2023年日本発着クルーズ!日本からクイーン・エリザベスに乗れるって本当?
客船「クイーン・エリザベス」は、クルーズに詳しくなくとも誰もが知るほどの名船。世界で最も有名な船と言っても過言ではない憧れの客船に、2023年の春はなんと日本から乗船できるって知ってましたか!?
1. 世界で最も有名な客船といえばクイーン・エリザベス
「クイーン・エリザベス」(Queen Elizabeth)といえば、世界で最も有名な客船と言っても過言ではないほどのクルーズ客船。 クルーズに詳しくなくとも、一度は聞いたことのある名前なのではないでしょうか。
超高級クルーズ客船というイメージのクイーン・エリザベスですが、船内で受けられるサービス、そしてクルーズ中に得られる充足感をもってすれば、むしろコスパが良いとも言える客船なのです。
そんな、客船クイーン・エリザベスが2023年に、4年ぶりとなる日本発着クルーズをおこないます。
客船の特徴や船内のサービス、日本発着クルーズの内容について、ご紹介いたします。
客船クイーン・エリザベス(Queen Elizabeth)
1-1. 英国女王エリザベス2世が命名
客船クイーン・エリザベスは、在位70年を迎えた昨年、96歳で崩御された英国女王陛下エリザベス2世によって名付けられました。
建造は、フィンカンティエリ社のモンファルコーネ造船所。2010年に就航しました。 客船の全長は294m、総トン数は90,900トンで、乗客定員数2,081名、乗組員数980名。
大きさが近いことから、客船クイーン・ヴィクトリア(Queen Victoria)とは姉妹船と呼ばれ、客船クイーン・メリー2(Queen Mary2)を含めた3隻は世界中の海でクルーズを行っています。
そして2024年には新しい客船クイーン・アン(Queen Anne)が就航予定です。
【SHIP DATA】
- 建造年:2010年
- 全長:294m
- 総トン数:90,900トン
- 乗客定員数:2,081名
- 乗組員数:980名
3階層吹き抜けの空間が圧巻のグランド・ロビー
船内の劇場であるロイヤル・コート・シアター
1-2. 憧れのダンスホール
さて、客船クイーン・エリザベスといえば一番に頭に浮かんでくるのが、あの荘厳なダンスホール!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
シャンデリアが見事、クイーンズ・ルーム
クイーン・エリザベスには、クイーンズ・ルーム(Queens Room)という、ボールルームがあります。天井に輝く豪華なシャンデリアが見事で、ダンス経験者にはファンが多い、有名なスポットです。
夜はこちらでダンス・パーティーを開催。もちろん、この憧れの場所でダンスに興じることもできちゃいます。 ダンス経験者しか楽しめない?そんなことはありません。
美しいシャンデリアが気持ちを高揚させるクイーンズ・ルーム
昼は気軽にダンス教室
アクティビティのひとつとして、プロのダンサーによるダンス教室も開かれますよ。 ダンスの経験がなくとも大丈夫です。昼のダンスホールでは気軽な服装で、そして軽い気持ちでダンスの練習に参加してみてはいかがでしょう。
夜は大人の社交場に
憧れのダンスホールであるクイーンズ・ルームの魅力を最大限に発揮するのが夜。 昼の雰囲気からガラリと変わった夜の煌びやかさは、まさに「大人の社交場」。
ダンスタイムにはオーケストラの生演奏が響き、心も体も踊り出します。
クルーズ中に何度か開催されるガラ・イブニングには、最高にオシャレをしてクイーンズ・ルームに繰り出しましょう!見て雰囲気を感じるだけでも、クイーン・エリザベスらしさを味わえますよ。
カクテルを楽しんだりするのもよいですね
1-3. おひとり参加も大歓迎!
客船クイーン・エリザベスはお一人でご乗船される方もウェルカム! 全般的にクルーズ客船は、2人部屋が基本です。(料金も2人1部屋利用の場合/1人あたり、と表記されることが多いです)
そんな、お一人参加が若干しずらい?と感じるクルーズ客船が多い中、客船クイーン・エリザベスにはなんと1人部屋が設定されているのです!
1人部屋がきちんと用意されているだけでも、お一人参加のハードルが随分と下がります。 気軽にクルーズに参加できそうですよね!
2. 超高級?特に食事のコスパよし
伝統的で荘厳さが溢れ出るような美しい客船の外観。 そして船内の家具や、親切なクルーたちが醸し出す雰囲気はまさに英国伝統を感じます。
そんなエレガントで、高級感を感じるクイーン・エリザベスですが、色々な側面から考えると実はコスパが良いのです。
特に食事面で見てみると、一目瞭然。あんなものや、こんなものまでクルーズ代金に含まれているって知っていましたか?
