼこまき氏による講演をおこなった)実際に私ども船会社がクルーズとはこういうものですよと話すとですね、ものすごく胡散臭いんですよね。
ただですね、本当の実体験を基に話していただけましたので、本当に皆様クルーズの良さというのが分かっていただけたかなと思います。
ではここで、ダイヤモンド・プリンセスというお船がどんなにいいものなのかということを簡単にご説明させていただきます。
まずプリンセス・クルーズというのはどういう船会社が運航しているのかということを簡単にご説明させていただきます。
1. プリンセス・クルーズとは?
プリンセス・クルーズとは全世界で17隻の船を保有しておりまして、この10月に更に新造船が1隻出てまいりますので全部で18隻になります。
そのうちの1隻、ダイヤモンド・プリンセスが日本発着クルーズといいまして、日本の近海をぐるぐる廻っています。
原則は横浜、もしくは神戸ここを起点として、日本の近海をぐるぐる廻っておりまして、今年から年間配船と言いまして、1年間ダイヤモンド・プリンセスが日本にいますよという状態になっております。
実はですね、2013年からプリンセス・クルーズは日本発着クルーズを始めました。 サン・プリンセスという7万トンの船で、日本発着クルーズを始めました。
クルーズの旅行というのは、フライ&クルーズと言いまして、飛行機に乗って海外まで行って、クルーズをして、飛行機に乗って帰ってくるという、フライ&クルーズというのが主流でした。
私がクルーズの仕事を始めた10何年前にはコンピューターで「クルーズ」と検索すると、今は豪華客船とか色んな言葉出てきますが、10何年前は「トム・クルーズ」しか出てこなかったんです。
(会場爆笑)
それくらい、クルーズの旅行って認知されてなかったんです。 それが、日本発着クルーズで気軽に乗船できますよというところから始まって、日本でもクルーズという認知度が上がって来ました。
色んな船会社が日本発着クルーズという、日本という新しい土地をめがけてどんどん参入してきていますので、今クルーズというのが非常に身近なところにあるということになっています。
プリンセス・クルーズというのは年間で大体170万人の方が全世界で乗って、約350以上の世界の港を巡っていますよということです。
2. プリンセス・クルーズ=プレミアムクラス客船
カジュアル・プレミアム・ラグジュアリーという3つのクラスがあります。 プリンセス・クルーズはワンランク上の、プレミアム・クラスというところに位置しますよというところだけ覚えていただければと思います。
3. 日本発着クルーズとフライ&クルーズの違い
それでは、日本発着クルーズといったものはどんなクルーズなのか?をご紹介致します。
1、フライ&クルーズのように飛行機に乗らなくて良いので体が楽
(敦賀の皆さまが身近な神戸、もしくは横浜から乗る事ができます。)
2、1度の旅で色々な経験ができる
(1つのクルーズで色々港を周る事ができます。)
3、海から日本をもう一度見ると景色が全く違い、日本の魅力を再発見できる
(旅慣れている方で日本の大体の都市を周ったことがあってもまた違う楽しみ方ができます。)
4、クルーズ代金がお買い得
(プレミアム客船でも1泊大体1万円台から乗船できます。)
5、荷解きは1度で良い
(煩わしい荷解きは乗船した1度だけで良いので、精神的にも楽に旅行ができます。)
4. ドレスコード
みなさまが気になっておられるであろう、ドレスコードのご説明をさせていただきます。 プリンセス・クルーズの場合、正装率というタキシードを着られている方がどれくらいいらっしゃるかですが、ダイヤモンド・プリンセスの日本発着クルーズの場合、20%〜25%くらいです。
10人男性がいれば2人がタキシード、残りの8人はスーツにネクタイといった格好になりますので、そこまでドレスコードの正装率というのは高くありません。
実はカーニバル・ジャパンという我々の会社は、プリンセス・クルーズと、キュナード・ラインという2つのクルーズラインを扱っています。
キュナード・ラインはどんな船を扱っているかというと、クイーン・エリザベスという世界で1番有名な船を運航しているのです。
こちらのドレスコードはタキシード率、90%以上です。 逆に言うと、タキシードがないと恥ずかしいくらいです。
これはなぜかというと、キュナード・ラインというのはイギリス王室も関わっている、英国船籍の船会社になるんですね。
