非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう
完全に個人的な趣味に基づく感想ですが、しばしお付き合いを。
古い船ですが、私がクルーズ船に対する憧れが始まったのかこのロイヤルバイキング三姉妹(Star, Sky, Sea)です。
製造は、1971年から73年。大型クルーズ船が名実ともに豪華客船と言われていた時代の船です。80年台前半に横浜で見た時の印象が強く記憶に残っています。今でこそ、10万トン超えの船が当たり前となり、20万トン超えの船も出来る中で、2万トンの彼女たちは今では小型になりましたが、当時若かった私にとっては憧れの大型豪華客船でした。
今もStarとSkyの2隻はFred Olsenで、SeaはPhoenix Reisenで現役として活躍しており、一度は乗ってみたいと思っています。
Fred Olsen Black WatchはRoyal Viking Star
Fred Olsen BoudiccaはRoyal Viking Sky
Phoenix Reisen AlbatrosはRoyal Viking Sea
船側から船首にかけての切れ上がったSheerライン、喫水ラインの船首側水切り点から船首先端までの伸びたFlareラインの美しさと、ハルと居住区のバランス。船尾もTramsom構造ではなく、丸みを帯びたダブルエンド。船体中央より少し後半に位置してすっと伸びたFunnel。有名なQE2もスマートな船体でしたが、船首の長さが長すぎて、個人的には惜しいという感じです。その点でも、バランス的にはこの三姉妹が最高に美しい船だと思います。
今まで乗船したクルーズ船の中では小型のクルーズ船がかっこうも良く気に入っています。 今はウインドスタークルーズ に売却されてしまいましたが、シーボンクルーズのシーボーン・スピリット(シーボーン・レジェンド、シーボーン・プライドと同型船3隻が売却)が10,000トンクラスの小型船ですがとても素敵なクルーズ船でした。
それと同じ10,000トンクラスでポナンクルーズのロストラルも気に入っている小型クルーズ船ですね。 大型クルーズ船が入港出来ない港も小型船のよさを活かして寄港出来るところも気に入っています。 シーボーン・スピリット
ロストラル
皆さん、それぞれでしょうね...
古い船、新しい船、思いで深い船、etc...
私はこの船です。
ロイヤル・プリンセス(現Phoenix Reisen "Artania")
写真はプリンセスからP&Oに移る直前に最後のクルーズで寄港した長崎でのショット。私のお気に入りです。
ご存知の方も多いと思いますが、三菱がクリスタルハーモニーを造る時に参考にした船でもあり、現フレッドオルセンのバルモラル(旧Royal Cruise LineのCrown Odyssey)と基本設計思想を同じくする船でもあります。
プリセンダム(いわずと知れた旧Royal Viking Sun)とともに、現代に続くクルーズ船の基礎になった船だと思ってます。
格好良さと言う表現では、ラディソン・ダイヤモンドでしょうか。私が乗船したのは売船されAsia Starと改名された直後の香港ワンナイトクルーズでした。正面からの写真が撮れず、後方からの写真だけですが双胴船であることが判ります。
後方から見ると、ガンダムに出てくるホワイト・ベースのようにも見えます。前方からの姿もどこか宇宙船のようなデザインです。
現在は更に転売されSaipan Starとなっています。
QE2も挙げたいですね。流れるようはフォルムは、かっこいいと言うより美しいと言う表現になります。
でも、格好良さと言う点では、彼女はこう見えてもフォークランド紛争の際に従軍経験があります。
P&Oクルーズのブリタニアです! 私がバルセロナをMSCシーサイドで寄港した際に見かけたのですがバルコニーのブルーのガラスがとてもきれいでかっこよく見えました、二本のマストも珍しいデザインです。 2015年にサウサンプトンでブエリザベス女王が命名したこの客船は14万トンと同社最大の船でアールデコでまとめられた美しい内装の客船だそうです!
