カーニバル・コーポレーション、60隻に排ガス浄化装置を導入、2020年までに85隻を目指す
- カーニバル・コーポレーション、自社ブランド60隻に排気ガス浄化装置(EGCS)を導入
- 2020年までに85隻の船舶に同システムを開発・導入するために4億ドルを投資
- このシステムは、国際的な規制に対応し、排気ガスを削減し、大気環境を改善することを目的としています。
- EGCSを導入したクルーズ船は、エンジンの排気ガスに含まれる硫黄化合物や粒子状物質を削減することができます。
世界最大のレジャー旅行会社であるカーニバル・コーポレーションは、4億ドルの投資により、同社ブランドの60隻に排ガス浄化装置(EGCS)を設置し、認証を取得したことを発表しました。同社は、2020年までに85隻以上の船舶に同システムを開発・配備することを目標としています。EGCSは、燃料油に含まれる硫黄分を0.1%に抑えるという国際的な規制に対応し、船舶からの排気ガスの排出量を削減する技術です。このシステムは、低硫黄燃料のコストを下げるだけでなく、二酸化炭素排出量の削減や大気環境の改善など、カーニバル・コーポレーションのサステナビリティ目標に貢献するものです。 カーニバル・コーポレーションは、陸上で実績のある排ガス浄化技術を、クルーズ船の限られたスペースに適した海上システムに応用し、船内環境技術を大きく発展させました。