2018年1月18日10年程前に旅行で知り合った旅友達夫妻と香港経由で真夏のシドニーに向かった。それぞれ大阪と東京に住んでいるので毎回現地のホテルで合流することにしているが、今回は香港の空港で合流できた。
シドニーとオークランドではホテルで2泊して乗船と下船の街を観光する計画でのクルーズの旅である。美港と世界遺産のオペラハウスで知られているシドニーは高層ビルと港が見事に調和した美しい街で、ダウンタウンは徒歩で観光地巡りができる。
翌日は終日航海。23日最初の寄港地ジーロングではオプションでメルボルンのダウンタウンを観光。街の中心部は碁盤目になっているので非常にわかり易く、石造りの建物や高層ビルが連なりショツピングやグルメが楽しめる。またカフェが非常に多く細い道に入ると軒を連ねテーブルの空席を見つけるのが大変だった。英国の文化を感じさせる街である。
24日の寄港地バーニーは海に面した小さな街で小高い丘の緑と海の青とのコントラストが美しい。また小さいオシャレな店もあり1週間ほど滞在したい気持ちになる。
再度2日間の終日航海となったが、クルーズの旅は美食と運動不足で体重のコントロールが難しい。毎朝6時スポーツジムに行き約1時間汗を流すのを日課にしてその後の美味しい朝食も楽しみであった。またのんびりと読書や船内見学、各種イベントも豊富で退屈しない。
27日ニュージランド最初の寄港地の首都ウェリントン。港からシャトルバスでダウンタウンの中心に向かう。先ず100年以上の歴史をもつウェリントンのシンボル、赤い車体のケーブルカーで頂上まで行き展望台からの市街地や港の眺望は忘れられない。ウェリントンのコーヒーは美味しいと聞いていたので調べておいた店に向かった。庶民的なカフェでマスターは陽気で薦めてくれたコーヒーを注文。旨い!友人への土産にコーヒー豆も注文。若者が集まる地区らしいが、陽気で活気に溢れており海沿いの道も良く整備されている。国会議事堂は新しいが蜂の巣のようなデザインで面白い建物である。
28日はネイピアに寄港。海沿いの街は1931年の地震で再建され当時流行していたアールデコ様式を多くの建物に取り入れた街並みを歩くとホッとする。観光案内所の前から1928年製の古いオープンカーに乗り、60歳程の美人おばさんが運転しながら1時間リゾート地を案内してくれた。カラフルな別荘と青い海が実に美しくまた訪れたい街である。
29日はタウランガの観光。8時に入港したが早めの朝食をとりマオリ文化と商業都市であるが風光明媚なリゾート地でもある街の中心部を散策。お土産の店が結構多くあり、路上でおばさん達6人のバンド演奏が観光客を楽しませている。海岸沿いを歩くとサーフィンやヨットを楽しむ人達が見え、美味しい空気、青い空と海は旅行者への最高の贈り物だと思った。
30日は北島北部のベイオブアイランドに寄港。クルーズの観光客が殆どだと思われるが小さな町もにぎやかになる。土産やお寿司の店などもある観光の町だが、マリンスポーツ好きには恵まれた環境が整っている。私達はマイクロバスで1時間の郊外観光に行ったが、やはり最後に小高い山から見下ろした海の風景は最高で海上のノルウェージャン・ジュエルも一層美しかった。
31日は愈々下船。美味しい食事、毎日のショウタイムを始め私達に楽しいクルーズの旅を提供してくれたスタッフ全員に感謝しながらオークランドで下船して、この旅の最後の観光を楽しんだ。