ロイヤル・カリビアン日本航路、スペクトラム・オブ・ザ・シーズ人気の理由を直撃インタビュー!(後編)
ロイヤル・カリビアン・インターナショナル日本総代理店のミキツーリスト クルーズカンパニー マーケティング課 マネージャーの橋本氏へのインタビュー、後編をお送りします。
Cruisemans:今年、夏と秋に人気の日本航路がおこなわれますね。予約状況はいかがですか?
橋本氏:大変人気をいただいており、実はすでに7−8月は満室に近い状態となっています。9−10月は現在販売開始されたばかりなので、今がご予約いただくチャンスです。期間限定にはなりますが、2月末までにご予約いただければ大人半額、子供無料というキャンペーンもおこなっておりますので、ぜひご予約いただければと思います。
Cruisemans:スペクトラム・オブ・ザ・シーズは初めて横浜港に来ますよね?レア度が高いイメージで、人気が高いのもうなづけます。外国の方々が多く乗船されるのでしょうか?
橋本氏:日本人も多く予約していますが、やはり外国の方に人気です。特に欧米、北米の方が多くご予約くださっており、ちょうど夏休みということもあり人気なんですね。秋もおそらく多くの外国人の方にもご予約いただくことになります。お部屋のある今のうちにご予約していただいた方がよろしいかと思います。
改めてロイヤル・カリビアン・インターナショナルとは?
Cruisemans:どんな特徴のあるクルーズ会社なのか。他社との違いや、船内の雰囲気、どのような人にオススメしたいのか?などについて語っていただきたいと思います。
ここで橋本様のご経歴などを簡単に教えてください。
橋本氏:はい。ミキツーリスト・クルーズカンパニーのマーケティングマネージャーをしております、橋本行彦と申します。自身もレジェンド・オブ・ザ・シーズのクルーをやっていた時期があり、そこから船の魅力にますますのめり込んで、今があるということです。
クルー時代の橋本氏
Cruisemans:実際に船に乗られていたのですね。そのような経験のあるプロの目線でのPRは、船のいいところをまっすぐに伝えられそうでですね。ロイヤル・カリビアン・インターナショナルはどんな特徴があるでしょうか?
橋本氏: 船がとにかく大きい!ということが最大の特徴ではないでしょうか?歴代の世界最大の客船はここ何年もロイヤル・カリビアン・インターナショナルが保有しています。船が大きいと、どういいのか?ということですが、やはりスケールメリットがありますよね。金額もリーズナブルに出来るし、施設も充実してくる。たとえばレストランも多種多様だったり、他の船会社には出来ないことができます。
ある船には本物の樹木が2万本も植樹されているなんてことも。
2万本の樹木が植樹されている「セントラル・パーク」/イメージ
Cruisemans:2万本ですか?すごい規模ですね!船内の雰囲気も気になります。他社とはどう違うでしょうか?
橋本氏:ドレスコードがきっちりと決められている他社の客船とは違い、フォーマルナイトはほぼないと思っていただいて結構です。
Cruisemans:ドレスコードがないんですか?以前はありましたよね?
橋本氏: 現在は「Dress Your Best Day」(ドレス・ユアベストデイ)という名前になっていて、オシャレしたい人は自由に着飾ってくださいねというものになっています。
外国船で日本発着をおこなったパイオニア
Cruisemans: 船内は肩肘張らずに、気軽に楽しめそうですね。いよいよ、日本航路について教えていただきます。これまでの日本航路の歴史と、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルのこだわりを教えてください。
橋本氏:ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは、外国客船による日本発着クルーズをおこなったパイオニアです。10年以上も前からレジェンド・オブ・ザ・シーズという客船で、初めての日本発着クルーズをおこなったという歴史を持ちます。その後、段々と日本発着クルーズが広まっていき、ダイヤモンドプリンセスなどに繋がっていっていますよね。
自分もそのレジェンド・オブ・ザ・シーズに乗っていたわけですが、これまでは外国船クルーズに乗船されたことのなかった年齢層が上の方も、船内では弾けて楽しんでる姿を見るのが本当に好きでした。クルーズっていいなあって思いました。
Cruisemans: まさにレジェンドですね。なるほど、そんな歴史をたどって今があるというわけですが、そもそも日本クルーズなどの航路ってどのように決まっているんですか?
橋本氏:「自主運行」「チャーター」と、まずは2つに分けられて、自主運行だとインターナショナル向けの販売なので、航路については我々はアドバイスをする立場になります。最終的に決めるのは本社の人間になるわけです。
チャータークルーズだと頭と終わりが決まっていて。そこを運行主催が各所に交渉して航路を決めていくという感じです。
Cruisemans: なるほど。日本航路は外国人にもとても人気な航路だと聞きますが、外国の方はどんな印象を持ってるんですか?
