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外国客船のキャプテンになるのはどれくらい難しいですか?日本人で外国客船のキャプテンをしている人はいますか?

1 回答
回答日時: 2019/01/17

長い間回答が書かれていないので記載しますが、私の知る限り、日本人で外国の大型客船の船長になった方は一人もいない筈です。

理由はいろいろでしょうが、日本国内でも船長になるには多くの関門があります。

まず、外国航路の船長への道の第一歩である外航船の航海士になるためには、基本的に全国に5校しかない商船高専か、東京海洋大学海洋工学部や神戸大学海事科学部あるいは水産大学校、東海大学海洋学部の航海コースを卒業しなければなりません。

が、卒業時点で取得できる資格は外国航路の船長にはなれない3級海技士(航海)です。

なお、各県にある海洋科学系高校や旧・海員学校系の海上技術学校、海上技術短大の航海コースを卒業してから実務を経験して海技大学校に進んだり、一部の海運会社が実施している自社航海士養成コースを経れば3級海技士を取得できますので外航船の航海士になれる可能性がありますがかなり狭き門でしょう。

その上で、外航船を有する海運会社に入社して(現在、日本で外航クルーズ客船を有するのは日本郵船、商船三井、日本クルーズ客船の3社)、3等航海士になり、2級海技士試験に合格して2等航海士、1級海技士試験に合格して1等航海士を経て船長の椅子が回って来ることになる筈です。

その間、優秀な人でも15~20年はかかる筈で、日本郵船や商船三井のような大手海運会社に入っても海運不況に遭遇したり運に恵まれないと1等航海士のまま定年退職となるかもしれません。

そのくらい一般商船でも難しい船長の椅子なのに、クルーズ客船となると高度な社交力や語学力に接客部門や演劇部門等をまとめられるだけのマネージメント能力がさらに求められる筈です。

そう考えると、日系資本以外の会社の外国客船の船長になるのは、日本の商船系学校を卒業してからアメリカやヨーロッパの海洋技術系の学校に入り直して語学力や社交力を磨き、無事に卒業して現地のクルーズ客船会社に就職してキャリアを重ねない限りほぼ不可能ではないでしょうか。

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この質問について

 質問日:2018-09-22
 質問者: 匿名

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