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船体デザインがコンテストで決まる!MSCエウリビアってどんな船?

船体デザインがコンテストで決まる!MSCエウリビアってどんな船?

MSCクルーズの最新客船MSCエウリビア。この度船体デザインがコンテストで決定するということがMSCクルーズから発表!今注目のエコシップでもあるMSCエウリビアはどんな客船なのでしょう?

1. MSCエウリビアってどんな船?

客船MSCエウリビア(MSC Euribia)は、現在建造中のMSCクルーズ最新客船。まだベールに包まれている部分も多い最新情報を徹底解説します。

1-1. シップデータ

MSCクルーズのメラビリア・プラス・クラス客船となる、客船MSCエウリビア。

2021年6月28日、フランス、サン・ナザールのChantiers de l’Atlantique造船所において、竣工セレモニーがおこなわれました。

全長約331m、全幅約43m、総トン数181,541トン、乗客4,828 - 6,334名、乗員1,704名となっています。

竣工セレモニーの様子

1-2. 船名の由来

客船名である「エウリビア」は、ギリシャ神話に出てくる女神の名前。 客船名の由来も、もちろんここからきています。

1-3. 竣工セレモニー

2021年6月28日、フランス、サン・ナザールのChantiers de l’Atlantique造船所において、竣工セレモニーがおこなわれました。

このセレモニーに出席した、MSCグループ会長でMSCクルーズのエグゼクティブ・チェアマンのピエール・フランセスコ・ヴァーゴ氏(Pierfrancesco Vago)は、客船MSCエウリビアについて下記のように発言しています。

「古代の神々らが海を征するために風や天気、星座を利用したように、我々MSCクルーズそしてMSCエウリビアのビジョンとしては大切な海のエコシステムをいつまでも持続可能な形で守り保護することである。MSCエウリビアは次世代の環境テクノロジーへの我々の責任、そしてゼロインパクトを目指すオペレーションへの実現についての第一歩をまさに示してくれた」

“Just as the ancient goddess harnessed the winds, weather and constellations to master the seas, our vision is for MSC Euribiato master the deployment of sustainable technologies to protect and preserver our precious marine ecosystem. This ship marks a new milestone in our journey towards net zero impact operations and is testament to our commitment to foster and develop next generation environmental technologies.”

スピーチをするピエール・フランセスコ・ヴァーゴ氏

客船名の由来がギリシャ神話の女神であるMSCエウリビアにふさわしいスピーチですね。

MSCエウリビアは同ライン2隻目となる、LNG客船。 MSCクルーズが、持続可能なクルーズ産業をなんとしても作り上げていきたい、という気概がこのスピーチから伝わってきます。

2. 客船のデザインの特徴は?

客船MSCエウリビアは、船体に施されるデザインを、コンテストで選ぶということが決まっています。 デザインコンテストの内容も含めて解説していきます。

2-1. MSC初のデザインコンテストで決定

客船MSCエウリビアは、船体に施すデザインを、MSCクルーズとしては初めてデザインコンテストで決定することとなっています。

今回のデザインコンテストでは、デザイナーやアーティストに対してデザインを募集しており、そのキーテーマは「海への愛、持続可能な海洋環境へのリスペクト」

MSCクルーズ2隻目のLNG客船として、エコシップらしく永続的な地球環境の保持を目標としたキーテーマが設けられています。

MSCエウリビア/イメージ

2-2. 客船クラスと姉妹船

メラビリアクラスをアップグレードしたデザインである、「メラビリア・プラス・クラス」として3隻目、そして同クラスの最後の客船となるMSCエウリビア(MSC Euribia)。

同じくメラビリア・プラス・クラスである姉妹船は、客船MSCグランディオーサ(MSC Grandiosa)、客船MSCビルトゥオーサ(MSC Virtuosa)となっています。

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3. 次世代型でエコを探求した客船

MSCエウリビアは次世代型で最新の船内施設を備えた客船であることはもちろん、海洋環境の永続的な保持を目指した、持続可能なエコシップです。

客船MSCエウリビアは、スティールカッティングセレモニー時のMSC会長ピエール・フランセスコ・ヴァーゴ氏(Pierfrancesco Vago)のスピーチでも取り上げた通り、同ライン2隻目のLNG客船として建造されています。

3-1. MSCクルーズの理念を体現した客船

MSCクルーズは、企業としてもこれまで地球環境保持のために継続的な取り組みをしています。

MSCクルーズが保有する、プライベートアイランドである「オーシャン・キー MSCマリーンリザーブ」(Ocean Cay MSC Marine Reserve)も、「ゲストが自然と繋がれる、持続可能なデスティネーション」という理念を持ち、環境保護を念頭に開発してきました。

例えば自生する植物の植樹や、汚染された海洋を清掃し、サンゴを移殖して新たな場所で育成して海洋保護区として環境を保護する活動をおこなうなど。

今回、客船MSCエウリビアはデザインコンテストをおこないますが、コンテスト募集要項にも、海を愛し尊敬するアーティストやデザイナーからのデザインを募集すると明示されています。

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3-2. 全3隻のLNGシップの1隻として

MSCエウリビアにおいては、自然への負荷を限りなくゼロに近づけることを考慮し、持続可能な客船を目指しています。

MSCクルーズは、LNG動力を用いた客船として建造を開始した1隻目である、客船MSCワールド・エウローパ(MSC World Europa)と合わせて全3隻のLNG客船のローンチを名言しています。

3隻目の建造については、2023年初頭に開始する予定となることを、現在発表しています。

4. まとめ

MSCクルーズとして2隻目のLNG客船となる、最新客船MSCエウリビア

竣工セレモニーでMSCクルーズエグゼクティブ・チェアマンのピエール・フランセスコ・ヴァーゴ氏も語ったように、古代の神々から続く偉大な海を守るために建造された客船であり、MSCクルーズのみならず、クルーズ産業に関わる人々にとっても、LNG客船として就航することは大きな意味があることです。

船体に施されるデザインは現在募集中で、客船の完成図は未だ想像の域を超えませんが、大切な海洋環境へのリスペクトが込められた素晴らしいデザインとなることを期待します。

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※ 記事内に紹介されているクルーズ船や寄港地の情報については、記事執筆者の経験や情報収集に基づいた参考情報であり、実際の内容と異なる場合や、内容が変更されている場合があります。
※ 最新の情報については船会社や港湾の公式ホームページのご確認や、ご予約に利用される旅行代理店へのご確認をお願いします。

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