ロイヤル・カリビアン日本航路、スペクトラム・オブ・ザ・シーズ人気の理由を直撃インタビュー!(前編)
〈子供無料、大人半額〉の超大型割引キャンペーンを発表!スペクトラム・オブ・ザ・シーズの日本航路クルーズの追加運航が決まりました。そこでCruisemansでは、「日本航路、スペクトラム・オブ・ザ・シーズ人気の理由を直撃」と題し、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル日本総代理店のミキ・ツーリスト、クルーズカンパニーのマーケティング課 マネージャー橋本様にインタビューをおこないました!(前編)
Cruisemans:客船スペクトラム・オブ・ザ・シーズ(Specrum of the Seas)による日本航路が今年、久々に運航されることが決定し、本当に楽しみですね!本日は、橋本様に、日本航路クルーズについてや、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルについて、さまざまお伺いさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。
ロイヤル・カリビアン・インターナショナル クルーズカンパニー マーケティング課 マネージャー橋本氏(以下橋本氏):よろしくお願いいたします。
スペクトラム・オブ・ザ・シーズ
Cruisemans:コロナで様々なクルーズ船社の客船が運航停止を余儀なくされ、今年ようやくロイヤル・カリビアン・インターナショナルのクルーズ客船スペクトラム・オブ・ザ・シーズが日本にやってくるということで本当に楽しみにしております。
また、今後、新型コロナウィルスが5類に移行されるといった発表もありました。いよいよクルーズ業界も活気付いてきそうですが、今後の動きをどのように見ていますか?
橋本氏:5類になるということを含めて、クルーズ業界として、そして弊社としても今後のクルーズ需要を大変期待しています。
パートナーズパーティーで本社サイドが語ったこと
昨年10月にシンガポールオフィスの重要ポストの人間が日本に来て、パートナーズパーティーをおこなったのですが、そこで今年日本に対し、これまでの30%以上の増額投資をおこなうという発表がありました。本社もかなり日本には期待していると思います。
ミキツーリスト提供
ミキツーリスト提供
日本国内の旅行支援策は国内の旅行企業を支援するということで必要だったと思いますが、海外旅行に関してはその支援はないため、国内旅行だけにそのような施策が寄ってしまうのが脅威だったという部分があります。
そのため、コロナが5類に変更されるのは、大きな追い風になると思っています。
Cruisemans:確かに、5類に変更されると、これまで溜まっていたアウトバウンド需要が強まっていきそうですよね。まずは、コロナ前の水準まで集客を戻すということを考えていますか?
橋本氏:そうですね。まずはコロナ前の水準にしっかりと戻す、そしてリベンジ需要もきちんと掴みたいなという風に考えています。
円安を逆手にとったPRも
円安が必ずしも、クルーズ旅行を遠ざけるとは思いたくないです。というのも、円安で海外旅行から遠ざかっている方にお伝えしたいのが、そういう時こそクルーズということ。
ロイヤル・カリビアンのクルーズなら、船に乗ってしまいさえすれば、もちろん宿泊も、そして食事も、遊びもインクルーシブ。普通に海外に旅行するときにかかってくる食事のお金や遊びのお金を気にせず、存分に楽しむことが出来るので、「今こそクルーズ!」ということを伝えたいなと思っています。
Cruisemans:確かに、クルーズは乗船してから余計なお金がかからないというのを、もっと多くの方に知っていただくと、海外旅行に行きたいと思っている方も、その候補にクルーズを入れてもらえそうですよね。次に、実際の予約状況はどんなものか?を教えてください。
橋本氏:様々な全体資料(海外旅行関連の)を見る限り、アウトバウンド全般としてはコロナ前と比較しては20-30%ほどの予約率だという発表が主流ですが、ロイヤル・カリビアンインターナショナルのウェブサイトの予約率を見ると、既に50-60%程度まで回復してきています。それは、多くの方がクルーズを待ち望んでいたという結果だと受け止めています。
Cruisemans:それは大変期待できますね。現在ご予約されている方はどのような方ですか?
橋本氏:リピーターでロイヤル・カリビアンのファンの方が予約されている一方、そうでない新規顧客も増えてるなという印象があります。
新規客獲得へのPRが身を結んできた
2019年は初めての参加者が28%、既存客が72%、 2022年は初めてが56%で既存客が44%
数字を見ても分かるように、新規客がここにきて増えている印象です。実は、ここ数年はロイヤル・カリビアンに乗船したことのない方、その中でも特に未就学児童のご家族連れというペルソナを意識して、PR活動をしてきました。
この新規顧客の獲得は、これまでのそういった家族連れの層との繋がりを意識してPRしてきた効果だと思っています。
さまざまなコラボレーションを実現
Cruisemans:どのような方法で、家族づれにPRしてきたのでしょうか?
橋本氏:コロナ前は約9%だった、0歳から6歳の子供同伴の顧客ですが、2022年には約14%にまで伸びています。これは、特にYoutubeの動画の効果が高いと感じています。
サンサンキッズの協力で、これまでにコラボレーションした動画を4本出して、それが非常に効果的だったと思います。
Cruisemans:確かに、小さなお子さま連れの場合、クルーズ旅行は楽なことがたくさんありますし、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの客船は子供ウェルカム感が半端ないですもんね!
お子さま連れの場合はどの客室を予約されることが多いんですか?
橋本氏:やはりバルコニー付き客室が人気です。ロイヤル・カリビアン・インターナショナル客船は6ヶ月からのお子さまがご参加できます。小さな子を連れた旅行だと、オムツを替える場所探し、荷物が大量になったりと大変なことも多いですが、荷物は部屋におきっぱなしのままで、乗船しているだけで目的地に着くし、オムツを変えたければすぐお部屋に行けば良いし、本当に楽ですよね。
我が子の成長も感じられた
実際に我が子を連れて、シンガポールから乗船した時のことですが、アドベンチャーオーシャンというお子さま用託児所を無料で利用できるのですが、子供が3歳くらいのときにそちらを利用して遊ばせていたら、子供はスウェーデン人のお友達を作って帰ってきたと。
まだコミニュケーションだって満足にできない子どもでも、自然な形で世界中に友達が作れちゃうんだと。感動しましたね。はじめてのプチ留学っていう風に捉えても、面白いかもしれませんね。
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Cruisemans:素晴らしいクルーズ体験ですね!小さな頃からそういった体験をしていると、今後のお子さまの人生にも何かしら影響を与えそうな素晴らしい出来事がクルーズにはやはり、ありますね。
次に、人気の航路やコースなどはコロナ前と後で変化はあったか?を教えてください。
橋本氏:現在のトレンドはシンガポールクルーズです。こちらは、コロナ前よりもシェアが拡大しています。円安ということや、燃油サーチャージ高騰の影響が大きいと予測をしています。シンガポールは航空券が比較的安価なうえ、ショートクルーズも多いので、金額を抑えながらもクルーズを楽しめるという点で人気を集めています。現在、大人半額や子供無料等のキャンペーンを行っているので、多くの方に利用していただきたい航路です。
後編につづく
※ 記事内に紹介されているクルーズ船や寄港地の情報については、記事執筆者の経験や情報収集に基づいた参考情報であり、実際の内容と異なる場合や、内容が変更されている場合があります。
※ 最新の情報については船会社や港湾の公式ホームページのご確認や、ご予約に利用される旅行代理店へのご確認をお願いします。