橋本氏:やはりすごく人気で、単純に日本という国が国際的に見ても文化の面であったり、観光地であったりと人気があり。行ってよかったという口コミで広がる部分も大いにあると思います。
実際、私がクルーをしていた時も、メインダイニングの何十人もの部下をまとめる一番偉い人が、日本に寄港した際に訪れたマクドナルドのアルバイトの店員さんでさえ、笑顔もサービスも素晴らしくってこんなにすごい国はないってすっごく褒めてくれました。
スペクトラム・オブ・ザ・シーズのイチオシの過ごし方
Cruisemans: なんだかこっちまで納得出来るお話でした。次に、今年日本に配船されている、スペクトラム・オブ・ザ・シーズについて教えてください。
橋本氏:スペクトラム・オブ・ザ・シーズが横浜に来るのは初めてということで、たくさんの方に楽しみにしていただいていて本当に嬉しいです。この船は本当に大きくて、見るだけでワクワクします。 アクティビティも豊富で、船上でスカイダイビング、サーフィン、バンパーカーが出来たりと、船とは信じられないほどの規模感がポイントです。
Cruisemans: 船内ではどのように過ごすのがおすすめですか?
橋本氏:お子さまはアドベンチャーオーシャンという無料児童館のような場所をぜひご利用いただいて、色々な経験をしてもらいたいです。
年齢層限らず全般的に、ショーは素晴らしく、どなたでも楽しんでいただける内容なのでぜひ楽しみにしていただきたいですね。
メインシアターで行われる「ザ・エフェクターズ」というショーはスーパーヒーローが悪者をやっつけるというシンプルなテーマながら、斬新でハイテクな舞台演出があり、老若男女楽しんでいただけます。また「シルクロード」というショーはプロジェクションマッピングやロボットアームのついたスクリーンによるパフォーマンスなど、最新のデジタル技術を詰め込んだ圧巻のショーで、おススメですよ。
年齢層が上の方にもぜひご利用いただきたいのが「ノーススター」です。これは面白い。自分が鳥になった感じを味わえます。
他にも、アイフライ、バンパーカー色々あるので、普段できないことに挑戦してみてほしいです。
ディスコイベントも本当におすすめ。夜ディスコイベントが開かれるんですけれども、若い子の隣でおじいちゃんおばあちゃんがノリノリで音楽に乗って踊っているなんて光景日本にありますか?船上って究極のバリアフリーだと思いますよ。
ノーススター/イメージ
ショー/イメージ
ウォールクライミング/イメージ
Cruisemans: なるほど、聞いてるだけでワクワクしてしまいますね。橋本様だけが知ってるとっておきの船内エリアはありますか?
橋本氏:船の一番前方部分にある「ソラリウム」という大人専用プールが大好きです。後ろにも「Two 70」というショーをやるスペース付きの無料のカフェがあって、フルーツとかオシャレな軽食を出してるところがあるんですが、そこから海を見ながら時間を過ごすのが最高ですよ。特に、Two 70は船の後方で、海に航行した後が泡のように残るのですが、それを見るのがなんともたまりませんね。
あとは、バルコニー客室に泊まった時に、必ずやっていることをひとつ。部屋のすべての電気を消して、バルコニーに出て星を見ること。最初は見えないんですけど、段々と慣れてくると星が綺麗に見られて。これは本当に最高なので、ぜひバルコニー客室をご利用の方にはおすすめですね。
ソラリウム/イメージ
最後に
Cruisemans: 最後に、ファンの皆様やクルーズに興味を持っている方に伝えたいことがあれば教えてください。
橋本氏:そもそもの「旅行とは?」となりますが、旅行に対して人が求めるものは様々だと思います。その中で、旅行に大事だなと私自身が思うのが「人との交流」そして「出会いが」だと思っています。クルーズはそのどちらもがあって、クルーズは単なる移動手段ではなく、デスティネーションになり得るというのが僕の考えです。
いつか、思い出した時に、あのクルーズでこんな経験をしたな、こんな人に出会えたなと大切な思い出になるものがクルーズにはあります。
ぜひ、大切な人と、良い時間をクルーズで過ごしていただきたいなというのが私の思いです。
Cruisemans: 本日はありがとうございました。
※ 記事内に紹介されているクルーズ船や寄港地の情報については、記事執筆者の経験や情報収集に基づいた参考情報であり、実際の内容と異なる場合や、内容が変更されている場合があります。
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