外見のカッコ良さなんて個人の趣味と時代の流れで大きく変わる、なんてことを書くと「空気を読まない偏屈ジジイ!」といわれそうですが、実際にはその通りでしょう。
個人的には、飛鳥Ⅱやクイーン・エリザベス号、姉妹船のクイーン・ヴィクトリア号のスタイルが好きで実際に乗ってもいますが、最近の10万トン超級のクルーズ船の中から見た目でいうとセレブリティ・ソルティス級が一番カッコ良いと思います。
ブリッジを比較的目立たないようにした船首部のデザインも良いと思いますが、最大の特徴は前方に斜めになっている船尾部とプレジャーボートみたいに突き出た船尾です。
実用的には、下の部屋は上の部屋から見下ろされる可能性が高いし、突き出た船尾が高速時の船尾波とスクリュー音をどれだけ抑えているのか疑問ですが、12万2,000トンの船体をコンパクトに見せていると思います。
また、プロムナードデッキの機能を削って見た目を重視したように見えるテンダーボートの収納もきれいで、実際に乗ってみていろいろ検証したいと思う船です。
かっこいいとは少々違うかもしれませんがTui Cruises のMein Schiffが素敵だと思っています。(まだ乗船したことはありません) 港で見かけたときに青い船体に水色で書かれた字の色合いが個人的に好きで一目惚れしました。 また、写真ではわかりにくいですが客室はガラスが多く室内が明るく見えてとても快適そうでした。 とても評判が良い船なのでいつかは乗船してみたいです。
レディアンスオブザシーズとそっくりですが、一回り小さいビジョンクラスのスッキリしたフォルムが気に入ってます。
ロイヤルカリビアンを離れてしまったスプレンダー&レジェンド。
サントリーニ島でのスプレンダーオブザシーズ
ジュデッカ運河でのレジェンドオブザシーズ
そして今なお現役のビジョン&ラプソディ。
カターニア港に停泊するビジョンオブザシーズ
カタコロン港に停泊するラプソディオブザシーズ
いずれも白い船体に緑色に輝くガラスが映え、ロイヤルカリビアンを象徴する色合いで私にとって最も美しい船です。
船は女性なので美しいという観点で申し上げると、私の主観ですが、キュナードライン、ホーランドアメリカが大型船では美しいと思います。 そしてスタイリッシュで可憐さを感じるポナンも良いですね。
私が乗船した中で一番かっこいいと思ったクルーズ客船はキュナード社の運行する「クイーンメリー2」です。 往時のオーシャンライナーを彷彿とさせるそのスマートなスタイルは近年の大型クルーズ客船にはない外観的特徴をもっており、総トン数15万総トン、全長345mの巨大船にもかかわらず、船体幅は41mと本船のスペックからもそのスリムな船型が分かります。 デザイン面でも煙突部や全体はクイーンエリザベス2、ブリッジ部分は初代クイーンメリー、船首部はノルマンディーとかつての名船のデザインを受け継いでいるのが分かります。 因みに煙突はもう少し高い方が船としてのバランスは良いと思いますが、これはニューヨーク港入り口にかかるべラザノナローズ橋の桁下を通過するためです。
# 何と言ってもSea Dream!
「かっこういい!美しい!」と想う感性は人それぞれなので何とも言えませんが、私はSea Dreamがこれまでで一番ですね。
とても1984年(今から35年前)に造船したとは思えません。丁度車も最新のデザインの様々なNEW MODELが発表される様、クルーズも昨今は同様。しかし車のヴィンテージカーの様、新しい車(クルーズ船)が出れば出るほどに味が出てくる・・そんな印象です。事実2021年にはSea Dream3がデビューしますが、これはこれで良いのですが、更に価値は 35年前のSea Dream1&2は上がるのでは。
外観もスタイリングもさることながら、船内のスタイリングも最高に気に入っています。確かにバルコニーもなく、最新施設は船内にはありませんが、船内 キャビン、デッキ、レストランどこもかしこも今となってコスト面で恐らく割が合わず、大理石、チーク材、ブロンドウッド・・惜しげもなく一級品をふんだんに使われています。
乗客116名 乗組員90名 4,260トン 今のクルーズ潮流と真逆。とにかくちちゃい!このちちゃいからできる事・・ 港なき港へ入港・・地中海なんかは「海に向って街が開いている」ので 沖止めが何とも絵になるんです。また大きなクルーズ船では入っていく言ができないちょっとした入り江、ヨットハーバーに正面玄関から堂々と・・。コレ体験してしまうと、大きなクルーズ船で普通の港へ入港する事がちょっと嫌になってしまうかもしれませんね。
