クルーズに乗ってみたいけど分からないことだらけ!【初心者向け】
クルーズ旅行はお金持ちのシニアが行くものだと思っている方も多いのではないでしょうか?
クルーズ旅行はその豪華なイメージから代金が高いものだと思われがちですが、実は意外にリーズナブル。 クルーズ代金の中には「移動費」「宿泊費」「食費」「エンターテイメント費」が含まれていて、とってもお得に旅行が出来ちゃうのです。
それに家族づれや現役世代にこそたっぷり楽しんでもらえる、クルーズならではの楽しみ方があるんです。 今回は、クルーズの代金や楽しみ方についてお伝えします。
1. クルーズって富裕層シニア向けと思っていませんか?
「クルーズ」と聞くと、どのようなものを想像しますか?
「客船の中は超豪華で荘厳な雰囲気で、キラキラしていて、ドレスやタキシードを着たお金持ちのご高齢の方々が楽しむもの。」
そんなイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか。 それもそのはず、クルーズといえばメディアで「富裕層向け」とか「リタイア世代向け」などの取り上げ方をされていることが多いので、日本ではそのようなイメージを持ってしまっている方も多いのではないでしょうか。
1-1. クルーズは本当に「富裕層向け」のものなのか?
それは誤解です。クルーズと一言で言っても、客船内の雰囲気や料金帯、乗客の年齢層などは様々です。 船によっては、1日あたり4,000円ほどから乗船できるものなどもありますし、1日あたり20万円の最高級なものだってあるのです。
代金が高そうと思われがちですが、実は世界のクルーズ客船は、1日あたりで換算すると1万円台で乗船出来るものが多く、やはりそのあたりの価格帯のものが人気なのです。
1-2. クルーズは「シニア」が楽しむためのものなのか?
意外に知られていませんが、子ども代金を無料に設定しているクルーズを運航している船会社もあります。他にも無料の託児所やキッズプログラムを備えている客船もあったり、夏休みや大型連休中には子連れの家族がたくさん乗船し、子供用イベントで大盛り上がりしていたりもするのです。
私が初めて乗船したロサンゼルス発着のカーニバル・クルーズでは、短期間の短いクルーズだったこともあり、女子高生グループや、小さな子供連れのファミリーが大勢乗船していて、さながら夏休み中に日本の旅館やスパリゾートなどに来たような、賑やかで気軽な印象を受けました!
クルーズが、富裕層やシニアだけのものというのは誤解だと言えますね。
1-3. クルーズの代金と楽しめる年齢層のまとめ
クルーズは「富裕層やシニア向け」のものというのは誤解! 1日あたり換算で1万円台で乗船出来る価格帯のものが人気で、子連れのファミリー向け施設やイベントがあったり、幅広い年代の人が楽しめる。
2. クルーズって実はリーズナブル?
クルーズ代金ですが、実は「移動費」「宿泊費」だけでなく、いろんなものが含まれています。これはクルーズを知らない人にとってとても大事なポイントです! クルーズに乗船して宿泊しながら移動出来るだけでなく、クルーズの代金には「食費」「エンターテイメント費」も含まれていて、とってもリーズナブルなんです。
かくいう私も、最初にクルーズ旅行を知った時には、客室で寝ているだけで次の寄港地に移動出来ているということへの快適さに目覚めたのはもちろんのこと、それに加えて「食べ放題」「遊び放題」って最高すぎる!とクルーズのお得さに感動しました!
2-1. 移動費
なんと言っても移動がとっても楽だというのがクルーズ旅行の特徴です。 客室で寝ているうちに次の寄港地に移動しますので、飛行機や新幹線などで移動し宿泊を伴う旅行のように、ホテルに着いてから荷物の出し入れをするという必要はありません。
また、どんなに客船内のバーやクラブなどで飲んで遊んでフラフラになっても、お部屋に戻りさえすれば安心なので、夜中まで安心して自由時間を謳歌できるという利点もあります。 海外旅行先だと、夜中にホテルに戻るのは危険なこともあるので、こうはいきませんね。
事実クルーズでの移動は身体も心もとても楽なのです。
2-2. 宿泊費
船内の客室は通常のホテルと遜色なく、むしろホテルの部屋より広いことが多いです。ベッド、TV、シャワー、部屋によってはバスタブもあり、洗面所、トイレ、冷蔵庫、ミニバーなどが標準装備です。ベッドは通常大きめのベッドが2台入っており、ダブル仕様や2シングルのリクエストを出せることがほとんどです。
また、2世帯ファミリーや友達ファミリーで利用の際に便利な、コネクティングルームという隣り合った部屋を行き来出来る構造の部屋があったりするのも通常のホテルと変わらないか、それ以上です。
2-3. 食費
旅行を楽しむ重要なポイントはなんといっても食事ではないでしょうか。 クルーズ旅行でもそれは変わりません。船内には通常メインダイニングと呼ばれるレストランで、フルコースのディナーをいただきます。このメインダイニングでのお食事はもちろんクルーズ代金に含まれており、その日のメニューから自分で選んでオーダーします。
たとえば、頼んだデザートが気に入ったのであれば、値段を気にせずおかわりを頼みつづける!(※1) なんていうことも、クルーズなら当たり前です。
メインダイニングの他にも、ブッフェで思う存分好きなものを好きなだけ食べ続けるなんてことも出来ますし、パジャマのままで朝食を食べたい気分の時にはルームサービスを取って客室やバルコニーでゆっくりモーニングを楽しむなんていう贅沢も、ほとんどの客船ではクルーズ代金に含まれているのです。(チップは必要です)
その他、ピザショップ、カフェ、ホットドックショップなどが無料で楽しめる船もあるなど、とにかく毎日何を食べようかと悩んでしまうような贅沢な日々が待っています。 シニアになってからクルーズに乗るのでは好きなだけ食べられないし、今行かないともったいないと思いませんか?
