カーニバル・コーポレーション、全世界の船隊に600基の生ごみ用バイオディジェスターの設置を完了
- カーニバル・コーポレーション、全世界の船隊に約600台の生ごみ用バイオディジェスターを設置
- バイオディジェスターの技術は、自然の好気性消化プロセスで生ごみを分解するものです。
- この設置は、2030年までに食品廃棄物の単位排出量を50%削減することを含む、同社の2030年持続可能性目標をサポートします。
世界最大のクルーズ会社であるカーニバル・コーポレーションは、同社の船隊全体で約600台の生ごみバイオディジェスターの設置が完了したことを発表しました。これは、環境コンプライアンスへの全体的なコミットメントの一環として、継続的な生ごみ管理と削減の取り組みを支援するためのものです。この革新的な技術は、自然の好気性消化プロセスを利用し、有益な微生物の混合物によって生ごみを効率的に分解します。人間が食べられるものなら何でも処理できるバイオディジェスターは、船内の主要な場所に戦略的に配置され、船内作業の改善と生ごみ処理の効率化を実現します。
これらの設置は、カーニバル・コーポレーションの2030年持続可能性目標の一環として、2022年までに単位食品廃棄物の30%削減、2030年までに単位食品廃棄物の50%削減を達成することを約束する、積極的な食品廃棄物管理目標をサポートします。同社はすでに2021年末時点で、1人当たりの食品廃棄物量を20%以上削減し、当初の目標であった10%削減の2倍を達成しました。
また、今回のバイオディジェスターの導入は、2030年までに先進的な排水処理システムの導入率を75%以上に高めることや、不要な使い捨てプラスチックを減らす努力を継続することなど、同社の長期的なコミットメントに向けた取り組みでもあります。同社は、気候変動対策、循環型経済、持続可能な観光、健康と福祉、多様性、公平性と包摂、生物多様性と保全など、全体として6つの重要なサステナビリティ重点分野を掲げています。