非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう
単純な勝敗の問題ではないですが、プリンセスが日本発着で他の船社を抑えて頭を一つ抜き出したのは、船社とGSAの日本マーケットに対する展望の差ではないでしょうか。日本のクルーズマーケットに手探りでレジェンドオブザシーズで挑戦したRCIや日本発着というよりは中国発着の一環としてコスタクラシカを博多に回したコスタクルーズは配船後時をたたずに東日本大震災で一時撤退をすることになるなどの時勢の利がなかったこともあります。しかし、前二者がどちらかというと、「外国船で日本から外国に遊びに行く」という航路(というかコスタは中国人が日本に遊びに来る、その帰り道を邦人客が利用するというものでしたが)という航路だったのに対し、ダイヤモンドプリンセスもサンプリンセスも「外国船で日本を主に回る」という航路を選んだのがよかったのかもしれませんね。カポタージュで遊びに行ける外国の港のチョイスは釜山やチェジュ、コルサコフ、ちょっと頑張って走らせて上海やウラジオまでくらいと選択肢が限られてしまうためすぐ飽きがきてしまいがちです。それに対してプリンセスは色々な日本の港湾を開拓したり、瀬戸内海を大型船で乗り入れたり邦船では近寄らない北方領土の近くを走らせたり、にっぽん丸では発売と同時に売り切れる熊野花火のコースを取り入れるなど、一度のった乗客に来年は別のコースに行きたいなと思わせるコースバラエティを揃えて、とどめに船上予約割引で顧客の囲い込みを完成させました。また、当時アラスカやオセアニアの一線で活躍していたダイヤを日本客仕様に大胆に改装したプリンセスクルーズに対し、中堅クラスのレジェンドから当時アリュール、オアシスに脚光を持っていかれたボイジャーに配置換えしたRCIも、クラシカからビクトリアと言った古参の船しか投入しなかったコスタも、プリンセスほど日本マーケットへの執着は高くなかったのかもしれませんね。たた、プリンセスは先に日本に乗り入れてきた二社の動向や失敗を見てきたことでしょうから、悪い言い方ですが踏み台にしたとも言えると思います。私見長文失礼しました。
前の方のような立派なお答えはできませんが 日本人のクルーズに乗る層のし好に、プリンセスはあっているように思います。 めちゃめちゃ、羽目を外したり、大掛かりなエンターテインメントを 求めたりは しない。ちょっと高めの年齢のリタイア世代が 最初に クルーズに目を向けたとおもえば プリンセスのサービスが 、船旅の良さを 伝えるのにぴったりだったのではないでしょうか。 日本人は 特に現役中は 長い休みも取れない若い方が 多いし、なじみのないクルーズに家族で 出かける習慣もまだ、ありません。 まして マスコミが 豪華高級を前面に出していたので 選択肢にならなかったはずと思います。 やっと、コスタなどの短くて ちょっとリーズナブルなものも増えてきましたので 若いファミリーもクルーズに関心を持つかもしれません。 ロイヤルカリビアンは 日本人のし好をマーケティングするのに失敗したと私は 思っています。 プリンセスは 丁寧にし好を 拾い上げてできうることを努力しての今があるのでは ないでしょうか。