きっと「港なき港」へ入港し、良くSea Dream1&2ランデブー入港するので、これが港から見た沖止めのSea Dreamを更にかっこよく印象づけるのだと思います。
船体の大型化が進む昨今ですが、やはり私にとっては、初恋のひとともいうべき、シーボーン・レジェンド(現在はスター・レジェンド)でしょうか。1万トンと小型で、純白のスタイリッシュな船体です。2011年の初乗船から、ウィンドスター・クルーズに移籍されるまで5年連続で毎年1回乗船しました。
250m船体延長というなんとも破壊的(?!)な改造計画により、2度と、憧れの元ロイヤル・バイキング・クイーンの、颯爽とした美しい姿を目にすることができなくなるかと思うと、淋しいような悲しいような切ない気持ちになります。
世界の船を差し置いて、私のイチオシは【にっぽん丸】です☆ 無理に容積を稼いで客室を稼がない重心の低いバランス。 赤い象徴的な煙突と、紺碧のハル(船体)。 貴婦人でありながら凛とした潔い【フネらしさ】が、 女性の爽やかさと強さと柔らかさを体現しているかの様です☆ 【母】という言葉がしっくりくる、 見ていてそんな優しい懐かしい気持ちになれる、 それが【にっぽん丸】なのかなー、と思います☆ ※写真は広島で釣りをしてる時に再会したにっぽん丸です☆
PonantのLe Ponantです。 2016年に乗船しました。32室64名乗船可能な船です。1週間の船旅で乗客も船員とも仲良くなれる感じの人数です。 当時は1人40万位でしたが、改装後は、16室32名の規模になった為、120万位になってしまいましたが、また乗りたいです。
何故って、帆船って聞いただけで、格好いいと思います、私だけですかね!?
第一、帆船は海へのロマンを呼び起こします。 自然と共に人間は生きているという、波の音、風のにおい、海や空の色、自然の光、太陽・月・星々など、忘れていた本来の記憶を呼び起こします。
私はクルーズ初級者で帆船クルーズ船名までよくわかりませんが、頻繁に耳にする「ウインドスター」「スタークリッパーズ」の帆船に乗船したいですね。 一度、乗船の選択肢に挙げたこともあるのですが、船酔いし易い家内から即座に「小型船は却下!」。
でも、いつかきっと・・・。
自分が載った船では1、クイーンヴィクトリア号 2、ホーランドアメリザイデルダム号 3、2004年初めてのクルーズ船で今はなくなってしまったロイヤルカリビアンのソブリンオブザシーズ号。
外見のかっこよさだけを言うなら、帆船。乗ったものはスターフライヤーです。ワクワクしました。
乗船したもので言えば 馴染みの深いダイヤモンドプリンセスが 艦橋が シュモクザメの様で好きなのですが かっこいいといえば ホーランドアメリカのミドルサイズなどが 船らしく素敵な気がします。 船体の濃紺のカラーもお気に入りです。 SFチックなかっこよさは 探検船かなとも思いますが、まだ未体験。来年の南極のワールドエクスプローラーが楽しみです。 どの船もそれぞれ特徴とおもむきはあるとおもいますが、 あまり大きいと上下のバランスが良くないので、やはり中、小型の船が きれいと私は思います。
ユニワールドのSSマリアテレサ です。(すみません、版権のない写真をもってないので…)
船体前方半分のダイニングとラウンジ部分に広がる真っ黒な大型窓(内部からはピラーで分かれている)と新幹線のような流線型にみえるフロントマスク、全体的に未来的なフォルムは単純にかっこいいなと思いました。
あと、外観の話ではないですけど、そんな未来的な見た目と最新鋭の装備を搭載しているにも関わらず、汽船であることを艦船接頭辞でアピールしているところもちょっと好きです。
大型客船では全て面でサービスをこなす事が困難になる傾向が見られます。その背景には競争の激化があり、判っていても、経費面でカバーが難しくなっているのではないでしょうか。無理な押し込みが事態を益々悪化させています。
そこで話題になり始めているのがスモールシップです。スモールにするなら思い切って、1万トンクラスのポナンかも知れません。 ルラベル―ズ号が来年の秋、日本にやって来るそうです。