非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう
客船内で急性胃腸炎が蔓延したことは私も経験があります。多くの場合ウイルスの種類や原因は特定されない(又は公表されてない?)ことが多いですが、日本で聞く場合はノロと言われることが多いようですね。2013.04のフォーレンダムで胃腸炎感染が拡大した船側から発信されていた対処法を挙げます。a.よく手洗いうがいをし、公共エリアではアルコール消毒を常にする(この時は携帯用のアルコールジェルを全員に配布されました) b.トイレは公共の場所ではなく、自室のものを使う。c.体調不良を感じた場合、自ら医務室には行かずにスタッフをキャビンに呼ぶ。d.感染が確認された場合は、絶飲食でキャンビンからは出ない。 というものでした。このクルーズは初めて船に乗られた日本の方々が多かったせいか、英語で発信され続けていた注意喚起が正しく伝わっておらず、感染者が自室謹慎されることなく出歩いていたり、飲食をしてしまったりしていたため、新しく感染者が増えたり一度回復した人も再発したりと大変でした。客船は航海に出てしまうと閉ざされたエリアになってしまうので、先に挙げたcとdの「他人へうつさないようにするという配慮」が船内生活ではとても大事だと思います。病気に限らずですが。
2017年11月のリージェントセブンシーズ・マリナーで行った西カリブ海クルーズの前のクルーズで、flu(感染症)が発生してCode Redという状態になったという書き込みを、Cruisecritics(アメリカの口コミサイト)で読み、私もとても心配になって、いろいろ調べました(このときはノロウイルスではなかったようで、幸い、私たちが乗船したときには、Code Redは解除されていました)。
Regentでは、感染症が規定人数以上発生して、Code Redという状態になると、レストランでは、ブッフェ料理も全てスタッフが取り分けるようになり、複数が触れることになる塩コショウは片づけられ、テーブルクロスも布ではなく紙、メニューも毎回廃棄できるようにコピー用紙一枚に。また、客が触りそうな、あらゆるところを常に消毒、拭き掃除してまわり、感染拡大防止に努力するようです。スタッフの負担も相当大きいでしょうが、客側もバカンス気分が半減しそうです。
原因は、スタッフ、客、食材など可能性は色々考えられると思います。
客側の対策としては、Cruisecriticsの書き込みに、白い手袋をたくさん持参し、ブッフェのトングを持ったりしたら毎回取り換える、というのがありました。私はちょっと真似できなさそうですが…。
CDCというアメリカの公衆衛生局のサイトには、クルーズ船の衛生対策など、様々な情報が乗っていて、とても興味深いです。
https://www.cdc.gov/nceh/vsp/public/public.htm
ご参考ください。