MSアムステルダムでのダイニングの食事例
MSアムステルダムでのハンバーガー
※1 プランによって、メインのオーダーに制限がある客船もあります。
2-4. エンターテイメント費
屋外や屋内のプール、そして最新マシーンが取り揃えられたジムを無料で使用できるのはもちろんのこと、船のシアターで毎晩おこなわれるショーやコンサートも無料で楽しむことができます! 船によってはブロードウェイに行かないと見られないショーがおこなわれていたり、プロジェクションマッピングを使った次世代型の演出が楽しめたりと、盛りだくさんです。
ロッククライミングウォールやスカイダイビング体験、ゴーカートやサーフィン体験が出来る施設を備えた船もあるなど、想像を超えた娯楽を楽しむことが出来ちゃいます。
豪華なショーの様子
お子様の託児所を無料で利用することが出来る船もあるので、現役世代やお子様づれにこそ楽しんでもらいたいですね。
補足:クルーズ代金に含まれているもの
- 移動費
- 宿泊費
- 食費
- エンターテイメント代(一部有料)
- プール、ジム、スポーツ施設
- 託児所(プログラム有料の客船もあり)
補足:クルーズ代金に含まれていないもの
- チップ
- 税金(港湾税など)
- アルコール、有料ドリンク
- 有料レストラン
- スパ、サロン代金
- カジノ代金
- 船内医務室の医療費
- お土産代 など
2-5. クルーズ代金に含まれているもののまとめ
クルーズ代金は実はリーズナブルで、代金の中には「移動費」「宿泊費」「食費」「エンターテイメント費」が含まれている。
3. 初心者でも安心して乗船出来るクルーズは?
クルーズ旅行に興味が出てきても、クルーズに一度も乗ったことがないと不安ですよね? でも大丈夫です。初心者でも安心して乗船出来るクルーズをご紹介します。
3-1. 日本から乗船する日本発着クルーズがおすすめ!
まずは日本から、日本発着クルーズに乗船してみませんか? 日本からクルーズに乗る日本発着クルーズの場合、日本船(飛鳥Ⅱやにっぽん丸など) に乗船して日本の各港を巡る場合と、外国船(ダイヤモンド・プリンセスやコスタネオ・ロマンチカなど)に乗船して日本の各港プラス外国の港1つ以上に寄港するというもののどちらかになります。
3-2. 日本船と外国船はどう違うの?
日本船
日本に船籍を持つ客船で、日本人が乗船して楽しむことにフォーカスされた客船です。部屋の仕様や船内の施設、生活様式などに至るまで全てが日本人向けとなっており、船内の案内やスタッフも日本人、もしくは日本語で全ておこなわれます。 一流の和食を楽しめたり、ことばの心配も皆無ということで、シニア層を中心に乗船されています。
外国船
外国船 は外国に船籍を持つ客船で、船によって違いますが、多くは多国籍の人向けとなっていますので、船内での案内は英語が基本です。
価格や客層も様々で、クルーズ代金が1日換算で安いものでは4,000円ほどから20万円を越すものまで多種多様です。小型〜大型と客船の大きさやタイプも様々で、大型客船では船内に多数のレストラン・バー、ショップ、ウォータースライダー付きのプールやロッククライミングウォールなどが設けられ、まるで1つの町を形成しているような規模となっています。
近年は、特にこの外国船による日本発着クルーズがコストパフォーマンスが良いという認知が広がりつつあり、日本の港から出発して船内で外国気分を気軽に味わえるということで老若男女に人気を集めています。
3-3. 日本発着クルーズのまとめ
日本式のもてなしを受けたい方→ 日本船の日本発着クルーズがオススメ!
コスパを求める方→ 外国船の日本発着クルーズがオススメ!
4. まとめ
いかがでしたでしょうか? クルーズは決して富裕層向けというわけではなく、意外にリーズナブルに楽しむことが出来るということや、シニア世代だけでなく、現役世代やお子様づれの方にこそ楽しんでいただけるものだということがお分かりいただけたでしょうか?
ぜひ、初めてのクルーズに挑戦してみてくださいね!
※ 記事内に紹介されているクルーズ船や寄港地の情報については、記事執筆者の経験や情報収集に基づいた参考情報であり、実際の内容と異なる場合や、内容が変更されている場合があります。
※ 最新の情報については船会社や港湾の公式ホームページのご確認や、ご予約に利用される旅行代理店へのご確認をお願いします。