英国といえばフィッシュ&チップス
2-1. 雰囲気バッチリ、メインダイニング
まずは基本のダイニングです。 クイーン・エリザベスには4つのメインダイニングがあり、客室カテゴリーによって、利用できるレストランがそれぞれ設定されています。
もちろんメインダイニングでのお食事はクルーズの基本代金に含まれており、一般的なクルーズ客船同様、座席も指定されます。(クイーン・エリザベスは朝食、昼食は自由席です)
毎日サーブしてくれるウェイターも決まっているので、毎日挨拶を返して距離を縮めると、食事の時間がより 楽しくなるでしょう。
ブリタニアのメインダイニング、ブリタニア・レストラン(部屋カテゴリー別に利用レストランが設定されます)
ブリタニア・レストランで提供される食事の例
ブリタニア・レストランで提供される食事の例/メインの一皿
ブリタニア・レストランで提供される食事の例/デザートの一皿
2-2. 24時間無料でルームサービス
クイーン・エリザベスに限らず、全般的にクルーズ客船は、部屋カテゴリー毎に利用できるサービスの制限があり、例えばカジュアルクラス客船の中には、スイートクラス客室の場合にはルームサービスが無料、それ以外は有料での利用となるクルーズラインもあります。
それに比べ、クイーン・エリザベスではなんと、どの部屋カテゴリーであっても24時間ルームサービスが無料で利用できちゃいます!
そうなると、やはりトライしてみたいのはバルコニーでの朝食ではないでしょうか? 海風を、そして朝の爽やかな日を感じながら1日をスタートさせてみては?
2-3. 英国ならでは、アフタヌーンティーも無料で
英国の伝統を重んじるクイーン・エリザベス。船内では英国を感じるサービスがたくさんあります。その代表的とも言えるものはやはりこちら、「アフタヌーンティー」でしょう。
夜にはダンスパーティーがおこなわれる会場ともなるクイーンズ・ルームは、毎日午後15:30からはアフタヌーンティーの会場に。
アフタヌーンティーもクルーズ基本料金に含まれていますので、気軽にご利用いただけますね。
美味しいスコーンは英国伝統パン菓子
2-4. パブでフィッシュ&チップスを
英国の料理として有名なものといえば、パブでいただくフィッシュ&チップスではないでしょうか? なんと船内のパブであるザ・ゴールデン・ライオン(The Golden Lion)では、フィッシュ&チップスをはじめ、バーガーや日替わりのパイなどといった英国パブ料理をいただくことができます。
お食事はなんと無料でお楽しみいただけます。
フィッシュ&チップスに合わせて欲しくなるのがビール。 ビールなど、アルコールは有料ですが、なんとキュナードオリジナルのクラフトビールが3種類も用意されておりますので、トライしない手はないですね!
英国と言えば欠かせないのがフィッシュ&チップス
3. 2023年の日本発着は全4コース
2023年のクイーン・エリザベスの日本発着クルーズは全4コース! 発着港は横浜港となっています。
このうちの1コースは全航程中の、横浜〜釜山/釜山〜横浜を分割し、それぞれを1コースとしての予約も受け付けています。(発着のどちらかのみが日本、横浜港を利用となる)
2023年は4月19日の春風が気持ちよさそうな横浜発着クルーズを皮切りに、4月28日発、5月6日発はゴールデンウィークにかかる現役世代も行きやすい日程。5月15日発は広島や長崎を一度に巡る、魅力的なコースとなっています。
3-1. 2023年4月19日横浜発着10日間
- 寄港地/八代、福岡、釜山、金沢、秋田
- スタンダード内側/基本クルーズ代金:225,000円から(2名1室利用の場合、1人あたり)
秋田では満開の桜が見られる頃かも
3-2. 2023年4月28日横浜発着 9日間
- 寄港地/鹿児島、釜山、福岡、長崎
- スタンダード内側/基本クルーズ代金:240,000円から(2名1室利用の場合、1人あたり)
観光のベストシーズンに九州を巡る爽やかなコース
3-3. 2023年5月6日横浜発着10日間
- 寄港地/基隆、花蓮、宮古島、那覇
- スタンダード内側/基本クルーズ代金:225,000円から(2名1室利用の場合、1人あたり)
GWに人気の南国観光地めぐりができる夢のコース
3-4. 2023年5月15日横浜発着10日間
- 寄港地/広島、釜山、長崎、油津(宮崎) 、高知
- スタンダード内側/基本クルーズ代金:225,000円から(2名1室利用の場合、1人あたり)
広島、長崎を一度に巡ることができる注目のコース
〈注1〉クルーズ基本代金の他に、租税・手数料および港湾費用などが別に必要です。詳しくはご予約時にご確認ください。
〈注2〉他、代金表はこちらをご確認ください。
※ 記事内に紹介されているクルーズ船や寄港地の情報については、記事執筆者の経験や情報収集に基づいた参考情報であり、実際の内容と異なる場合や、内容が変更されている場合があります。
※ 最新の情報については船会社や港湾の公式ホームページのご確認や、ご予約に利用される旅行代理店へのご確認をお願いします。