なので船の中は社交界のイメージです。
ダイヤモンド・プリンセスはアメリカの船になりますので、ドレスコードはそれほど高くありません。
ですのでもしダイヤモンド・プリンセスに乗るときは気軽な格好というのは語弊がありますが、みなさま堅苦しくない格好で良いと思います。
5. ダイヤモンド・プリンセスの特徴
そして、ダイヤモンド・プリンセスの特徴ですが、1番の特徴は何かと言うと、外国船というのは非常に大きいです。
船の中の雰囲気は外国の雰囲気です。
しかしデメリットがあります。「日本語が通じない」ということです。
ただ、日本発着クルーズというのは平均すると60%のお客様が日本人です。
日本人の方は日本語が通じないことにストレスを感じる方がいらっしゃると思いますので、まずは 日本語を話せるスタッフが100人乗っていますそして船内で配られる船内新聞は日本語に訳したものをお部屋に配らさせていただいております。
レストランのメニューは全て日本語に訳しております。 船の中の案内書面も全て日本語で出てまいりますし、船内放送も日本語での放送がございます。
ですので、英語に対するストレスが極端に減っているのが、ダイヤモンド・プリンセスだと思ってください。
6. 外国船の良いところ + 日本船の良いところ
「外国船の良いところ=船が大きい」「日本船のよいところ=日本語が通じる、日本食が食べられる」という良いところを一緒くたにしたものがダイヤモンド・プリンセスだというふうに思っていただければと思います。
本来であればここから色々なことをご説明させていただこうと思ったのですが、10分という限られた時間ですので、外国船の特徴をもう少しご説明いたします。
外国船といえばパーティーなどがありますので、皆様お洒落な格好をしてキャプテン・ウェルカム・パーティーというグラスタワーにシャンパンを注ぎ込むというセレモニーに出るんですね。
これは実は船が走っているときにおこないます。 動いている時にグラスタワーを1段1段積み上げて、注ぎ入れるセレモニーを1時間半くらいおこなっています。
みなさん、考えてみて下さい。 これをフェリーでこんなことをしたらグラスがガシャーンと倒れてしまいますよね。 大型客船はそれがないくらい安定しているんです、揺れにくいんですよというところに繋がってきます。
まだ他にも色々なお食事がいただけるんですよなど、ご説明したかったんですが、みなさまパンフレットを見ていただければと思います。
それでは最後にダイヤモンド・プリンセスの一番の売りをお伝えして私の話は終わりにさせていただきたいと思います。
ダイヤモンド・プリンセスの日本発着クルーズはホーランド・アメリカ、MSCクルーズなど色んな船会社が日本発着クルーズというのをやっています。
どの船会社も船が大きいですよ、外国の雰囲気ですよ、日本語が話せるスタッフがいますよ、日本食出しますよ、など色んなことをパンフレットに書いています。
ここで、簡単に値段に惑わされてしまうようではだめなんです。 実際に旅行会社のパンフレット、船会社のパンフレットはみんな良いことを書いていますし、それだけでは正直差別が出来ないです。
同じ船の大きさ、設備、内容とか。
7. 日本人へのおもてなしの経験こそがダイヤモンド・プリンセスの最大の売り
ダイヤモンド・プリンセスがその中で一番優れているものはと申しますと、2013年から約半年間ずつずーっと日本発着をおこなっていて、今は年間配船です。
その中でずーっと日本人のお客様をどうおもてなしするか、みなさまに満足いただけるかという、おもてなしの経験というのが一番の売りとなります。
パンフレット上ではなかなか言い表せないのですが、乗っていただければ格段に満足度が違いますので、値段などに惑わされずに(会場笑)クルーズデビューと言う時には、ダイヤモンド・プリンセスをお選びいただければと思います。
それでは私のお話を終わりにさせたいと思います。
どうもありがとうございました。
(会場拍手)
※ 記事内に紹介されているクルーズ船や寄港地の情報については、記事執筆者の経験や情報収集に基づいた参考情報であり、実際の内容と異なる場合や、内容が変更されている場合があります。
※ 最新の情報については船会社や港湾の公式ホームページのご確認や、ご予約に利用される旅行代理店へのご確認をお願いします。